絵つぶやきの作製というのは、
最初からこう書こうと
取り組むこともあるけれど、
アトリエに入ったところから、
さあ始めようと筆を持つことも多い。
昨日はそんなところから
コーヒーの絵を描いたことを書きました。
今日はどうでしょうか。
引き続き現場を描いてゆきましょう。
暖かい日が続いたなあと思っていたのですが、
急に寒い日があったりします。
アトリエは少し寒いのです。
なので寒い日はストーブをつけましょう。
doironは石油ファンヒーターを使用しています。
まずは灯油を補充しましょう。
ポンプで補給してゆきます。
これでまあ部屋を暖かくして、
人の心を少しでもホットにする作品が
できればいいかなあと思っていたら、
そこから作品作りの方向性を思いつきました。
ヒーターに灯油を補強することで、
室温をあげていく
そんな風に自分の作品で
心をあっためられたらという仕組みです。
ではまず灯油補給を絵にしましょう。
ここでちょっと考えたのが
絵の角度です。
灯油の入れ物をそのまま描くと
四角くなりますね。
それだとなんか動きがなくなりますから、
すこし見下ろす感じに書けばいいかなと
思いこんな感じにしました。
ではこれにどんな言葉をつけましょうか。
灯油と一緒に愛情・友情・感謝を
届けたいという感じかなあ。
でもあまり書くのも、
見ている人の想像力をうばってしまうので、
もっとシンプルにしよう。
そしてこちらの思いをうっすら伝えるために
ポンプの先のホースから
たれだしている液体を描こう
と思って仕上げたのがこれ。
印をその垂れている液体の下に
打ったのもそんな気持ちの表れです。
これでまあ冬の絵はおわりかな。
これからは春の絵つぶやき作成に
移っていくことにしましょう。
絵つぶやきはそこそこ順調に進んでいる。
おもいつきでパパっと書いて、
なかなか言葉に結びつかず
眠っている作品も多いのだが、
まあ何とか作品になっているのを数えると、
もう来年のカレンダーも
十分出来上がるほどにはたまっている。
ただし、テーマが冬っぽいので
そのままではだめだけどね。
もうかなり暖かい日も増えてきたので、
doironの今年の絵つぶやきも
そろそろ春編に変わってゆくだろう。
なかなか絵つぶやきは、
自分の心から結びだしてくるから、
静物の種類だけでなく
こころのざわめきも必要やからね。
作成時のパターンは色々だが
ある意味自分からひねり出してくる
そんな瞬間もなかなか味わい深い。
そんな作品つくりの一端を
今日は少し紹介しましょう。
さあお絵かきだと、朝にアトリエに座ると
まずは自分の中を目ざめさせる必要がある、
というのはオーバーかもしれんけど、
自分の中から作品につなげていくのは
それなりに気持ちを作っていく必要があります。
逆に言えば自分の中にどんな世界があるのか、
それを探ることになるわけで
意外に楽しかったりもします。
そんな自分探しに入るときには、
机を片付けてコーヒーを一杯飲みます。
目を覚ませdoironよ、
とそんな大層なものではないけど
そうしてたらなんとなく心が
落ち着いてきます。
いいなあ、朝のコーヒーなんて
ということで、さっそく言葉が
浮かんできました。
同じコーヒーを飲んでいても、
その日の体調や心のあわただしさや
静かさによって味って変わるよなあ。
じゃ、そこからしんどい時も
いい時も人生色々味わえばええやん、
なんてところに思いがはしります。
そうしてたら何となく作品の概略が
出来上がったようなものです。
絵に描くのはカップに入ったコーヒー
もいいけど、すこし物足りないから
ここはコーヒーをいれてるところを
絵にしてみましょう。
ぬりぬり、
ごしごし。
こんな感じでどうかな。
そしてつぶやきも入れてみました。
こんな感じで、アトリエの中での
自分探しから絵つぶやきが
今日は一つ完成したという話です。
こんな風に思い付きを絵つぶやきにする
まあこれはよくよくある話です。
ここんところ絵つぶやきは
居酒屋を思いだしつつ素材を捜していました。
なんかいろいろあるもんですねえ。
そういえば昔からそういう居酒屋で
