艦長日誌 補足(仮) 

タイトルは仮。そのときに思ったことを飲みながら書いたブログです。

まるくなる

2008年11月06日 23時32分20秒 | 個人日誌
 目覚まし代わりに携帯のアラームで毎朝目が覚めます。
 10分おきにピーピーうるさいので、10分ごとにアラームを止めて、また10分経ったら止めて…という行動を三回くらい繰り返して、ようやく起きます。

 音量もけっこう大きくしているのですが、慣れてしまったので、明日から最大音量にセットしました。
 たぶん「なにごとッ!」って驚いて起きることになる。
 ホント、朝弱いです。じゃあいつ強いのさ?と問われれば、これはなかなか難しい質問ですね。後輩しかいない飲み会では強いです。強がるというか。ダメじゃん。

 今の仕事は木曜から月曜まで五日間勤務の、週二日お休みで、その休日に出勤はほとんどしません。
 営業なので、お客さまの都合でどうしても出勤しなければならないってときも二、三ヶ月に一度か二度ありますが、基本的には休みがあるのは恵まれた職場だと思っている。

 木曜は9時出社、金曜は9時半、土曜日曜祝日は9時20分、月曜日は週によって9時もしくは9時15分。
 会社で決められた出社時間なのですが、あまりにコロコロと変わるために、朝起きたときに「今日は何時出社だろう?」とよく混乱します。
 当然、早めに出社したときには勤務規定で、帰社も早い時間になるのですが、まぁ、そんなことはどこの会社も同じように建前で、早くから出てるから早く終わるなんてことはない。

 このブログのなかで仕事の話を書くときには「こんな仕事やってられるか!」「いつだって辞めてやる!」と威勢のいい僕ですが、会社でもそんなことを威勢よく言っています。
 ところが、僕がそんなネガティブなことを言っても「またまたw」とか「そうは言いながらこのチームの中で(この仕事)一番長いくせにw」と、なんだか冗談のように受け止められてしまい、「ですよね~」なんて笑っている空気もキライじゃあない。

 よく「若いときの苦労は買ってでもしろ」っていうじゃあないですか。これ全然わからない。
 若いうちにいろんな経験しておけば、そのご困難にぶち当たったときに役に立つってことかな。

 若いうちにいろんな運動をしたり、本を読んだりすることは、どんどんしておいたほうがいいと思う。
 でも、仕事にそれは当てはまらないような気がするんだけど、これって社会人失格かな~。

 仕事なんて、いつでもどこでも、どんなに備えていても、絶対にあらぬ方向から邪魔が入るじゃん。
 「それって僕の仕事ですか?まぁ、これで給料もらってるんだからやりますけどさ~」ってものが。
 やりますけどさ~、「ちょっとこればかりは時間がかかりそう…」ってときに会社は、これまた間違いなく手を差し伸べてくれないというか「キミがやれるって言ったじゃあないか!」「言ってません!」って、なんか変な押し付け合いになったりする。
 泥かぶるのは、いつでも現場に立っている下の立場。

 このままじゃあダメですって~と、声をあげて改革を促したこともたまにある。
 「でも、その方向でやるにはこれからの一年くらい相当キミ達大変だよ」と返されても「いいです。今のままじゃあ、お客さんにも悪いですし、僕らも続けられないですから」と強硬に意見を述べてみたけれど、結局は「本社の判断」で、受け入れられない。
 「上のほうで考えているから」
 是非もない。これで給料もらってんだから。

 それから一年…なにも変わっていない。
 「だからあのとき、こうしましょう!って案を出したじゃあないですか!」なんて言っても、どうしょうもない。
 こんなとき「あのときが辞めどきだったのかな~」ってことを思わず考えてしまう。
 雇用する側の企業と、従業員の関係だから。それが「契約」なのだから、少しの不満も疑問もなかったことにしてクールにやっていくほうが無難なのかな。
 やることやって、生活できているんだから、それでいいじゃあない。そうなのかな。
 いや、そうじゃあない。そうじゃあないよ。うまく言えないけど。

 どんどん周りの仲間がいなくなる中で、たま~に考える。

 一週間の初日に、ダラダラ仕事をしていると新卒の人間が遅くなって帰ってきた。
 別に先輩ヅラしようってわけじゃあないけど、後輩が残業しているなかで先に帰るのも気が引ける。
 「もうすぐ終わるんで、どうぞ、先にあがってください」
 「いいよ、別に。ヒマだし」

 その新卒と帰り道歩きながら、
 「今度の休みに日光行くんですよ~」
 「紅葉とかいいカンジだろうね~、つーか女と行くのか?w」
 「はいw」
 
 話を聞いていると、新卒だけに大学のときの同い年の友達と一緒に遊びに行くことなっても「こっちは平日休みだから休みがあわなくて…」というのが悩みのようだ。
 「土日休みとかにならないですかね?せめて祝日の分だけどこかで休めるとか」
 わかるよ、その気持ち。
 僕もいつもそんなこと考えているもの。

 今の仕事に不満はいっぱいあるけど、休みがあるだけいいのかな~とも思う。
 全然みんなと休みは合わないけど、一人で行動することの多い僕は、もしかしてそのリズムのほうが合っているのでは?なんて。

 そう考えるのは、慣れではなくて、諦めなんだよね。どうせ変わりようがないなっていう。

 ライカー副長が、バーラウンジでカウンセラートロイと二人で飲んでいるときに昔の自分を思い出して、少し自嘲気味に「自分が若かったときほど、今は不満もなくなったし、現状に満足もしている」と呟くと、トロイが「それはあなたが丸くなったってことよ」とライカーを気遣うのだが、その言葉を聞いたライカーはちょっと不満げ。
 「丸くなったなんて、男なら絶対に言われたくないセリフだ」
 とは言いながら、少しだけニヤリとする。

 「自分で選んだ道だから」とは思っても、「本当は誰かの都合のいいように動かされていただけなのか…」とか、「周りを尊重した結果だ」と思っていても、「それもやっぱり自分を曲げて妥協した結果なのか…」とか。
 自信をもって「これが自分だ!」って思えるのは、なにか楽しい予定のある天気のいい休みの日か、気の合う仲間と飲んでるときか、実家でのんびりしているとき。

 男ってバカだから、自分ではわかっていることも(わかったつもりでいることも)他人に指摘されると「そうじゃあないんだ」「そうかもな」って感情でグルグルするんだよね~。