しばらく逢っていなくて、また逢いたいと思っている男女の歌

　つきあっている男女の悩みというのは不思議なもので、当人たちは真剣に悩んでいるのに、はたから見ているとそんな深刻なことには見えなかったりします。逆にほほえましく感じたりするのではないでしょうか。

　EXILEの「ただ…逢いたくて」とGO-BANG'Sの「あいにきてI NEED YOU!」を続けて聞いていると、そんな悩みのある男女の物語が浮かんできました。

　一年以上なかよくつき合っていた男女が、ささいな喧嘩がきっかけで少し距離をおくようになります。お互いに仕事が忙しくなったこともあり、連絡をとりあわなくなってから一ヶ月近くがたってしまいました。

　彼は彼女との恋は終わってしまったものと思っています。それでも、もうすぐ彼女の誕生日ということもあって、また彼女に会いたいと思っています。

　彼女のほうは、少し距離をおいているだけのことで彼と別れたつもりはありません。そして今夜は自分の誕生日です。仕事が忙しいうえに、ばつが悪くて連絡をとりづらいのはわかるけど、私の誕生日なんだし、今夜ぐらいはあいに来てほしいと思っています。

　彼女がどうしても彼に逢いたければ、素直に彼に連絡をすればいいはずです。それをしないのは、自分から誘うのではなく、彼のほうから自分にあいに来てほしいと思っているからなのかもしれません。

　おたがいに逢いたいと思っている二人は、彼女の誕生日に夜にあえたのでしょうか。エロケンは、誕生日の夜に日付がかわってから、ばつの悪そうな顔をした彼が、彼女に会いに行ったような気がします。そして、仲直りをして二人で誕生日を祝ったんじゃないかな。