朝晩がホントに寒いです。空気の乾燥がひどくて治りかけていた喉がまたちょっと痛い。
空気が澄んでいるせいか、朝の通勤の途中で自転車に乗りながら見る富士山は山肌がくっきりしていてキレイです。夕方にも、シルエットだけになった稜線がなかなかオツです。
日常仕事をしているときなんかは何も考えていなくて、一日中なにも考えていない。それでもたまにキレイな景色に出会うと「これを見せてみたいな、シジマに」とふと思う。「いや、シジマよりも関井に見せたい」
どうでもいいか、そんなこと。
夜になって一人で飲んでいると、昼間では頭に浮かばなかったようなことが、ふとよぎる。なにをみてもなんでも結びつけて考えようとしてしまうんだよな~。病気じゃあないよ。
日付が変わろうとする頃に「誰もがもう あきらめて 苦くほほえむ~けれ~ど♪」と電話が鳴った。
こんな時間に俺様に電話してきていいのは女のコかシジマくらいだぞ、とどうでもいいことを考えながら出てみると、以前バイトしていたテレビ局のADからでした。
歯を磨いている途中で、口中泡だらけだったので「あとでかけなおす」と言って一旦切る。
もう何年も連絡とっていなかったのに、なんの用だろ?まぁ、かけなおしてやらんこともない。
「なんかあった?」
「いや、用はないんですけどどうしてるかな~って」
このADさん、今でもADなのかどうかは知らないけど、僕が大学卒業できずにバイトばかりしている頃に制作会社からやってきて、同じ現場でADをやることになった。
バイトのくせして偉そうだった僕はくわえタバコで「おうおう、新人が来たか。この俺がたっぷりと教えてやらぁ」と挨拶。向こうが年下ってこともあるし、優男みたいなカンジだったし。
ところがねー、彼なかなかエロイし、趣味が飲むことっていうナイスガイだったんですよ。
毎日顔をあわせていれば、最初は探り探りでもお互いなんとなく似たようなものを感じるっつーか。
「年末に東京行くんで、どこか面白いところあれば教えてもらえませんか?」
「俺もあんまし東京には出ないからな~。いつ来るのさ?日程合えば飲みましょうか?」
「行くのは31日なんで、良かったら札幌で飲みましょうよ」
「いいね」
「じゃあ俺、ひと集めておきますよ。誰呼ぶ?」
「(タメぐちかよ)そうだな…、みんな予定あって忙しいだろうけど、何人か会いたいな」
このADさん、年下だけどさ~。バイトよりは偉いじゃん。でも僕のほうが長いしで、お互いが敬語の言葉遣い微妙なんだよね。
向こうは完全に敬語だし、こっちもなんかタメぐち使いづらいし。
「敬語を使うのが面倒」ってタイプな僕ではないんだけど。
放文の後輩とも付き合い長いけど、意外とジューシーやダーキシも僕にタメぐちきいてきたことないよな。まぁ、タメぐち出た日には飲ませるけどね。あべくんもないな。シジマは…敬語使ってるけど、目線が上。つーか、神。
もちろん、よね3やUMEさん、Romiyさんにはいつも敬語なつもりだけど、こればかりは自分評価だから、たまに変な口きいちゃってるかもです。
そんなカンジで近況を話す。誰がどこの局に行っただの、誰は戻ってきてまた一緒に仕事しているだの。
札幌でバイトしていたのは、もう七年も前になるしその頃のひとの顔はなんとなく頭に出てきても名前は思い出せない…なんてことはなくて、これがけっこう覚えていたりする。
大学5年生になって、今以上にテキトーに生きていたとき。
地方のテレビ局で、自主制作の番組を夕方の時間帯にやりましょう的な流れが全国的にあった。もうあまり学校にも行ってなかったし、「良かったらその番組でカメアシやってみない?」という誘いもあったので気軽に引き受けた。
