ま、いいか

日々の徒然を思いつくままに。

「生きるための選択」

2016-07-03 17:06:35 | 

 

「生きるための選択」  パグ・ヨンミ    

     辰巳出版        2015.11.20

 

少女は13歳のとき、

脱北することを決意して川を渡った

 

著者は1993年生まれ。

ソ連が崩壊して冷戦状態が終焉、

北朝鮮への支援が途絶えてから生まれた。

 

死体が放置される道を通学し、

野草や昆虫を食べて空腹を満たし、

"親愛なる指導者"は心が読めて、悪いことを

考えるだけで罰せられると信じて生きてきた。

 

13歳、鴨緑江を渡って脱北した中国では、

人身売買業者によって囚われの身になり、

逃れてきた場所以上に野蛮で無秩序な世界を

生き抜かなければならなかったーー

 

15歳、韓国に入国。

2012年、ソウルの東国大学に入学。

在学中に自らの体験について英語でスピーチしたことをきっかけに人権啓発活動を開始し、

現在はソウルを拠点に活躍中。

 

韓国に渡った彼女は懸命に学ぶ。

 

   自分のなかに育つ言葉がなければ、本当の意味で成長したり学んだりすることはできない。そのことがわかってきて、自分の脳が文字通り生き返るのを感じた。

 

とーー。

 

ユーチューブを観てみた。

この本を機に、昨秋、来日したらしい。

 

キレイな人だ。

韓国のゴルフ選手や女優さんの

"キレイ"と 同じようなキレイさ。

 

どんなに酷い生活であっても、

国の指導者を疑おうとは及びもつかない。

教育の恐ろしさを、改めて思う。

「ワイルドスワン」を思い出した。

 

 

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