楕円と円 By I.SATO

人生も自転車も下りが最高!
気の向くままに日常と趣味の自転車旅を綴ります。

体幹に「臥梁」

2023年03月16日 | 円 -bicycle-

冬にする自転車旅のトレーニングを今年は少しだけ強化している。

きっかけは「臥梁」(がりょう)という昔の職場の建築専門家から教えられた言葉をふと思い出したから。

 

建物の強度を上げるために、壁の頂部を鉄筋コンクリートで固めたりするものが「臥梁」で、今はもう無くなったブロックやコンクリートのサイロには中間部分にリングのようにはめ込まれた。

年齢とともに体力は落ちる一方なので自転車を室内ローラーを使って漕ぐことで補ってきたけれど、70才台半ばにさしかかって、体幹に「臥梁」を回すようなことをするのは年齢的に今が限度かもしれない。

 

メニューとしては、毎日の室内ローラーにプラスして、下肢、腹背筋、胸筋・上腕に軽い負荷を掛ける筋トレを週1~2回、45分程度やるくらいで〝やわ〟であるが、学生時代以来のことで気分はいい。

車で5分のところに小さな体育館があり、ランニングローラーとともに器具が1セットあるが、何度か行っていつも一人なのは勿体ないことだ。

 

先日はランニングローラーで歩きながら90才になった三浦雄一郎氏のラジオインタビュー録音を聴いていて、益々、臥梁のことを思った。

昨年、脊髄から出血する100万人に一人の病気になって手術。

8ヶ月入院し、車椅子から杖をついて歩けるようになり、最近は息子の豪太さんに補助されてスキーに乗れるまでになったという。

助けられながら藻岩山にも登り始めて、秋には富士山登山を目指している。

 

人は「夢」を持つとそれが「希望」に変わり、実現するために「準備」を始めるというのが冒険スキーヤーで登山家の経験的人生訓だった。

 

図鑑より。

 

昨日の帰りに、体育館の前の松の木からギャーギャーという聞き慣れぬ鳥の声。

小さなカラスくらいの大きさで白黒のツートンカラーの「カササギ」だった。以前に別の処で見かけてBlogにアップしたら教えてくれた人がいて図鑑で調べたことがあった。

 

中国には『鵲喜(じゃっき)』(良いことが起こる前兆)という語があり、カササギの鳴き声は吉事の前兆とされているとのこと。

自転車旅を少しでも長く続けられるといいなぁ。