艦長日誌 補足(仮) 

タイトルは仮。そのときに思ったことを飲みながら書いたブログです。

痛みは信頼できる

2007年10月23日 23時22分22秒 | 個人日誌
 昨日はけっこう酔っ払ったまま寝てしまいました。こういうときの朝は怖い。なにも変なことしてないだろうな。例えば服が妙に汚れているとか、知らないうちに怪我をしているとか。

 記憶がなくなっていることはなさそうだが、昨日の飲み会は少し調子に乗りすぎたかな。
 13人の飲み会で、席の向こう側の遠くにいるバイトさんが静かになってたもんだから「おいおい!飲んでる?!顔をあげなよ!はいこれ!とれたての高座豚だよ~。これをこうしゃぶしゃぶして食べようぜ!」とか遠くのほうから話しかかけてみたり、あまり話したことない女性に「今後ともよろしく!よろしくったらよろしく!」とか言ったり、チームリーダーに「じゃあこの辺で一発シメの言葉とかお願いします!俺が」とか、なんかやたらめったら喋ってたな。
 普段はそんなキャラじゃあないんだけどね。

 じゃあ普段はどうなんだ?と聞かれれば、会社ではどちらかというと物静かで、書類のミスのなく、そつなく仕事をこなす性格だと思われているようだ。
 それって、イヤなんですけど。すぐボロでるしね。物静かってのは、どっちかと言えば喋るのが面倒というか、適当な発言をして底の浅さを露呈してしまうのが怖いからっていうことだし、ミスがない人間なんかいない。
 だいたい初対面とか会って間もないひとって、僕のことそう感じるみたいなんだけど、そういう「いい」期待ってのは、絶対に裏切られるから期待なんかして欲しくない。

 つまりさ~、頭の中で勝手に高評価しておいて、あとになってから「あ~あ、なんかがっかり」とか思ってほしくないってことだ。誰だって、今見られているもの以上のものではないし、それ以下でもないんだからよ~。

 となると、ひとを評価するときはなにを基準に評価すればいいってことだけど。

 それは信頼だ。

 自分勝手に解釈された価値観や正義感とかじゃあ計れないものだ。
 貸した金をすぐ返してくれるとか、期待に応えてくれるとか(だいたいよ~期待に応えてくれるって行動は、今じゃあ利潤をどれだけ産むかって意味ぐらいしかないのが悲しいとこだよな~)、そばにいて欲しいときにそばにいてくれるとか、寂しいときに慰めいてくれるとか、そんなことじゃあない。
 もちろん「あの会社は信用あるからね~」ってのも全然違うよ。全然。

 自分が相手のことを大事に思っているように、相手も自分のことを思っていてくれている。それが信頼だ。
 いつも大事に思っているということは、それは行動では表すこともできないし、言葉でも表現できないのだけど。

 寂しいときに、自分が絶望して誰かと一緒にいたいとき、その傍にいてくれる人間は信頼できるか?常にそうとはいえない。
 あ~寂しい、と思って、その辺の夜の繁華街でも歩いてみなよ。たくさん人は寄ってくるぜ~。それは正しいことかい?渋谷あたりで(あんまり行ったことないけど)、家出した女子高生や女子中学生の心の叫びを埋めてくれるのは、そのとき出会う誰かか?断じて違う。

 信頼ってやつは、心に残っている素晴らしい思い出だ。そこにはもう戻れないし、そのときのその人には、今このときには会えないかもしれないけど、それでもどんなときでも思い出せば勇気が湧いてくるっていう、そういうことなんだ。
 心の中では、たとえ布の切れ端のような思い出でも。

 バスケをしていて、僕が怪我をしたときに自分も怪我をしたのに気遣ってくれた昔の友のこととか、酔って立てなくなったときに最後まで介抱してくれたひとのこととか、なんでもないいつもの晩に父さんが仕事から帰ってきて家族みんなで食事をしたときの笑顔とか、これからの困難に立ち向かう前の同僚の顔だとか、二人でいたときに素敵な景色をみたとき隣にいたそのひとの無言だけど幸せそうな表情だとか、二日酔いでぷい~んとしていた朝に一緒にダラダラすることだとか、これ以上飲めないのに「じゃあもう一杯飲みますか」とか言ったり、そういったものなんだ。

 さてと、昨日書いた通りに病院に行ってきました。この腰痛ってやつはよ~、緊急性はないが常に痛い、動けば痛い。血が出たり、顔色は…悪くなるか、横になっていないといけないくらい重症でもないってとこがやっかいだ。

 以前まで行っていた病院は、(前にも書いたけど)何度診察してもらっても「様子をみましょう」といって湿布と痛み止めしか出さない。
 誰が言ったかは憶えてないけどよ~、もしかしたら本かなにかで読んのかもだけどよ~、「悪い医者は患者の悪い部分しか診ない。いい医者は患者の全てを診る」そうだ。

 つまり、それって当たり前のことじゃん。頭が痛いっていうひとに頭だけ診察しても原因はわからないよな。神経性のものなのか、血流が悪くなっているのか、日頃のストレスなのか。頭だけ切り取ってみてもわからない。
 単純に捻挫とか、骨折とかもさ、そこだけ治療すればとりあえすは痛みはなくなるし、離れた骨もくっつくよ。いずれは。
 それでも「どうしていつも同じところを骨折するのだろう?どうしてこの時期になると頭がいたくなるのだろう?」ってことを考えていかないと本当の治療にはならない。起因するものを突き止めて、原因を解消しなければ本当の意味での治療にはならない。
 月曜の朝にだけからだがだるくて、布団から出られない。誰もがそうだろうけど、そのからだのだるさだけを治療しようとしても解決しないよね。簡単に言えばそういうことなんだよな~。前の医者はそのあたりわかってねーんじゃあねーの?
 と思って病院をかえました。

