人生なればこそ、賭けるのである

私たちの人生とは、いわば選択であり、知りたいという願望であり、運命に祝福されたい、とねがう心のあらわれである。

ビューチフルドリーマーカップ2017予想◎ジュエルクイーン○シャインプラチナム▲ユッコ

2017-08-25 22:58:55 | 地方競馬


 地方競馬では、牝馬競走の振興と牝馬の入厩促進を図るため、
今年で8年目となる 世代別牝馬重賞シリーズ
「GRANDAME-JAPAN2017」を実施します。





全国各地で行われる牝馬重賞を世代別に体系づけ、競走成績によりポイントを付与。
2歳、3歳、古馬の世代別ポイント獲得上位馬に対し、
協賛各団体から日本軽種馬協会を通じボーナス賞金が授与されます。

賞金は1位1000万円、2位200万円、3位100万円で、
地方競馬の優れた牝馬の活躍の舞台を広げるとともに、
交流を促進して魅力ある牝馬競走の実施を目指します。




岩手県の小岩井農場に輸入された繁殖牝馬
ビューチフルドリーマーを記念して創設された競走。

ビューチフルドリーマーはイギリス産の繁殖牝馬。
1908年に日本の小岩井農場が輸入した20頭の繁殖牝馬のうちの一頭であり、
多くの活躍馬を送り出して現在まで続く日本の一大牝系の祖となった。

現在でもビューチフルドリーマーの子孫の活躍馬は数多い。
2012年のヴィクトリアマイルをホエールキャプチャが優勝し、
輸入から100年を経過した後も中央競馬のGI馬を出している。
以上のようにビューチフルドリーマーの系統は現在に至るまで勢力を保っており、
日本の貴重な在来牝系として、血統的にも未だ注目を集め続けている。

ビューチフルドリーマーカップの創設は1975年であるが、
長らく特別競走として行われ、2000年に重賞に格上げされている。
重賞格上げ後の出走条件は2000年から東日本地区、
2002年から東日本と九州地区、2005年から地方競馬全国交流となっている。
いずれもサラブレッド系3歳以上牝馬。






♦ビューチフルドリーマーカップ有力馬評♦

01ユッコ
ノーザンファーム生産馬で、父はハーツクライというなかなかの血統。
中央でデビューし13戦して未勝利の1勝のみで、500万下戦を勝ちあがれず岩手へ移籍。
移籍後3戦目となった、昨年のビューチフルドリーマーカップでは
4番人気でジュエルクイーンから0.1差の2着と重賞級の力がある事を証明。
その後は中央交流重賞で、力の差を見せ付けられたものの
地元水沢では、紅一点での出走となった桐花賞で4着し、そこから3戦挟んだ後、
シアンモア記念で6番人気の低評価ながら、牡馬を退けて優勝と飛ぶ鳥を落とす勢い。
重賞馬の肩書きで挑んだヒダカソウCは捲土重来を期すジュエルクイーンが圧勝。
ユッコはそこから2.2秒差の4着と半年ぶりの対戦で、より二頭の差が広がった印象。
リベンジのG・J第二戦ノースクイーンCも、ジュエルクイーンから1.7秒差の5着。
前走の盛岡・納涼特別は牡馬相手に勝利し、ここへ向けて順調にきているが
地元水沢で地の利を活かし、ジュエルクイーン相手にどこまで戦えるか。


03ジュエルクイーン
門別でデビューし、2歳時は重賞を含み【2-4-2-2】という成績。
交流重賞のエーデルワイス賞で2着、笠松のラブミーチャン記念を勝利と順風満帆。
2歳暮れに名古屋に移籍し、初戦の 東京2歳優駿牝馬は5着だったが、
移籍二戦目のゴールドジュニアを勝利して重賞2勝目を挙げる。
名古屋所属馬として、5戦した後、北海道へ復帰し二戦目の北海優駿を3着。
好走するも、重賞3勝目へはなかなか手が届かず、4歳になってようやくヒダカソウCを勝利。
前の年2着に敗れていたビューチフルドリーマーCも勝利し重賞4勝目。
5歳になって、牡馬相手にコスモバルク記念 、赤レンガ記念を連続3着と好走。
牝馬相手に戻った、ヒダカソウCは2着に9馬身つける圧勝で、連覇達成、
グランダム・ジャパン第二戦ノースクイーンCも2馬身差で完勝と、地元では敵なし状態。
さすがに前走の中央交流重賞ブリーダーズGCでは、相手が強いことに加えて
2000メートルという距離がこの馬にとっては微妙に長かったせいもあったか、6着に敗れた。
同じホッカイドウ所属のジュンアイノキミに先着を許してしまったものの、
タイム差は無く、中央勢を除けば、この路線牝馬同士相手ならまだまだ力は通用するはず。
今回はメンバー弱化となり、連覇の期待がかかる舞台で、負けられない。


06マテリアメディカ
南関クラシック路線では、3歳時は東京プリンセス賞7着、関東オークス7着という成績。
秋へ向けての重要なレース黒潮盃では、ミスミランダーから0.3秒差の3着と健闘。
2着は、中央交流重賞で活躍しているカツゲキキトキトで、3/4馬身と僅かな差だった。
その後の重賞二戦、戸塚記念4着、ロジータ記念4着と川崎2100のレースでは馬券には絡めず。
そして、そこから前走まで7戦して掲示板に載る事ができずという不甲斐ない結果に。
前走のG・J第三戦兵庫サマークイーン賞で久しぶりに3着と馬券に絡む活躍をみせた。
この走りを切欠にどこまで変われるかだが、黒潮盃の頃の強さが戻れば連続好走も。