バイト代は安かったけど、キライじゃあない仕事だったし、土日でも働くことがあまり苦じゃあなかった当時。
夜になったら部室に行って、そこから飲みに行ってたけど。
案の定、また留年することになったけど。単位もなんとかなるべ~ってくらいのかるい考えでバイトの量を増やす。
北海道生まれのくせして「寒いのヤダ!」って言うようになったのはこの頃から。毎日毎日寒い現場に出ていると、本気で冬がイヤになる。厚手の靴下とももひき履いて、もっこもこになってました。
卒業して春が終わり、夏になり、秋が来て、冬はボケボケしたまま25歳にもなってから、ひとよりもだい~ぶ遅れて「このままじゃあイケナイよな~」ってことを考え始めた。そして冬を越え、春が過ぎ、夏は毎週海ばかり行ってたな。銭函とか積丹あたり。
上のほうで「今のままバイトで雇うことはできない。かといって社員にすることもできない」って話になり、僕もここらが潮時かな~と思った。
思いがけず盛大な送別会を開いていただき「僕はたいした仕事してなかったけど、周りのみんないいひとだったな~」と思った憶えがあります。
さっくり辞めた、むしろ辞めざるをえなかった当時なんだろうけど、けっこう記憶もうろ覚え。
たぶん、わからんけどさー、今後どうしようかけっこう悩んだんだろうね、優柔不断な僕のことだから。あまり憶えていないことが幸か不幸かはおいといてよ~。
今となっては歯を食いしばるほどに辛かったことや悔しかったことよりも、なんでもないノホホンとしたことばかり憶えているな。
一時期、この業界で生きていこうかな?なんて考えたときもあった。能力なかったけど。
ダメだったし、これ以上ゆったり悩む時間ないし~って僕は諦めたんだよな、結局。(時間なんて腐るほどあったくせに。今でもあるんだろうけど)
誰かがいってました。自分から諦めたものは二度とは返ってこない。でもやむを得ず手放したものは、その気持ちさえ持ち続ければいつかはまた巡ってくると。
諦めたんだよな、あのとき。
すごく仲のいいひとっているじゃあないですか。生きていると誰にでも一人か二人は。
ちょっとくらいかっこ悪い姿みせても「まぁ、このひとにならいいかな」ってひと。(なんでも話せるひとってのとはまた違う。なんでも心の奥底を見せられるかどうかってのは、気が許せるのとはまたちょっと違うと思う)
そりゃあ、自分も周りにいるのはそんなひとばかりだよってわけにはいかないけど。
気にしてくれる誰かがいるのはいいもんだ。
友人を作るのはうまくない。むしろ人付き合いが苦手だと感じている、自分は。初対面の人間とかにはとりあえず警戒するしね。まず自分から話かけないし。だってほら、勇気を出して「初めまして!」なんて僕あたり第一声から噛みそうじゃん。
ひとに信用されて、ひとの心の頼りにされるには「自分を包み隠さずさらけだすこと」なんて、よく一般的にいうし、そこらの本にも書いてあったりする。
そんな包み隠さずなんてハシタナイ…と恥じらいの気持ちがあるので、なるべく自分の感情はオモテに出さないようにしているつもり。
でもさー、同じ気持ちで同じように過ごしていたりすると、知らず知らずに伝わって「このひと、なんか気の置けないカンジだな~」ってのがあったりする。
「このひともこう思ってるだろうし、僕もそう思う」というレベルで。深層心理までガッチリ把握ってことはないし、気持ちが通じるってことでもないけど、見ていると「このひとも今の仕事好きじゃあないんだろうな~きっと」くらいとかで。
つつみ隠しているつもりで、僕なんかはたぶん言葉の端々に気持ちが出ちゃっているのかな。いいことなのか?わるいことなのか?
