艦長日誌 補足(仮) 

タイトルは仮。そのときに思ったことを飲みながら書いたブログです。

ネコのセコンド

2007年10月18日 23時26分17秒 | 個人日誌
 一週間の始まりで、もう仕事疲れました。サービス残業って言葉悪いよな~。プチメタボとかみたいなもんで。そんな言い方したって要は「あんた太ってますよ」でしょ。
 営業マンは会社に対してサービスなんかしないもんだ。サービスする時間があれば客の為に使うぜ。
 あ~、今俺なんかいいこと言った。

 部屋に帰ってきてテレビをつけると、札幌ドームで行われていた日本ハム対ロッテのクライマックスシリーズ最終戦。ちょうど試合が終わったところ。
 敗れたロッテの選手達が、応援団の詰め掛けたライト側スタンドにまで向かって「ご声援ありがとうございました!」と挨拶している。それにしてもロッテの応援団ってすごいね。みんな黒づくめで。
 (学生の頃にバイトで野球中継に行くと、ロッテの応援団って、他球団のそれと違って応援もイキオイがあってかっこいいんだよな~)

 そこに、一旦ベンチ付近で勝利を祝っていた日ハムの選手達がぞくぞくとロッテの選手達のもとへ。今まで敵同士だったものたちが握手を交わし、声を掛け合い、肩を叩きあい、お互いの健闘を称えあう。
 悔し涙を流していた敗戦投手も、みんなに囲まれてようやく笑顔に。監督もコーチも入り乱れて選手に声をかける。
 勝負の醍醐味っていうか、熱さっていうか、オマエが好きだ~!!って気分になりました。
 「よう、オマエのあのストレートなかなかよかったぜ!」
 「でもそのあとのオマエのあのヒット、あの球だけは打たれるとは思わなかったぜ!」とか言い合ってんのかな。
 スポーツマンシップっていうんですか?見ていて爽やかで、こっちまで気持ちよくなるね~。

 チラリと映ったテレビカメラのレンズの「HD」という文字に「うむ~、デジタル化はテレビ局も大変だよな~。特に地方局はさ~」とか、以前のバイト時代と今の仕事がリンクして、複雑な気持ちになりました。
 仕事のことはあまり書きたくない。その辺書くと長いし。せいぜい「仕事めんどうだわ~、あ~やだやだ」くらいにします。だって長いしオチないよ。

 時事ネタはあまり書きませんと、何日か前に言ったがありゃウソだ。べ、べつに書くネタがないわけじゃあないぞ。たまにはいいじゃあないの。

 そういえば何日か前にあったボクシングの、え~とタイトル戦っていうの?チャンピオン内藤VS亀田大毅の試合。
 このときも部屋に戻ってたまたまテレビをつけたらやってたんだよね。見てました。
 試合から何日かはしばらくの間、大毅選手の反則具合とセコンドからの反則の指示についていろいろやってましたけど、今日の朝の番組で、この試合の亀田大毅選手とその父親の謝罪会見を流してましたね。

 僕はボクシングにはあまり興味ない。格闘技全般にあまり興味ないというか、面白いんだろうけど、ちゃんと見たことないからなんとも考えたことないし、特にボクシングは僕の人生においてもせいぜい後輩のおざけんくん(現在行方不明)が今でもボクシングやってんのかどうか、くらいの関心しかない。
 あ、でも中島体育センターで見たプロレスは面白かったな~。間近で見るとすごい迫力で。怖い。マジで僕の太ももみたいな太さした腕なんだもの、プロレスラーって。あんなんでラリアート喰らった日には折れる折れないどころじゃあないっすよ。

 で、その会見ね。
 試合前は「負けたら切腹」とかチャンピオンに対する「ゴキブリ」発言とか、随分なこと言ってたようだけど、謝罪会見では一言も喋らずに、数分でスタッフにもたれるようにヨロヨロとしたおぼつかない足取りで退場。
 見ていて、思いました。

 う~ん、そうだよな~、と。
 だってさ~、まだ18歳だよ。すごくボクシングも強くてさ、自分の実力もあって調子に乗っていろいろ言っちゃうのは、男ならこのくらいの歳ならあるさ。相手をけなすゴキブリって言い方はいかんぞ歯科医だけど。
 そこまで「よし!こい!」って気合入っていて、ところが試合は自分のイメージどおりにいかないし、どんどん劣勢になる中で冷静さを失うのも若いからしょうがないんじゃあない。そこに強い強くないはないもんな。
 若いからいいのか?許されるのか?と問われれば、それは確かにスポーツマンとしてやってはいけない反則をしてしまったけど、あの会見での打ちひしがれた表情。あんなに豪気に気合に溢れていたのに、あまりに正反対。

 勝気な性格なひとなんだろうから、本来誰もが見ているテレビカメラの前ではウソでもあんな自分は見せたくないと思うんだよね。虚勢も張れないくらい、自分で歩けないくらいの姿を見せてしまうなんて、たぶん亀田大毅選手が「一番したくないこと」だと思う。

 反則もして、世間の風当たりも冷たくなって、自信ってやつも吹っ飛んで、これから大変なんだろうな。それでもチャンピオン相手に最終ラウンドまで倒れなかったし、18歳だよ。まだまだ伸びる。だから挫けないで、少しづつでも、また自信がつくくらい練習して、再びリングに上がる姿を見たい。

 負けたっていいじゃない(他人事みたいな言い方だけど)。ずっと勝ちっぱなしなんてあり得ない。ここから這い上がったら、謹慎とけて復活してリングに上がって、そして紳士な戦いぶりをしたら、その試合こそ勝っても負けても男があがるってもんだ。

 仕事が遅く終わったので「晩ご飯はどうしようか」と考えながら、最近ライトが壊れた自転車でゆるゆるとコンビニに寄る。ケンタッキーあるし、パンの一個でも買えばいいだろう。ビールは冷蔵庫にあるし。

 コンビニを出ると、猫が。こいつも長いな。店の前で待てば誰かになにか食べ物をもらえると思って待ってる猫。この季節、もう外は寒い。
 なかなか根性のある猫だ。オマエの右アッパーで俺と世界狙ってみないか?
 「目にヒジ入れろ!」
 「ネコってヒジあるの?」いや、あるだろう、そこ、そのへんがヒジ。