理化学研究所はマウスの細胞などを使い、アルツハイマー病などの神経変性疾患の原因となる異常なたんぱく質を生体内で分解する仕組みを解明した。
異常なたんぱく質の分解に関わるp62というたんぱく質に着目。p62にリン酸分子が結合し活性化すると、生体内でバラバラにある異常なたんぱく質が大きな塊になる。その後大きなゴミを掃除するシステムが働き、異常なたんぱく質を分解することがわかった。成果は米科学誌モレキュラー・セル電子版に21日掲載される。
自分の意思に逆らって踊るような症状などが出る「ハンチントン病」のモデルとなるマウス由来の神経系細胞を作った。p62にリン酸をつけるよう促す酵素を同細胞で発現させると、ハンチントン病の原因となる異常なたんぱく質の塊が減ることがわかった。
貫名信行チームリーダーは「p62をターゲットにすれば神経変性疾患の治療につながるのでは」と話している。
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