「こいつは自分にウソのつけないやつだ」といい意味で受け入れられるか、「こいつは人の気持ちの機微がわからないどうしょうもないやつだ」って突き放されるかのどっちかだろう。
話が変になってきたね。
今急に思い出したのがさ~。去年チーム一緒だったひとが。
僕もやたらと「やってられっか!こんな仕事!」ってやつだから文句ばっかり言ってたんだけど(勤務時間にはこっそり言って、飲み会で酔ったイキオイでいう卑怯者。そのくせ飲み会に上司がいても言ってしまう。で、最近はこっそりも言わずに堂々と文句。最悪ですねw)、もう来月で別のチームに移動になるひとが、なかなかうまくいってなかったようで「俺、もうダメです」的なことを言ってたわけですよ。
ひとの悩み相談できるほどに人間のできていない僕は「うんうん、気にしないで」とテキトー(?)な相槌打ってたんだけど、「でもドッピオさんがいてくれたからなんとかやってこれました」とか言ってきた日には、嬉しかったですよ。
別に、頼りになる僕でしたって話じゃあなくて。僕もさんざん仕事の愚痴を言っていたけど「そう考えているのは俺だけじゃあないって思えて」って…ふむー、なんだか、自分褒めているみたいな文章になってきたので、話戻すわ。
バイト時代に、年下にも多くのバイト仲間がいて。
ADさんが話す「あいつも今じゃあ偉くなって…それとやつも今ではパパになって…とりあえずみんなに声かけておきますから、予定空けておいてくださいね。待ってますから」なんて言葉を聞いていると、僕は恵まれているのかもしれないってことを、ひとにいわれるまでもなく考える。(慎まねばならん)
何年も連絡とっていなくても、ときにふと誰かのことを思い出したりしない?「どうしているのかな?元気かな?」って。なんでもない日常を過ごしているときほどそう。冬になれば「あのバイトの頃、めちゃんこ寒いなかで風がビュンビュンで、雪が顔に張り付いてくるような現場でこんな話してたな~…」なんて。
考えていることも思う気持ちも、一人一人が違っているのは当然じゃん。でも、同じ景色を見て、同じものを食べて、ビールを飲んでいたある日のどこかをみんな考えて、心のどこかに留めて、生きていく力にしている。
例えば「ジューシーもダーキシもあべくんもシジマも!オマエら全員いますぐイッキしろ!」って怒鳴ってても、あとあとになって「あのとき一緒に飲めて良かったな~」て思うはず。それは先輩だからどうだってことではないはず。(後輩にとってはいい迷惑だろうけど)
普段からそんなこと考えてひとに会っているわけじゃあないけど、誰もがみんなそういうもんじゃあないの?
シンプルに、あなたがいるから自分がいるってように。
互いに想うことも考えることも違う。歩み寄れるって思うのは間違いなんだ。でも、もっとシンプルな感情。希望も悩みも、今ここにあるのだけど。
あなたが誰かをふと思い出すとき、その誰かもあなたのことをふと思い出していますよ。
きっと。たぶん。
空気が澄んでいるせいか、朝の通勤の途中で自転車に乗りながら見る富士山は山肌がくっきりしていてキレイです。夕方にも、シルエットだけになった稜線がなかなかオツです。
日常仕事をしているときなんかは何も考えていなくて、一日中なにも考えていない。それでもたまにキレイな景色に出会うと「これを見せてみたいな、シジマに」とふと思う。「いや、シジマよりも関井に見せたい」
どうでもいいか、そんなこと。
夜になって一人で飲んでいると、昼間では頭に浮かばなかったようなことが、ふとよぎる。なにをみてもなんでも結びつけて考えようとしてしまうんだよな~。病気じゃあないよ。
日付が変わろうとする頃に「誰もがもう あきらめて 苦くほほえむ~けれ~ど♪」と電話が鳴った。
こんな時間に俺様に電話してきていいのは女のコかシジマくらいだぞ、とどうでもいいことを考えながら出てみると、以前バイトしていたテレビ局のADからでした。
歯を磨いている途中で、口中泡だらけだったので「あとでかけなおす」と言って一旦切る。
もう何年も連絡とっていなかったのに、なんの用だろ?まぁ、かけなおしてやらんこともない。
「なんかあった?」
「いや、用はないんですけどどうしてるかな~って」
このADさん、今でもADなのかどうかは知らないけど、僕が大学卒業できずにバイトばかりしている頃に制作会社からやってきて、同じ現場でADをやることになった。
バイトのくせして偉そうだった僕はくわえタバコで「おうおう、新人が来たか。この俺がたっぷりと教えてやらぁ」と挨拶。向こうが年下ってこともあるし、優男みたいなカンジだったし。
ところがねー、彼なかなかエロイし、趣味が飲むことっていうナイスガイだったんですよ。
毎日顔をあわせていれば、最初は探り探りでもお互いなんとなく似たようなものを感じるっつーか。
「年末に東京行くんで、どこか面白いところあれば教えてもらえませんか?」
「俺もあんまし東京には出ないからな~。いつ来るのさ?日程合えば飲みましょうか?」
「行くのは31日なんで、良かったら札幌で飲みましょうよ」
「いいね」
