スギヒラタケ

朽ちた杉の伐根などに生えるスギヒラタケ。
若い頃は彼と一緒に採りに行ったこともあるし、
かつては美味しく頂いていた。

しかし、
平成16年，このきのこが関係すると思われる急性脳症事例が発生し，
患者は日本海側を中心とした9県で59人にのぼり，うち19人が亡くなった。
腎臓に障害のある人に悪影響があったのだ。
その後、シアン化合物（青酸）が検出されたようだ。

というわけで、店頭から姿を消した。

とはいえ、青酸も他のキノコに含まれるのと同程度、ごく微量という。
それまで何ともなく食べていたから、殆どの人には問題がないはずだ。

発表前から、自分で採りに行くこともなくなっていたし、
キノコ採りに行く人に無理なお願いもできないので、
随分長いこと食べてなかった。

一昨日の散策中に見つけた♪
自己責任で食べる分には問題なかろうと、林に入った。

数食分を収穫♪
帰宅後に丁寧にゴミを取り除き、一晩塩水に浸けておいた。

彼の分を取り分けて、
早速翌朝、お味噌汁にして久しぶりの味を堪能した。
彼も、赴任地に戻った昨夜、食べたと言う。

今のところ、二人ともピンピンしている(笑)

キノコは、毒キノコとの見分けが難しいが、
この杉ヒラタケは、間違いようがない。
来年も機会があれば、どこかで採って
秋の味覚を味わいたいものだ。