鞍馬駅を降りると、
特徴的なものがあります。
大きな天狗です。
そのむかしこの鞍馬の奥に住む
大天狗が牛若丸に剣術を教えた
という話があります。
鞍馬の大天狗は歌舞伎にもなっていますね。
なぜ鼻があんなに大きいか。
その奇抜な姿と僧を比較して
仏教の普及に役割を持っていた
なんて言う考え方もあります。
鞍馬天狗、僕らの頭の中には
侍劇があったりしますね。
そこで写真を一枚撮っておきましょう。
駅前から鞍馬山の方に向って
歩いていきますと、
電車に乗ってきた
50人くらいの子供たちと
一緒になってゆきます。
うわ~これは大変そうやあと
避けようとするのですが、
少し早歩きしたら足の速い子が
追いついてくる。
先にいかすと遅い子が
へえへえ言ってついてくる。
いやあ、なかなか大変です。
でもねえ、この時は大変やなあ
と思っていたのですが、
帰りの電車の中で
この子どもたちはdoironに
とても助けられるのですが、
その件はまた後でお知らせしましょう。
途中でこんな看板もありました。
この先は本殿までは1キロの登りです。
牛若丸や清少納言も歩いた道です
と書かれています。
将来的にはdoironもへえへえと
歩いた道だと書かれることでしょう。
それから魔王の滝なんてのもあります。
うえには魔王の尊社もあります。
まあここでは見事に細い一本の
滝の景色がすごかったですね。
さて仁王門のあたりに来ると
広い場所に子供が集まっています。
「おしっこ~」ていう叫びが聞こえます。
やれやれ先生も大変です。
それにしても男の先生二人とは。
女の子のおしっこなんか大変ですよねえ。
でもねえ、そっちの片隅でやりなさい
といってる先生の声はまるっきり女性でした。
男性二人と思っていたら、
男女の二人の先生だったんですね。
いやあ、おみそれしました。
そんな子供たちと離れて、
いよいよ静かな参拝が始まるかなあ
と一瞬思ったのもつかの間、
また元気な子どもたちが
ぶわ~とのぼって追い越してゆきます。
由紀神社のところも
もう元気な子どもだらけです。
大杉のところも大騒ぎ
そしてこのあたりから
もう上り坂の角度がかなり
急になりますね。
このあと尾瀬を歩きに行くミセスにとっては、
絶好の鍛えどころです。
がんばって上りましょう。
はあはあ。
本殿に向かって急な上りが
左右にジグザク続いてきます。
「がんばるんだぞ」と小天狗のdoironは
ミセスを励まします。
もう子供たちの姿も見えません。
鳥たちの声が山に響きます。
牛若丸の聞いてた鳥の子孫ですねえ。
どんどんと上がってゆくと、
鞍馬寺金堂に到着です。
ここを歩きに行くときに、
ミセスには山を歩くときの靴を
履いてきなさいと指示しておいたのですが、
ここまではアスファルトと
階段だけですから「足が重たいよ~」
と不満を垂らしています。
大丈夫。
この金堂を過ぎたら山道に
入ってゆきますから。
本堂の前に広場には、
石で不思議な模様が書かれています。
これは六芒星と言われており、
パワースポットです。
ここに来たら、地面の三角形は
踏んではならないと言われています。
その淵に立って静かに
写真撮影をしておきましょう。
続く