「ぐるくん」のひとりごと

大好きな海のこと、沖縄のこと。 また今関心を持っている韓国語の学習、韓ドラ・レビューなど気ままな雑記

<581>『太王四神記』 最終話

2007年12月08日 | 太王四神記
 ※注)ネタバレしてます!!


 『太王四神記』は5日、韓国で高視聴率35.7%をマークし、足かけ3年に及ぶ、壮大なプロジェクトが幕を閉じた。

 しかし、最終話のエンディングに関しては、ちょっと不評だったみたい・・・

 『太王四神記』の脚本を書いたソン・ジナssiがホームページに公開していた台本と違う事が発端となり、視聴者からの抗議も相次いだそうだ。

 ドラマの結末は、もともとの台本とかなり違っていたと言う。

 「黒朱雀」の正体や他の四神に関する部分の結末が、最後まで曖昧だったと不満の声が上がったらしい。

 ドラマ公式サイトの視聴者掲示板をはじめ、ほとんどの芸能関連サイトには「中途半端でお粗末な結末」と言うコメが多数送られてきたそうだ。


 元々の台本には、スジニが朱雀として目覚めるシーンを始め、ホゲがキハの無念を晴らすシーン、そして他の四神たちの物語がきちんと描かれていたと言う。

 ヨン様の怪我絡みで、台本通りには撮影できなかったのだろうと言う憶測も飛び、最初のシナリオと変更された(不十分な?)結末となったとしている。


 まま、これだけの壮大なドラマ、ああもしたい、こうもしたいと制作サイドの思いと予算やら時間的制約と言う現実問題の中でのジレンマはあったでしょうし、何とか形をつけて納めなきゃならない訳だし・・・視聴者の期待とはちょいと違ったエンディングも仕方ないかなぁ~


 制作発表会や打ち上げの省略、数回に及ぶ放送開始延期アクシデントや、「生放送」と言えるほどの押し迫った撮影や編集の遅れ、出演者やスタッフの相次ぐけが等々・・・を何とかしのいでの大団円となったのは確かだ。

 更に、放送終了と同時にキム・ジョンハクPDと主役ヨンジ様が入院したそうだ・・・orz


 ↓ヨン様、「松葉杖」姿で撮影してたんだね~

 


 人気ドラマのはやりのスタイルなのか?『コーヒープリンス1号店』の時と同じように、韓国では5日に本編最終回を放映後、翌6日に出演者のインタビューやメイキングなどを編集した「スペシャル放送」が放送されたが、NHKさんはどうするのかなぁ?



 
 「車輪が壊れたのか?」と近づくタムドク。

  

 「見なかった事にして、行って下さい。」とスジニ。

 「二度と行かせない。」
 「お前が来ないなら、俺が行く。」
 「お前の側にいる。」
 「お前がいる所が、俺の宮殿だ。」
 「お前が火の海にしようと、俺が守るから、俺の側にいろ。」
 「もう行かなくていい。」とスジニを抱きしめる。


 「お前が死んだと言う事は信じなかった。」
 「俺が許可しなかったからな。」と笑うタムドクに、「時が来たら言う事があります。」とスジニ。


 一方、コムル村を襲い、白虎、玄武の神物を奪う火天会の大長老。

 大長老にマインドコントロールされたタムドクの配下が、キハの子を拉致する。

 スジニが胸騒ぎを覚え、慌てて子の元にはせ参じるが 、時すでに遅し・・・

 「火天会が、何であの子を連れて行ったんだ?」タムドク。

 「あの子は・・・」と口ごもるスジニ。

 そこへ、コ・ウチュン将軍が、書置きを持って来る。

 「この子は、ジュシンの王(タムドク)の息子だ。 ジュシンの王の子を連れて行く。」と書いてあった。

 「これは何だ?」とタムドク。

 「こうなると思って、逃げていました。」
 「あの子は、王の息子です。」
 「姉(キハ)の子です。」とスジニ。

 「あの子が俺の子で、あいつ(キハ)がお前の姉か?」と呆然とするタムドク。


 「(火天会の巣窟)アブラム寺に行く。」
 「時間がない。」
 「俺の子が拉致された。」
 「あの子の心臓で、天の力が開けるつもりなのだ・・・」とタムドク。


 一方、「大長老より早く王の心臓を手に入れ、天の力を手に入れろ。」とホゲに示唆するキハ。

  ←一番利用され傷付き、痛々しいホゲ・・・

 ホゲ軍と対峙するタムドク軍。

 「敵は、我々より多いが、俺達は必ず勝つ。」
 「負ける方法を知らないからだ。」
 「俺が先頭に行く。」
 「俺の軍隊、俺の兄弟達・・・俺が見えるか!!」と兵士の前で士気を揚げ、戦うタムドク。