「じゃあ俺、ひと集めておきますよ。誰呼ぶ?」
「(タメぐちかよ)そうだな…、みんな予定あって忙しいだろうけど、何人か会いたいな」
このADさん、年下だけどさ~。バイトよりは偉いじゃん。でも僕のほうが長いしで、お互いが敬語の言葉遣い微妙なんだよね。
向こうは完全に敬語だし、こっちもなんかタメぐち使いづらいし。
「敬語を使うのが面倒」ってタイプな僕ではないんだけど。
放文の後輩とも付き合い長いけど、意外とジューシーやダーキシも僕にタメぐちきいてきたことないよな。まぁ、タメぐち出た日には飲ませるけどね。あべくんもないな。シジマは…敬語使ってるけど、目線が上。つーか、神。
もちろん、よね3やUMEさん、Romiyさんにはいつも敬語なつもりだけど、こればかりは自分評価だから、たまに変な口きいちゃってるかもです。
そんなカンジで近況を話す。誰がどこの局に行っただの、誰は戻ってきてまた一緒に仕事しているだの。
札幌でバイトしていたのは、もう七年も前になるしその頃のひとの顔はなんとなく頭に出てきても名前は思い出せない…なんてことはなくて、これがけっこう覚えていたりする。
大学5年生になって、今以上にテキトーに生きていたとき。
地方のテレビ局で、自主制作の番組を夕方の時間帯にやりましょう的な流れが全国的にあった。もうあまり学校にも行ってなかったし、「良かったらその番組でカメアシやってみない?」という誘いもあったので気軽に引き受けた。
バイト代は安かったけど、キライじゃあない仕事だったし、土日でも働くことがあまり苦じゃあなかった当時。
夜になったら部室に行って、そこから飲みに行ってたけど。
案の定、また留年することになったけど。単位もなんとかなるべ~ってくらいのかるい考えでバイトの量を増やす。
北海道生まれのくせして「寒いのヤダ!」って言うようになったのはこの頃から。毎日毎日寒い現場に出ていると、本気で冬がイヤになる。厚手の靴下とももひき履いて、もっこもこになってました。
卒業して春が終わり、夏になり、秋が来て、冬はボケボケしたまま25歳にもなってから、ひとよりもだい~ぶ遅れて「このままじゃあイケナイよな~」ってことを考え始めた。そして冬を越え、春が過ぎ、夏は毎週海ばかり行ってたな。銭函とか積丹あたり。
上のほうで「今のままバイトで雇うことはできない。かといって社員にすることもできない」って話になり、僕もここらが潮時かな~と思った。
思いがけず盛大な送別会を開いていただき「僕はたいした仕事してなかったけど、周りのみんないいひとだったな~」と思った憶えがあります。
さっくり辞めた、むしろ辞めざるをえなかった当時なんだろうけど、けっこう記憶もうろ覚え。
たぶん、わからんけどさー、今後どうしようかけっこう悩んだんだろうね、優柔不断な僕のことだから。あまり憶えていないことが幸か不幸かはおいといてよ~。
今となっては歯を食いしばるほどに辛かったことや悔しかったことよりも、なんでもないノホホンとしたことばかり憶えているな。
一時期、この業界で生きていこうかな?なんて考えたときもあった。能力なかったけど。
ダメだったし、これ以上ゆったり悩む時間ないし~って僕は諦めたんだよな、結局。(時間なんて腐るほどあったくせに。今でもあるんだろうけど)
誰かがいってました。自分から諦めたものは二度とは返ってこない。でもやむを得ず手放したものは、その気持ちさえ持ち続ければいつかはまた巡ってくると。
諦めたんだよな、あのとき。
すごく仲のいいひとっているじゃあないですか。生きていると誰にでも一人か二人は。
ちょっとくらいかっこ悪い姿みせても「まぁ、このひとにならいいかな」ってひと。(なんでも話せるひとってのとはまた違う。なんでも心の奥底を見せられるかどうかってのは、気が許せるのとはまたちょっと違うと思う)
そりゃあ、自分も周りにいるのはそんなひとばかりだよってわけにはいかないけど。
気にしてくれる誰かがいるのはいいもんだ。
友人を作るのはうまくない。むしろ人付き合いが苦手だと感じている、自分は。初対面の人間とかにはとりあえず警戒するしね。まず自分から話かけないし。だってほら、勇気を出して「初めまして!」なんて僕あたり第一声から噛みそうじゃん。
ひとに信用されて、ひとの心の頼りにされるには「自分を包み隠さずさらけだすこと」なんて、よく一般的にいうし、そこらの本にも書いてあったりする。
そんな包み隠さずなんてハシタナイ…と恥じらいの気持ちがあるので、なるべく自分の感情はオモテに出さないようにしているつもり。
でもさー、同じ気持ちで同じように過ごしていたりすると、知らず知らずに伝わって「このひと、なんか気の置けないカンジだな~」ってのがあったりする。
「このひともこう思ってるだろうし、僕もそう思う」というレベルで。深層心理までガッチリ把握ってことはないし、気持ちが通じるってことでもないけど、見ていると「このひとも今の仕事好きじゃあないんだろうな~きっと」くらいとかで。
つつみ隠しているつもりで、僕なんかはたぶん言葉の端々に気持ちが出ちゃっているのかな。いいことなのか?わるいことなのか?