よく見かける絵は頻繁に描いていました。
これなんかは、昔の大好きな作品ですね。
絵つぶやき展示会の案内ハガキにも
乗せたかなあ。
まあこういう竹輪製品を売り出している
会社の宣伝に使ってもらえないかなあ
って思います。
そうすれば
「お~い、竹輪の友になろうぜ」
なんていう友達のお誘いにも使えるのになあ。
あ、もちろんお酒の作品も多く描いたよ。
たまたま二つの作品が、新聞に載った。
日本酒のこれなんかは、
doironの5本の指に入るお気に入り作品だ。
そしてもちろん生ビールも
しっかりと乗せていただいた。
掲載のお知らせの時に、
担当者が笑っていたのを思い出します。
また産経新聞に載せていただいた
「さんま」も、ちょっと高級居魚屋かなあ。
少し前に報告したように
今年になって描いた様々な居酒屋シリーズは
そんなdoironの生きざまに沿った
作品群になりました。
そして今回はまた最後にもう一つ
居酒屋シリーズを描いたので
紹介しておきましょう。
素材はというと、友達と
居酒屋シリーズ描いてるねん
と話してたら、これも描いたら
といってすすめられたのが
「揚げ出し豆腐」です。
そうやなあ、そういえばまだこれは
描いていなかったので、
頭の中にあるエイの料理を
思い出して書いてみました。
言葉はというと、色々と考えましたよ。
「絵の言葉」と題したノートが、
今は類型的に2冊あります。
それに「揚げ出し豆腐」の言葉を
いろいろ描きだしてみました。
結局採用したのはこれ。
どうですか。
居酒屋doironは堪能してくれましたか。
最後にしめの焼きおにぎりを
描こうかと思ったのですが、
これがむつかしい。
もう少し勉強してから書くことにします。
というところで、
今回の居酒屋はおひらきです。
「嫁に食わすな初ガツオ」
という言葉がありますね。
え?あれは初ガツオではなく秋茄子か。
すみません...。
そしたらこんな言葉があります。
「目には青葉山ほととぎす初鰹」
この句の意味は、
「目には初夏の青葉がさわやかに映り、
耳にはホトトギスのさわやかな声が届き、
口では初物の鰹を味わえる素晴らしい夏だ」
という意味だそうです。
そうかあ季節は夏なのか。
でもきのうのホタルイカといい、
この頃は食べ物も季節を代表して
というのが少ないですね。
季節を違えてもおいしいものはおいしいし、
うまいもんはうまいのです。
府中の居酒屋では、
藁焼き風にかつおのたたきを
作ってくれるんだよねえ、
これがとってもうまいのだ。
先日も行ってきたら
注文に応じて焼いてくれたよ。
これがその調理姿で、
出来上がったのは、こんな感じ。
ウマそうでしょ。
もう口に入れる前から味が
沸き上がってきます。
ではこれを絵にしましょう。
形、色がとても肝心ですね。
ゆっくり下描きしていきましょう。
実は赤っぽい色が段階的に変化します。
そこに白っぽい筋がついて、
川はよく焼かれた感じがいいですね。
合間に添える野菜はネギにしました。
初めてねぎを描くので、
別紙で少し下描きして
それっぽく見えるようになってきたら
絵に描き加えていきましょう。
そして端っこには、おろしにんにくと
スライスにんにくを添えておきます。
かつおってよく見ると
一つ一つが存在感がありますね。
並べて描いたら踊っているようです。
なので言葉も入れるとこんな感じです。
たのしい居酒屋を思い浮かべませんかあ。
そしてもう一つが「やきとり」です。
以前はよく食べましたねえ。
焼き鳥「えい」というお店に
通っていたときには、
いつも注文していました。
ワンセット3本入りが一人前でしたが、
常連になると注文を取ってくれます。
doironは「肝、皮、ねぎみ」
というのが定番でしたね。
たまに肝の代わりにずりを
入れてもらったりしていました。
でもまあ肝も描きにくいし、
あまりリアルに描くと
少しひいてしまいます。
なので、絵にはネギ身2本と皮を
1本描いてみました。
頭の中でお店を思いだしながら
描いたのですが、
なかなかうまく描けません。
一番むつかしいのは醤油の色です。
頭で色を分解しながら、
いろんな色を混ぜ合わせてみたのですが、
