同じ曲で季節が違う歌

　JAYWALKの　何も言えなくて…夏　と　何も言えなくて～WINTER VERSION～　、classの　夏の日の1993　と　冬の日の2009　は、どちらも同じで曲で歌詞の中の季節が違う歌です。夏の終わりのせつなさと、冬の雪が降る日のものさびしさにはどこか似ているところがあるのでしょう。だから同じ曲でも、夏と冬の両方の季節を感じことができるのだと思います。

　どちらも、夏の終わりと雪のふる冬のイメージに重ねて、女性を想う男性の心境を描いています。でも、歌詞の内容は微妙に違っています。

　JAYWALKの何もいえなくても…のほうは、彼女とはなればなれになることになって初めて自分の想いに気づいた感じです。それに気づいてやりなおそうとしているけどうまくいかないんだろうなという雰囲気が漂っています。

　classの夏の日の…と冬の日の…のほうは、彼女に対する自分の想いいにしっかりと気づいていて、しばらくはうまくいっていたようです。でもささいなことがきっかけでうまくいかなくなってしまった。それでもやりなおしたいと思っている。そんな感じです。そして、たぶんうまくやりなおせるんだろうなと雰囲気が漂っています。