物質・材料研究機構は物質の「第一原子層」と呼ぶ最表面において、スピン(小さな磁石)と元素の組成、原子の位置のすべてを複合的に分析することに世界で初めて成功した。
レーザーを使わずに高性能な偏極イオンビームを発生する手法を開発し、小型装置で手軽に測定できるようにした。次世代の磁気エレクトロニクス(スピントロニクス)素子の開発につながる。21日発行予定の米物理学会誌フィジカル・レビュー・レターズに発表する。
ヘリウムイオンを使った新型のスピン偏極イオンビームは、最表面のスピンとだけ相互作用する。これを利用し、表面第一原子層の「スピン」と、元素組成や原子位置に関する「構造」を複合的に分析する手法を開発した。従来、最先端の分析技術を使ってもスピンの分析は困難であり、それがスピントロニクス開発における課題だった。
このイオンビームを使って、ヘリウムイオンとさまざまな原子を衝突させる実験を行った。
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