  ←戦うチョロ

 でも、激しい戦闘の中で・・・

  ←可愛いアジョシだった、チョルノ部族長も・・・

 ←大好きだった忠義の人コ・ウチュン将軍も

 



 集まった4つの神物を並べるキハ。

 突然、神物が光り出す。

 アブラム寺にただ一人で突入するスジニ。

 大長老が子供を連れて現れる。

 「その子は誰?」と尋ねるキハに、「二千年待った瞬間だ。」と大長老。

 キハの元へ歩み寄る子供。

 「その子の心臓を切り開け。」と迫る大長老。

 大長老に矢を射るスジニは、「その子は、姉さんの子だ!!」と叫ぶ。

 キハの内に入り込み、キハを操って子の心臓をナイフで取り出そうとする大長老。

 それに抵抗するキハ。

 「姉さん、駄目!!」とスジニが叫ぶが、とうとうキハは大長老に操られたまま、我が子の指を切ってしまう。

 神物に、子の血が流れていく・・・


 我が子を手にかけた苦しみから「黒朱雀」に変身し出すキハ。

 

 子を抱きかかえて逃げるスジニ。

 そこへ、タムドクが到着し、飛んできた火からスジニを守る。

 朱蒙(チュモン)大王の弓を手に握り、飛んで向かって来る大長老を弾き飛ばすタムドク。

 「黒朱雀」に転身したキハに、「やめろ。」
 「お前が出来なければ、俺がやらないといけない。」と心の中で、キハに呼びかけるタムドク。
 
 

 キハに向けて、朱蒙大王の弓矢を射ろうとした瞬間
 「今、分かった。」
 「俺が何をしないといけないのか・・・」
 「キハ、お前を信じられなかった俺が、間違っていた。」と朱蒙大王の弓を折ってしまうタムドク。

 
 
 「これで、神物が消える。」←古文書に書いてあったもんなぁ~

 
 
 「人は、誰でも間違える。」
 「天に、そう言わなくては・・・それが人間だと。」
 「知らない事があれば、覚えながら生きていくのが人間だ。」
 「天は、我々に聞いている。」
 「自ら生きるのか? 天の力で統治しないといけないのか?と。」
 「その答えに答えるのが、ジュシンの王だったのだ。」
 「それがジュシンの王として、やらなければならない事だったのだ。」
 「・・・これが俺の答えだ。」
 「俺は、人間を信じる。」
 「天の力は、天に返す。」
 「だから、もういいんだ・・・」

 キハが消えていった光の中に、自ら入っていくタムドク。

 

 どうです?



 制作サイドでは・・・
 「タムドクは、「黒朱雀」になったキハの前で、彼女に対する全ての誤解を解き、『私は人間を信じる』と宣言して、敢えて四つの神物を消し去り、キハに向かって歩いていく」と言うシーンを選択したそうだ。

 そして「広開土大王碑文」を一部紹介し、タムドクの政治的功績について字幕スーパーを出しつつ、「このドラマは歴史物ではなくファンタジー時代劇」である事を強調したそうだ。


 ぐるくん個人としては、『太王四神記』のタイトルから言って、玄武・青龍・白虎・朱雀の四神の転生者と神物とがシンクロして、彼らがこの世に生まれた意味を解き明かして欲しかったし、名君タムドクが、簡単に厭世的に現世を離れてしまったのは、ちょいと気になったけど・・・


 ここは、 ひとつの「ファンタジー」のエンディングと納得するしかない。


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2 コメント

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すごい (ルナ)
2007-12-10 21:52:14
ぐるくんさん今晩は
最終回完璧な解説わかりやすいです
あーそうなんだ
って思いました 韓国語聞き取りできない私は解釈違ってた(笑)

やっと1話観れました妹が録画しててくれて~~
2話今日は実家で録画!早く買わなきゃ!ハイビジョンTV
そうそうぐるくんさんが言ってたとおり
フルハイビジョン観てきましたよ~~~
高い~~~~しかもDVDデッキも超高いし
DVDも万円でびっくり!!
来年には買いたいです!!

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TV・・・ (ぐるくん)
2007-12-11 09:09:38
 ルナちゃん、コメントありがとうございます。

 ハイビジョンTV・・・
 『四神記』や『コプ』見たさで、思いが募っているんだけど・・・w
 画質やサイズ、機能などにうるさい旦那が指差すのは、予算オーバーって言うか、予算圏外の代物ばかりで、意見の一致をみませんw

 妥協案を出して交渉するも、自分ならもう少し待って、有機EL液晶画面のTVが出るのを待つとか言い出すし・・・
 絶対、私の足元見やがってる


 解釈は、自信ありませ~ん

 NHKの字幕版がスタートしたので、実態がばれる!!と今から冷汗もんですw
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