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【有馬記念2017大穴予想】◎サクラアンプルール この桜吹雪、見事散らせるもんなら散らしてみろぃ!

2017-12-24 02:39:03 | 中央競馬
一時代を築いた名馬が引退レースとするのがこの有馬記念。
ディープインパクトにオルフェーヴル、三冠馬のラストランもこの有馬記念でした。
とはいえ、勝って有終の美を飾った馬もいれば、負けていった名馬もいます。
ブエナビスタは7着、ゴールドシップは8着という結果でした。

今年はキタサンブラックがこのレースを最期に引退します。
勝ってキタサン祭りとなるのかどうなのか、結果はわかりませんが
同世代の二冠馬ドゥラメンテが去った後の日本競馬界を牽引し、
後輩の目標となり、壁となって立ち塞がった強さは、今後も色褪せない事でしょう。
高速馬場の天皇賞春をレコード勝利し、天皇賞秋では超不良馬場をスタート出遅れながら勝利と
今年魅せてくれたパフォーマンスもまさに、この馬の強さを見せ付けるに十分なものでした。

来年からは、キタサンブラックが抜けたこの路線を
どの馬が牽引していくのかを、占う意味でも重要な一戦となる今年の有馬記念。
昨年は直線の三つ巴、ゴール前二強の凌ぎ合いに競馬ファンは熱狂しました。
今年も、名馬のラストランに相応しいレースを期待したいですね。


現代の競馬は、ジャパンカップの前哨戦が天皇賞秋という位置づけとなっていて
トップクラスの馬は天皇賞秋の前に京都大賞典、毎日王冠のステップを挟まず、
京都大賞典→ジャパンカップというローテを組む事が多くなってきている。
有馬記念は、大目標のJCの後のレースという事で、そこでお釣りがあるかどうか見極めるのが重要。

キタサンブラックは昨年は天皇賞秋をパスして、京都大賞典→JC→有馬記念でしたが
今年は天皇賞秋→JC→有馬記念というローテが三戦目のここにどう影響するか。
勿論馬格がある馬なのでこなせないようには見せませんが、昨年以上とまではいかないんじゃないでしょうか。
天皇賞秋が超不良馬場だったのも、ダメージを蓄積させてしまう原因になりそうです。

ここへ向けて三戦フルに戦ってきた馬でも、活力ある4歳馬ならまだなんとかなるんでしょうが
5歳以降だとあのテイエムオペラオーでも敗れてしまったように、やはり難しいと考えるのが妥当。
3歳馬もダービー馬レイデオロがJCで2着なら通用してもおかしくないですが
スワーヴリチャードはM・デムーロ騎手が跨り人気上位でどうにも買いづらい。

そんな訳で、フレッシュさを重視しつつも人気も手頃な馬で予想を組み立てていきたいと思います。



◎サクラアンプルール
5歳暮れにオープン入りした晩成タイプ。
半兄サクラメガワンダーは重賞4勝馬で、6歳時に宝塚記念で2着に入っている。
重賞初挑戦の中山記念では強敵相手に2着と善戦し、キャリアを重ね着実に力をつけてきた。
その中山記念は、1着ネオリアリズムがQE2世Cを勝利、3着ロゴタイプが安田記念8人2着。
5着ヴィブロスがDTFを制覇するなど、かなりレベルの高いレースだった。
その中山記念で2着だった当馬も、前々走で札幌記念を勝利とそのレベルを証明する形となった。
半兄のような成長曲線を描き、更なる高みを目指してほしいところ。

中山記念、大阪杯、札幌記念で◎に印を付けているだけに期待している馬。
前走の天皇賞秋は苦手の渋った馬場の為に☆印までの評価にとどめたが、
今回は恐らく良馬場、そして【3.1.1.0】と得意としている中山コース、13番人気なら本命にしない訳にはいかない。
この馬の最大の魅力は立ち回りのうまさで、勝負どころでスッと動ける点が中山コースで好走できる秘訣か。
これまでの走ったレースの最長距離が2000mという事で、距離が不安視されているが
有馬記念自体は展開次第でマイラーでも好走できる舞台で、それで不安視されるなら狙って妙味。
キタサンブラックの強さは認めざるを得ないが、有馬記念の大外枠から開放された蛯名騎手が、
忖度せずに、この馬の立ち回りのうまさを引き出す事ができれば面白い。


○レインボーライン
前走のジャパンカップでは、メンバー中最速タイの上がり3ハロン34秒6をマークし、最後方から6着まで追い上げた。
また、不良馬場で行われた前々走の天皇賞秋を3着と、馬場状態を問わずに能力を発揮できる点はセールスポイント。
うまく流れに乗って持ち味である息の長い末脚を発揮できれば、勝っても不思議ではないし、
キタサンブラックがいつものように先行し、昨年同様にスタミナを問われる底力勝負になれば
後方から虎視眈々と構えるこの馬の出番となって、まとめて飲み込む。

16ダービー◎、16菊花賞○、16JC▲、17天皇賞(春)▲、17宝塚記念○、17天皇賞秋◎、17JC◎
G1では、常に印を打ってきた馬で、人気にもならないタイプで馬券の相性が良いです。
前走は二強に次ぐ3着ながら、現在10番人気と妙味あり。逆境にこそ強さをみせるステイゴールド産駒で
キタサンブラック同様に疲労があっても、充実の4歳秋で年齢的なアドバンテージでこなしてくれるはず。
菊花賞2着、天皇賞3着、有馬記念を勝っても不思議ない戦績で、フロックとは呼べない存在。


▲ミッキークイーン
3歳時の一昨年にオークスと秋華賞を制覇。現役牝馬の中では上位の力量を持つ一頭。
今回は牡馬のトップクラスが相手になるが、今年の宝塚記念では3着に好走しており、全く見劣りしない。
右回りは昨年の有馬記念5着を除くと、(4.3.3.0)と得意。牝馬が活躍のグランプリ。
休養明け2戦目のここは、末脚全開が期待される。


☆シャケトラ
日経賞で先行有利のレース展開を、外から捻じ伏せる形で勝利をもぎ取る強い内容で、初重賞タイトルを獲得。
その後G1を4戦し馬券圏内には入っていないが、宝塚記念ではキタサンブラックら先行勢が壊滅する中、
唯一2番手から粘り4着に入線と、G1でも上位に食い込む力はある。
この秋は、天皇賞・秋は極度の道悪、ジャパンCは枠なりに終始外を回らされる厳しいレースだった。
勝った日経賞と同じ舞台で巻き返しに期待したい。








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2 コメント

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Unknown (Unknown)
2017-12-24 19:45:12
サクラ不利がなければ、3着内あったはず
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Re:Unknown (demarogufan)
2017-12-24 23:26:45
サクラアンプルールは故障なければ良いのですが、もし大丈夫でも、精神的なダメージが心配ですね。ディサイファもマイルCSの不利後は立ち直るまで時間が掛かりましたし。
内と外から挟まれる形での不利だったので、審議になるのかなと思っていたらすぐ確定してしまったのは驚きでした。現在のルールだと仕方ないんでしょうか。
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