思うように色が出せなかったです。
これはまた今後の課題ですね。
とりあえずは、
絵つぶやき居酒屋シリーズの一つとして
仕上げておきました。
言葉は、絵に描いてあるのが
「皮」と「実」ですから、
居酒屋での話が皮も実もある
充実した話に、なあんて
偉そうに書ています。
以上、これにて2025
春の絵つぶやき居酒屋シリーズは
こんな感じです。
今年になってもう12枚ほど書いています。
毎年作っているカレンダーも
できそうなくらいです。
来年春に、また平岡珈琲で展示会を
したいなあと思っていますので、
この調子で作品の数を
確保していかないといけませんね。
来年ですよ、来年。
また新たに絵つぶやきが
できたらブログで報告してゆきます。
最近よく行く居酒屋は府中にあります。
宇宙じゃないですよ。
和泉府中です。
藁焼きをやっているお店や、
手作り豆腐のおいしいお店、
カウンターだけのお店など
これらは大好きで、
新年会も行っています。
そんな風に居魚屋ライフを
楽しんでいるわけです。
先日は70歳と80歳の
高齢じいちゃんと行きました。
68にもなってもうアラコキだ
というのに一番年下って
なんていうシルバーな飲み会だ。
と言ってもみんなジムでガシガシの
運動をする人ですがね。
そんな居酒屋を思い出しつつ、
いまは居酒屋シリーズと銘打って、
絵つぶやきを楽しんでいます。
「ちょっと友達と絵の素材を
捜しに行ってくるわ」とか言いながら、
へへへのへ~と和泉府中へ
出かけていくのです。
まず最初に描いたのは、ホタルイカです。
ホタルイカというと富山湾を
思いだしますねえ。
でもねえ、日本中でホタルイカの水揚げが
一番多いのは兵庫県だそうです。
浜坂漁港なんかが有名ですね。
春の二月頃に漁が始まるのです。
なので居酒屋で食べているのは
冷凍食品かなあ。
あんなのを冷凍していけるんですかね。
もしかしたら養殖?
そんなことはないわなあ。
まあ素材のことはよくわかりません。
普段でもちょこちょこ
獲れたりするんですかねえ。
とりあえずは春を告げる
食べ物なのであります。
夜の海辺なんできらきら光る姿が
とてもきれいで、漁の最盛期には
滑川なんかじゃ、その漁の
きらきらを見る観光船まで出るそうです。
その光を絵にするとなると、
夜間の姿は難しいですね。
背面を濃い色で塗りこんで、
青い色が浮かび上がるように
描くということになるのですが、
とてもむつかしそうです。
塗りつぶすというのは
今、とても勉強を始めています。
居酒屋では全く光りませんけどね。
写真はこれ。
ホタルイカを辛子酢味噌でいただきました。
その姿を頭の中で分解して、
描くことになります。
全身に淡いえんじ色の点々があります。
描くのならそんな姿になりますね。
えんじの色を絵の具を混ぜて
いろいろ作って、これと色が決まれば
下描きをしてゆきます。
あ、そうそう目は黒いかたまりでかけますね。
そして表面はつるっとしているので
光の反射がありますね。
そんなことを考えながら描いてみました。
こんな感じかな
う~んホタルイカ感が出ていますかね。
きれいな海で育つホタルイカ。
あの明かりがきれいな海を
象徴しているわけですね。
そこでこんな言葉を入れました。
しかしホタルイカを描くだけで
居酒屋行ったり
こんなに前置き書くなんてまあ、
イカ好きにもほどがありますねえ。
ではそんなイカ好きの象徴として
もうひとつ書きましょう。
いつも行く居酒屋での
イカの丸焼きも描いてみました。
これは言葉が大変でしたね。
実際に居魚屋に友達誘って、
見に行きましたし、
その絵を見た人の感想なんかも
取り入れました。
いかにも居魚屋編はdoironの生活に
密着していますね。
「イカにも」ですけどね
ワイワイ言いながらこれをつまみに飲んだ、
居酒屋のイカの丸焼きの言葉を
こんな感じにしました。
シンプルやけど気持ちが
よくこめられていますね。
そう、こんな言葉が絵つぶやきには
お似合いじゃないかなあ
なんて考えたりしています。
まだ居酒屋編はもう少し
ありますので、それはまた
明日以降にブログで紹介しましょう。