だいぶ前のことになる。東北を自転車旅していた時に、手甲脚絆で全国の城廻りをしている若者とユースで同室になった。朝、何と食パンに味噌をつけて食べていた。
塩分の取り過ぎだし、栄養が偏って身体に良くないのではと言うと、「汗をかくし、タンパク質が摂れるし、一度買えば暫く持つし、何といっても安上がり。」と答えが返ってきた。
実行はしいないままだったが、7月の道東自転車旅で朝食をいつものコンビニおにぎりから「食パン」に変えてみた。
挟むのはトマト、ハム、マヨネーズ。コンビニにサンドイッチは豊富だが、自転車旅の手製もなかなかいけるではないか。
パンは嵩張るが軽いし、当然のことながらやがて無くなる。安いし、野菜の残りでもあれば栄養も完璧だ。それに簡単だ。残っていれば非常食にもなる。
朝の出発時にテントの中で素早く出来てしまうのもいい。知床キャンプ場の朝、インスタントの味噌汁で特性サンドイッチを食べ、コーヒーを湧かしながらあの時の若者を思い出していた。
外は快晴。さぁ3度目の知床峠越えだ。
《19.7.22 4:30 知床国設キャンプ場》