酔漢庵【ゑゐどれあん】~エロケンの酔いどれ日記~

へっぽこプログラマーのつれづれなる日記です。

ウィキリークス創設者が逮捕されたらしい

2010-12-07 20:54:21 | 酔いどれ日記
 ウィキリークス創設者を逮捕 強姦容疑、本人側は否定(朝日新聞) - goo ニュースの記事に以下のように書かれています。
 WLに対しては、米国などが罪に問えないかを検討、一部のサイトや寄付集めの口座が閉鎖されるなど、包囲網が広がっている。メディアに頻繁に登場し、機密暴露の正当性を訴えてきたアサンジュ氏の逮捕は、WLにとって打撃となりそうだ。

 ウィキリークスについてはどう考えればいいのかまだ自分の中で固まっていません。でも、創設者が逮捕されてウィキリークスのサイトが閉鎖されたとしてもインターネット上での内部告発の状況はほとんど変わらない気がします。むしろ今までよりも監視が大変になるような気がします。

 インターネットという世界的にオープンな場所では日々新たな情報が流れています。そしてさまざま国、組織、企業、個人が、多くの情報を公開して発信し続けています。ウィキリークスがなくなっても、インターネット上で内部告発の文書を公開することは可能です。ブログなどに代表されるように個人が無料で簡単にウェブサイトを作成できるからです。

 個人のブログの記事に内部告発の文章を書いて、その記事のリンクをfacebookやtwitterに投稿すれば誰でも簡単に内部告発の文書を読むことができてしまいます。投稿した結果、インターネット上で影響力のある人の目にとまってその人がその記事を紹介すると、あっという間に大勢の目に触れることになるでしょう。

 ウィキリークスのような内部告発専門の大手サイトがあると内部告発の多くはそこに集中的に集まることになります。内部告発を監視する立場の人間はウィキリークスを重点的に監視していれば、インターネット上で流れる可能性のある内部告発の多くをまとめて監視することができます。

 しかし、ウィキリークスのような内部告発専門の大手サイトがなくなるとどうなるでしょう。世界中の個人がてんでんばらばらに内部告発の文書を個人のブログなどで公開することになるのではないでしょうか。そうなると内部告発を監視する立場の人間は世界中に無数にある個人サイトをすべてチェックしなければいけなくなります。正直言って世界中に無数にある個人サイトをすべてチェックするのは無理でしょう。

 ウィキリークスの運営方法には問題があるかもしれません。だからといって、そういったサイトを閉鎖すれば内部告発に対する問題が解決するわけではないと思います。

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