08シャインプラチナム
中央でデビューして7戦して未勝利だったが、2着2回、3着1回がある。
6戦目の札幌ダート1700mでは、あの世界のモレイラ騎手が騎乗し2着だった。
北海道に移籍してここまで7戦し【2-2-0-3】という成績で掲示板外は一度もなし。
母プラチナローズは、福島2歳Sを勝って阪神JFにも出走した事があり、
マリーンCや、兵庫CSなど交流重賞を走り芝・ダートで重賞への出走経験がある。
そのプラチナローズの母が、NHKマイルC3着やさきたま杯3着があるスギノキューティー。
前哨戦のNZTは2着で、どちらのレースもエルコンドルパサーが勝利している。
この馬自身は芝は1戦したのみで、ダート適正は母・祖母譲りといったところだろうか。
前走重賞初出走となったG・J第二戦ノースクイーンカップでは、
相手強化で苦戦が予想されたものの、3着ビービーバーレルから1/2差の4着とユッコに先着。
まだ4歳とこれからの成長を感じさせるだけに、ここでは軽く扱えない。


10ミラクルフラワー
門別でデビューし、盛岡・知床賞、水沢・プリンセスCと2歳時に重賞を2勝。
南関東では苦戦するも、岩手へ移籍後は余程こちらの水が合うのか
昨年はフェアリーCを勝利して、ヴィーナススプリントを2着と重賞戦線で活躍、
今年初戦の重賞トウケイニセイ記念を制し、前走のフェアリーCも勝って連覇達成。
充実一途を感じさせるが、昨年のビューチフルドリーマーCは10頭立て8着、
同じ岩手のユッコが勝利したシアンモア記念では、13頭立て9着と敗れており
まだまだユッコとは力の差を感じる結果となっており、その上、更に強い
ジュエルクイーンも昨年以上の充実度でここへ出走してくるのだから、
さすがに厳しい戦いになりそうだが、3着争いに喰い込んでくる可能性はあるかもしれない。



♦♦♦ビューチフルドリーマーC参考レース動画♦♦♦



6着ジュエルクイーン



1着ジュエルクーン 4着シャインプラチナム 5着ユッコ



3着マテリアメディカ



♦♦♦♦♦ビューチフルドリーマーカップ予想♦♦♦♦♦



◎ジュエルクイーン ○シャインプラチナム ▲ユッコ 次点マテリアメディカ


近走の成績、充実度から考えても昨年の優勝馬ジュエルクイーンが本命。
前走のブリーダーズゴールドカップは中央勢が強すぎたものの、6着ならここでは地力上位は明白。
着順上位の中央勢は、JBCレディスクラシックを目指さずJRAのレースへ向う模様で、
当馬がここを勝つようなら、グランダム・ジャパン2017古馬シーズンの優勝も視野に入ってくる。
ヒダカソウカップの9馬身差勝利は圧巻で、マイルくらいが一番競馬がし易いのかも知れず、
秋にまたマイル近辺のレースへ出走する事があれば、迷わず本命を打ちたいところ。


逆転は厳しいと思うが、対抗はノースクイーンカップ4着のシャインプラチナムか。
初重賞で、ユッコに先着、ビービーバーレルに肉薄した走りなら、ここなら十分勝負になると観る。
中央時代は、新馬戦で福永騎手、他にもモレイラ、ベリー(偽の方)と鞍上の名前だけ見たら
かなり期待されていた馬だということが分かる。似たような馬がブルドックボスで
こちらも、ムーアやルメールが跨っており、クラスターCを制しても驚けない履歴だった。
このシャインプラチナムはここまでわずか15戦とキャリアも多くなく、
重賞も2戦目と他の馬に比べて鮮度も高い。ここはジュエルクイーンが強いが
長い目で見ていれば、いずれは重賞を勝てるだけの器がありそうに思う。


昨年2着、地元岩手のユッコが単穴。シアンモア記念を制しており、ここでも軽くは扱えない。
シアンモア記念は今年で42回を数える歴史ある重賞で、
古くはトウケイホープ、モリユウプリンス、トウケイニセイを筆頭に、
メイセイオペラに、トーホウエンペラーと、岩手を代表する名馬達も制してきた。
そのシアンモア記念を牝馬で優勝したのは、ここまでわずか3頭のみ。
第2回カネマリモ、第38回トウホクビジン、そして42回の当馬。地の利を活かして一泡吹かせたい。


次点で船橋のマテリアメディカか。
近走は結果が出ていなかったが、前走の兵庫サマークイーン賞3着で復調気配を感じた。
ただ、単に相手が弱くなっただけの可能性もあるが、今回も同じ牝馬同士なら
恥ずかしい競馬にはならないはず。ただ、ジュエルクイーン相手に勝負なるかというと
それはまた別の話で、ここは掲示板以上、尚且つ馬券圏内を目指したいところ。
溜めたほうが良さが出そうなタイプだけに、ここではどんな競馬をするかに注目したい。













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