「こいつは自分にウソのつけないやつだ」といい意味で受け入れられるか、「こいつは人の気持ちの機微がわからないどうしょうもないやつだ」って突き放されるかのどっちかだろう。
話が変になってきたね。
今急に思い出したのがさ~。去年チーム一緒だったひとが。
僕もやたらと「やってられっか!こんな仕事!」ってやつだから文句ばっかり言ってたんだけど(勤務時間にはこっそり言って、飲み会で酔ったイキオイでいう卑怯者。そのくせ飲み会に上司がいても言ってしまう。で、最近はこっそりも言わずに堂々と文句。最悪ですねw)、もう来月で別のチームに移動になるひとが、なかなかうまくいってなかったようで「俺、もうダメです」的なことを言ってたわけですよ。
ひとの悩み相談できるほどに人間のできていない僕は「うんうん、気にしないで」とテキトー(?)な相槌打ってたんだけど、「でもドッピオさんがいてくれたからなんとかやってこれました」とか言ってきた日には、嬉しかったですよ。
別に、頼りになる僕でしたって話じゃあなくて。僕もさんざん仕事の愚痴を言っていたけど「そう考えているのは俺だけじゃあないって思えて」って…ふむー、なんだか、自分褒めているみたいな文章になってきたので、話戻すわ。
バイト時代に、年下にも多くのバイト仲間がいて。
ADさんが話す「あいつも今じゃあ偉くなって…それとやつも今ではパパになって…とりあえずみんなに声かけておきますから、予定空けておいてくださいね。待ってますから」なんて言葉を聞いていると、僕は恵まれているのかもしれないってことを、ひとにいわれるまでもなく考える。(慎まねばならん)
何年も連絡とっていなくても、ときにふと誰かのことを思い出したりしない?「どうしているのかな?元気かな?」って。なんでもない日常を過ごしているときほどそう。冬になれば「あのバイトの頃、めちゃんこ寒いなかで風がビュンビュンで、雪が顔に張り付いてくるような現場でこんな話してたな~…」なんて。
考えていることも思う気持ちも、一人一人が違っているのは当然じゃん。でも、同じ景色を見て、同じものを食べて、ビールを飲んでいたある日のどこかをみんな考えて、心のどこかに留めて、生きていく力にしている。
例えば「ジューシーもダーキシもあべくんもシジマも!オマエら全員いますぐイッキしろ!」って怒鳴ってても、あとあとになって「あのとき一緒に飲めて良かったな~」て思うはず。それは先輩だからどうだってことではないはず。(後輩にとってはいい迷惑だろうけど)
普段からそんなこと考えてひとに会っているわけじゃあないけど、誰もがみんなそういうもんじゃあないの?
シンプルに、あなたがいるから自分がいるってように。
互いに想うことも考えることも違う。歩み寄れるって思うのは間違いなんだ。でも、もっとシンプルな感情。希望も悩みも、今ここにあるのだけど。
あなたが誰かをふと思い出すとき、その誰かもあなたのことをふと思い出していますよ。
きっと。たぶん。