もつらさん、コメントありがとうございます
何かの参考になればブログをやっている甲斐があります
本当は、衛星部分を中心にもっと細かく作るつもりだったのですが、このような細部大幅省略に、締め切り前日の緊迫感がブログから伝わったでしょうか
では、ここで製作の補足説明を
人型を作る
人間型は、以前挑戦して失敗してたし、無謀ではないかなと思っていたのです
最初はいきなり針金で完成形状を作ろうとしていたのですが、1時間ぐらいやって無理と判断、それでこの方法にしました、フィギュアの製作では良く行われている方法でこれを張りぼてに応用しました
各部のポーズ付けをしてつなげてから、接合部分の形状を見直しをするべきでした、写真では良くわかりませんが、肩とかおしりとか形状が変です
紙張り
貼りではなく張り
張りぼてをきれいに作るためには、この工程は最も重要と考えています
針金に糊は付かないので、はけ塗りできるギリギリの濃さで木工用ボンドを水で薄めたものを針金に塗り、針金に木工用ボンドの皮膜を作ってこれにのり付けします
紙を張るときには、ふすま張り、と障子張り方式がありますが
ふすま張り 紙の全面に糊ぬり
障子張り 桟に糊ぬり
今回はふすま方式にしました
紙を針金の枠に押し当てて、跡をつけますこの跡をガイドにして紙を大きめに切る
そして、糊を裏面全面に塗って張る部分に置く、その後、縁を軽く引っ張ってたるみをなくす、この時点で少したるみがあっても、乾くと紙が縮んで張ってきます
昔は新聞紙を使っていたのですが強度がないから、何枚も張り重ねていました、今回使った張りぼても髪は一度張りでも十分強度があって良かった、足りないときもらえるなんて知りませんでした
新聞紙造形
はやぶさたんでは、髪と手首に採用しています
新聞紙造形は22年ほど前、張りぼてを作っていたとき、後輩がこの手法で作っていたので、取り入れました、それまでは、どんな細かい部分も針金で芯を入れていたのです、芯が作れないものは省略していました、新聞紙を丸めて作るようになってから、細かい部分も良く作れるようになりました
他にもアルミ箔なども芯材として使用できるかもしれない
来年の展望
細部に不満が残るものの、以前の失敗の補完ができ、題材、造形ともに好評なようで話題になってますし、今回の製作は成功といえます
来年は、わしらのブログを見て一般参加の製作者が増えると予想できます、そのような中で、ワンランク上のものを目指して来年も参加したいと思います、そのときはまた製作状況をブログにアップします
造形的にはかなりレベルが高くなってますが、一番大事なのは、題材です、来年は何が流行り、話題になるのでしょうか今から楽しみです
何か造形関係でお困りですにゃん、ということがありましたら、コメント欄に質問ご記入下さい、できる範囲でお答えします
それでは、また
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