麻生太郎の発言

あの日からほぼ１週間経った。
アッという間に、忘れ去られた感があるが、
あの発言は、これまでの失言以上に大問題と思う。

言い方をみる限り、ナチスを良しとしているとしか思えない。

失言語録ができるほどだけれど…
今回の発言に対するマスコミ各社の扱い方が、発言以上に気になった。

最初に感じたのが、ＮＨＫだった。
問題が表面化した日の日中のラジオで二度聴いたのだが…
一度目と二度目のニュアンスが、ずいぶん違ってて、
二度目では、言葉足らずで済まそうとしている感じだった。
しかも、注意深く観た夜９時からのテレビニュースでは、
一言も触れなかった！

新聞各紙を見比べた。
大きく取り上げていたのは朝日新聞だけで、そこそこだったのが毎日新聞。
読売新聞と地元紙は、コラム的に、目立たなく書いているだけだった。

麻生さんであれ、誰であれ、ナチスに共感してるとは思いたくないが、
どう言い繕っても、撤回しても、
あの発言は、ナチスのやり方を是としているとしか思えない。

公の立場にある人が、公の場で口にする言葉だ。
日本の国益を考えるのが第一だろう。

政治家としての資質が欠落していると考えざるをえない。

でも…雲散霧消か！
この国は、どうなるのだろう。