 この近辺ではけっこう大きい病院。大きい病院ってよ~、待ち時間が長くて診察時間は短いっていうけど、どうなんだろうなー。
 で、実際は待ち時間1時間半、診察10分でした。待ち時間の中でレントゲンを撮ったりもしたけどさ、読売、朝日、日経を読んでまだ時間が余ったので自販機でコーヒーを買って(僕はいつも砂糖は多めのボタンを押す)、外でタバコ吸いながら順番を待った。

 「いつから痛いですか?」と尋ねられたので、「この痛みはここ二日くらいですけど、9年ほど前から毎年一回二回はひどく痛みます」と答える。
 診察室のベッドに横になって、あんな体勢やこんな体勢になりながら「ここは痛いですか?脚をあげるといたいですか?」と尋ねてくる。押されるのは痛くないけど、脚を捻ったり、起き上がったり、特に右に重心をあずけると痛い。

 来週にMRIっていうんですか?うわーハイテクだな~。それを受けることになりました。痛みどうこうよりも「では来週の火曜日に9時に来てください」って、その時間に起きれるかどうかってことのほうが心配です。あー、せっかくMRIやってくれるなら、ついでにからだのほかの部分で悪いとこないか調べてくれませんかね~。
 頭が悪いだって~!?シジマくん、キミに言われたかないぜ。

 
 補足:
 近所のラーメン屋、ここ半年以上、ヘタしたら一年くらい行ってなかったのだけど、久々に訪れた。
 病院に行ったあとに。

 こっちで暮らしだして何ヶ月か経って、あべくんと「ラーメンが食べたいな」と仕事帰りに二人で(今思えば短い時間だったけど二人して同じ職場で同じ仕事していたんだよな~)立ち寄ったのが最初。おいしかった。それ以来僕は一人でも食べに行くようになって、何年も。
 おざけんが遊びにきて、じゅさんとあべくんと四人で行ったこともあった。後輩の女のコと四人で行ったこともあった。

 なぜしばらくの間行かなかったかというと、一言でいえば味に飽きた。いや、おいしいのだけど。しかも少しずつ値上げしてさ。ラーメンに1000円もかけられないぜ!ってのが持論なので、足が遠のいたんだよね。
 で、久々に入ると、まずさ~、あれだよ。食券制になっていてがっかり。しょうがね~な~、人件費削減なのかなんなのか、こんなもの意味ないだろうによ~。僕は席に座って「さて、なに食べようかな~」ってメニューを見ながらニヤニヤするのが好きなんだ。その時間も含めて、至福な食事の時間なんだ。

 と、カウンターには見慣れない女性が。以前までのこのお店は店長さんの奥さんなんだろうけど、僕もじゅさんも「かわいい」って思う笑顔が素敵なひとがいて。そのひとではないけど、メガネでちょいと不思議なスタンド醸し出す女性がいた。一瞬「外国のかたかな?」っていうくらいオリエンタルな雰囲気。
 色が白くて、胸元がガッ!と開いててキライじゃあない。そんなに前かがみになったらこぼれちゃうよー。また来ます。

 クリーニング屋にいきました。
 そろそろ冬物のコートをクリーニングに出しておこうかと考えて、ついでに夏服のユニホームとネクタイを一本持って。
 スーツで出勤しなくなってからクリーニング屋はほとんど使わなくなった。
 クリーニング屋は近くにいっぱいあって、普段よく行っていたとこだけでも3軒はある。「ネクタイ一本かワイシャツ一枚無料券」を二枚持っていたので、今日はそのお店へ。

 なんだかずごくイヤ~な予感がしていて。虫の知らせっていうんですか。前髪がバサッバサッってなって数秒後の予知が見えたっつーか。
 ネクタイは通常料金だと一本399円なんです、ワイシャツは199円。つまりどちらかが無料であるなら、ネクタイが無料のほうがお得なんですね。
 それを、このお店の主人は無料券をワイシャツ二枚に対して使った。
 無料券が二枚あって、一枚をネクタイに適用したほうが安くなるってことは、ガキでもわかる。全部あずけて支払いが2250円だけど、ちゃんと考えれば2050円ってことは、どんなにバカでもわかる。
 まぁ、間違いは誰にでもありますよ。要はその間違いは正さなきゃあいけないってことで、たいしたことじゃあない。

 だから「あのー、この無料のところをネクタイに適用できませんか?」と尋ねると、「ああ」という返事。え??「すみません」とかせめて「間違えました」とかなし?
 200円の金額をどうこう言ってんじゃあない!!このまま騙して突き通そうと思ったってことは、俺をバカにしてるってことだぞ!テメーは俺をその辺のガキより頭が悪いって思ったってことだな!!そういう侮辱はめちゃんこ許せないよな~。俺なら騙せると、何も文句言わないと思ったのか!?その侮辱、許せない。

 でも、怒りは抑えて金額を訂正してもらって店をでた。物騒なことをいうようだけど、今度もしも今日のような素敵な態度をとった日には、本気で蹴り飛ばしてしまうかもしれない。
 だからこの店には二度と来ない。(あ、でもコートは取りに来ないとね)

 誰かを利用したり、傷つけたり、騙したり、それはとてもヒドイことで絶対にやってはいけないことだけど。ときにひとは好きなひとを守るためにウソをついたり、自分をごまかしたり、傷つけることはある。真実が必ずしも誰かを幸せにはするものではないからな。
 でもそれは、悪意をもって人を騙すこととはわけが違う。今日、このクリーニング屋が僕に対してやったことは、言ってみれば他人にツバ吐くほどの、尊厳を無視するほどの侮辱だと思う。

 悲しくなるな。