ドジ男の自転車旅行

自転車の旅を写真付きで書きます。

第13日 ティーボ(ゴッティ鉄橋)

2019-03-02 21:58:59 | Myanmar ミャンマー
2019年1月30日(水) 晴れ 最高気温22℃ 最低気温9℃ 16,831歩

ピンウールィンーゴッティ鉄橋ーティーボ

宿:Yee Shin GH ツイン部屋12USドル/2人

世界で2番目に高いゴッティ鉄橋を渡る列車旅をする為に朝6時半に起床してトイレに行くとガスが出ました。下痢はもう治ったのでホッとしました。
ホテルをチェックアウトしてピンウールィン駅まで歩き、窓口へ行くとアッパークラスの席は満席で買えません。オーディナリーシートは1200チャットでした。




十分時間があるので、駅前の一番客が多い屋台で朝食を食べることにしました。揚げ物サモサとカオスエ(緬)は800チャット(約60円)でした。




駅のホームに戻ると既に列車は着いていましたが、増結する後部2両の指定券だったので増結作業を待ちました。




8時37分、定刻より15分遅れて中国との国境の町Lashio行きの列車132DNが発車しました。車窓には管理された野菜畑や田んぼが広がっていました。スプリンクラーが等間隔で立っており給水パイプが延々と引いてありました。




黒いフィルムでマルチングされたスイカ畑。


等間隔に整理されたカリフラワー畑やコンパニオンプランツを意識して違う野菜を並べた畑など効率よく育てられていました。




日本国内を18切符旅行して車窓から見えるのは荒れ果てた休耕田が多く、棚田には雑草が生えていて残念な気がするのですが、ピンウールィンから東に向かう列車から見えるのは人と機械が丁寧に手入れしている綺麗な田園風景でした。勿論棚田も健在でした。収穫が終わってまだ耕していない田んぼもありましたが、麦が育っている場所や耕うん機で耕して、もうすぐ田植えするであろう生きた農土でした。水牛で耕しているのを1回だけ見ましたが殆どは旧式の単純な耕うん機。でもトラクターも2~3箇所で見かけました。








ピンウールィンからティーボまでの距離は約140Kmです。その区間全部に日本の様に昔は畑だったけど今は継ぐ人が居なくなった放置され荒れ果てた農地が無いのは素晴らしい。片桐さんの話では美味しいスイカが大量に中国に輸出されている。豊な農家だから、藁葺の家でなくコンクリートで建てられた家が多く見える。でもスイカを積んだトラックの運転席に人身売買の子供を乗せて中国に売るという厳しい事実もあると聞いた。
この地域の農家が豊かなのかどうか?車窓からの景色と片桐さんの話だけでは判断できないのだろう。


途中で国道と交差する踏切がありました。係員が手動で遮断器を操作し、緑と赤の旗で車を誘導していました。



道路拡張工事を見かけました。道路網がどんどん整備されて便利になっていくのだろうと思います。




11時15分、渓谷に架かるゴッティ鉄橋が見えてきました。大きくカーブして高度を下げて鉄橋に近づきます。




橋を渡る直前の駅Gokteik Viaductで5分ほど停車するので列車を降りてみました。発車する時は警笛を2回鳴らすので置いてきぼりをくらう心配はありません。


鉄橋は1903年製だそうです。列車は本当にゆっくりとした速度で徐行して進みます。一番後部車両なのでカーブしながら鉄橋に入って行く列車全体を窓から見ることが出来ました。


直線部分(橋の中央)では窓から体を乗り出しても橋脚は見えず、谷底の川が見えるだけでした。




橋を渡るとトンネルが2つありました。


橋を越えた後に停まる駅はNawngpengです。ここで上りの列車と下りの列車が単線から2本の線路に分かれてすれ違います。橋の観光をして日帰りでピンウールィンに戻る人達が降りていきました。




私と山脇氏は売り子から500チャットのトウモロコシを買って食べ、ティーボまでの列車旅を続けました。


ティーボ(シーポ)に着いてレッドドラゴンという評価のいいゲストハウスへ行ってみましたが安い部屋は満室だったので駅から一番近いイーシンゲストハウスにチェックインしました。朝食付きでツイン部屋が12USドル/2人でした。朝食は5つのメニューの中から選びますが、寒いので暖かそうなシャンヌードルにしました。





夕飯は地元で人気のミャンマー料理店A Kaung Kyiteでカレーのセットを食べました。サラダは無くなれば追加してくれます。料金は1人3,000チャットでした。




明日はお昼頃のバスでピンウールィンに戻る予定でしたが、バスは1日3本のみで午前に出発するのは朝5時半の便のみ。次は夜6時発なのでバスを諦めて列車で帰ることにしました。

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