何故、産業様式を問わない?

人間社会はある意味で経済・産業社会と言い換えてもいい。
 行き詰まりを日本政府は(脱官僚政治主導)を、自民党はは本来?の保守政治を、他から(何でも反対)と揶揄され、自らは是々非々野党を唱える共産党は、大企業やアメリカ中心の政治からの離脱を説く。他の政治集団も(経済・産業社会)のあり方では大して違いはない。
 (経済・産業社会)が行き詰まっている時、なぜ、誰も【産業様式】のあり方を問わないのだろう?
 所得や資本の分配や振り向け方【出】を問うばかりで、肝心の産業そのもの【入】あり方を問う所がない。
 今世界が本当に行き詰まっているのは(出)ではなく(入)なのではないか?
 話が【入】になると、ほとんど機械的に従来の景気対策や経済成長をどうするかになり、【入】のあり方、持続・発展可能な産業の在り方を問う人たちがいない。
(社会的には個のような存在で点在はしている。)
 社会認識がそこまで育っていないと言うことだろうが、本当は緊急に求められてる事だろう。
 安全安心社会やセフティネットも基本はそこに在り、新しい価値観、文化文明はそこに根ざすのではないだろうか。
 勿論、憲法論議や安全保障の問題も求められる生産様式の上に成り立つ話であり制度や仕組みの改編は勿論、国家体制の如何を問わず求められる現実・現状認識から直接導かれる中味。

専門家と言われる人たちやマスメデディアの依って立つ基盤も本来はそこにあると考えている。

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自民党再生論議で現状と先を見る

日本の歴史的?政権交代で自民党の再生・再建論議が盛んでマスメディアもそれを追い細かく報道している。
 今日も日本テレビ(読売)が自民党総裁候補3人を中心に特別番組を組んで再生の方向を探っていた。
 新政権が(期待しながらも)時間の問題で行き詰まるとdoziは見ているので、自民党の再生論議には期待しているが、今日見たところでは目先を変える程度で、本気で模索しているとは思えなかった。それはある意味で仕方ないとは思うが、番組を作る或いは自民党の再生を促そうとする局側のスタッフや助言役の学識経験者(今日は竹中平蔵氏)の頭に再生のビジョンの無いことが、今日の行き詰まりの実態を実感させられた。
 (新しい価値)までは出て来るがその先が全く無く、候補者同様、目先を変える堂々巡りをやっている。
 (新しい価値)は新しい【場】からしか生まれないのに、候補者も助言者も頭に描いてる場はこれまでと少しも変わっていない。
 日本や世界の行き詰まりを端的に見ている感じだった。
 今後大きな不景気か危機で何度か痛い思いをしないと
 【場】の認識の間違いに気が付かないだろうとの仮説を改めて確信した。
 地球温暖化や疫病は勿論、経済活動をはじめ全ての人間活動が、地球や自然を
 ベース(土台)にしている事の認識をいい加減にしては済まない所まで既に来ていることを、今日の混乱や行き詰まりが、連日【皆に】見せてくれているのに‥。
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