誕生日の想い出

　エロケンには経験ありませんが、若かったときに好きな人と二人で祝った誕生日というのはずっと記憶に残っているものなのでしょうか。そして、誕生日の日が別れの日だったとしたらどうなのでしょうか。

　伊勢正三の２２才の別れと、HOUND DOGの涙のBirthdayを続けて聞くと、そんな誕生日にまつわる男女の物語が思い浮かんできます。

　どちらの歌も誕生日と別れに対する想いが切々とつづられていますが、誕生日がいつなのかというのいうのが微妙に違っています。２２才の別れのほうは誕生日はすでにすぎています。好きだった男性とは違う相手に嫁いでいく女性が大好きだった男性との誕生日のことをふりかえっている感じです。でも、涙のBirthdayのほうは今日がまさに誕生日当日という感じがします。誕生日なのに別れなければいけない今現在の想いが歌われている気がします。