しろくま

軟い雑感、とりとめなく。

アーカイブ・書き置き

2012-09-30 | ひとつまみ^^
たしか、ボイジャー* にレコードが載せてある。「ワレワレハチキュウジンダ」世界各国の言葉と音の。
そのレコードをウチュウジンが掛ける遥か前に
低劣な“侵略モノ・戦争モノのsf”テレビ/ラジオ放送が光速で宇宙の彼方に飛んで行ったのだが、
気を悪くしてるウェルズ蛸もいるかもしれない。

閑話休題
DVD, ブルーレイ、デジタル保存の真打ち。なんと、数億年も(劣化無し)!
数億年のデータ保存が可能に 石英ガラスのストレージ、日立と京大が開発 - ITmedia ニュース
データを石英ガラスに閉じ込め保存する技術。
ガラス固化は核廃棄物と同じだが、地層に埋めないで済む。

心配ひとつ。
何億年も経って、再生機(と動力源)なかったりして…
「そんなガラスかけらでなくて、墨と和紙の書置き持って来い」

H.G.の『タイム・マシン』、安部公房の『鉛の卵』だの
ふらっと浮かんだ(sfバカなので)。


*打ち上げから35年** の探査機「ボイジャー1号」、太陽系の端まであと少し 国際ニュース AFPBB News
(**Opus All Time Bestは37年間 ♪VoyagerのYumin'は40周年)

作品

2012-09-30 | 音の棚
でなく
でもなく


つらつらと、ペンの向くまま(私感)。

いまさら、いちいち曲紹介の野暮はしない*。
Disc1, 2, 3 レーベル・録音(アナログ/デジタル) それぞれの時代と色が面白い。
リスナーの年代ごと“いちばんの”お気に入りってあると思う。若いファンほど、逆引きで辿る古いのが新鮮。
あと、色合いが違うなって思う線引きも。

私の場合
ディスク2は1の延長で聞いて、
そこから少し離れた感じで、3を聞いているかもしれない。
(単に、齢喰っただけかもしれないが)。

達郎さんを聞き始めたのは、先輩のRide On Time'80から(当然、怒涛の逆引きも)。
まりやさんはViriety'84から。
4年しか違わないが、プロデューサー、アレンジャー達郎さん経由で辿っているから、
その分完成度・熟成度が高い。まりやさんのベンチマークというか。
まりやさんや最近の達郎さんは、“詞でシミジミ”で聞いてしまいがちだが、
“気張らない”エンタメ性というか、そういったものは、
だんぜん“未熟成(うまく言える言葉がないものか)?のも聞いてきた”達郎さんの方だ。
いまだ、SongsやらCircus Townも聞いてるし。
達郎さん、白磁の完成度・完璧さだけでなくてもイイから。

そんなこと、つらつら
再確認した次第。


*ずっと前、いつだったか
Roy Orbisonのベストでも、やったことがある(別ログ)。
全部いいものを、ひとつひとつ挙げるのはヤボな気がする。

長月

2012-09-27 | 音の棚
窓の外
月見る月

♪MOONLIGHT SERENADE BY GLENN MILLER - YouTube

合掌 Mr. Moonriver
アンディ・ウィリアムズ Howard Andrew "Andy" Williams (1927/12/3 - 2012/9/25)

♪Breakfast at Tiffany's Opening Scene - HQ - YouTube
♪Moon RIver (Breakfast at Tiffany's) HD - YouTube
オードリー(not春日):今なお(男性よりも)女性の方に人気がある。
永遠の可憐さへの憧れなのだろう。

声いい。歌うまい。バカラック・ディビッドもいい
♪Andy Williams - This Guy's in Love With You (1969) - YouTube
♪Andy Williams - (They Long To Be) Close To You (1970) 遥かなる影 - YouTube
個人的にはH.Alpert、カーペンターズのが好きだが、歌い上げるアンディの方がステージ映えするのかも

〆はやっぱり
♪Moon River - Andy Williams - YouTube
合掌。

あ、安部礼司

2012-09-25 | 音の棚
NISSAN あ、安部礼司~beyond the average~(日曜17:00-:55)
達郎さんOpus All Time Best(SSBコラボ)つながり。

録音したのを聞いてみた。
キャラ濃い、少しうるさい。
軽さも軽薄さも“自分の”で間に合っているから、普段なら聞かないタイプ。

劇中劇 構成は○
SSB(と達郎さん)がうまく入っていて、リスナー風景とうまくマッチしている。
リスナーのハガキを読んでる途中でのボツはSSB On Airにありそで無さそで、楽しい。
こっちの番組の茶目っ気というか。
もひとつ。
某社内放送“田中がひとつかみ”。
本家SSBでは“棚からひとつかみ”。マニアックさがどこか似たり、ニタリ
これはぜひとも“生”で聞いてみたいものだ。

p.s: 猫の仔が入るくらいの箱に入って、“タツローくん”がやって来た。

私の虎の子Opus All Time Best


ポケット・ラジオで聞いてもいい歌だが、
最高の選曲、最高の音質で(^^)。
(中身は、明日(発売日)以降にでも)。

9月の雨

2012-09-25 | 日記雑記
昨日まで燃えてゐた野が
今日茫然bon・yariとして、曇つた空の下につづく。
一雨毎に秋になるのだ、と人は云う (秋/山羊の歌)

降ったり止んだりしたおかげで
すっかり秋が板についた。
寒い。十日前が嘘のよう。
冬タイヤのコマーシャルが始まった。カレンダーや年賀プリントもちらほら。
昨日、蚊に喰われた。人肌ぬくもりったって…

♪シチリア舞曲 フォーレFaure - YouTube
ぼそぼそとした木管がいい。

逆引き漱石

2012-09-20 | 本棚
読書範囲は広くないし、感覚的ないもづる。

百先生から漱石先生
「サラサーテの盤」
虫の知らせというか、他人の空似というか
「琴のそら音」がうかんで、ひさびさ。

倫敦塔・幻影の盾 (新潮文庫)
クリエーター情報なし
新潮社


ロンドン留学時代の紀行文『カーライル博物館』、
『倫敦塔』では見知らぬ文化・歴史がおどろおどろしい
『幻影の盾』『薤路行』あっちの文化/文学へのアプローチというか
漱石、当時の読者ともに異国の漠とした憧れみたいなヤツにひたったり。

そのせいもあってか、『琴のそら音』『一夜』、とくに『趣味の遺伝』はとても日本的に感じる。
(世間一般の評*でないし、読みが浅いと言われればそれまでだが)
個人の好みで言わせてもらえば
『こころ』とか『それから』あたりの3部作のような“煮詰まり方”で無いのがイイ。

そのへんが いもづる。

*作品の位置づけでいえば『吾輩は猫である』の頃で、
『猫』にダブるばかりでなく、のちの作品の芽が見える気がする。

セミ去りし後

2012-09-16 | 日記雑記
いくぶん
空は高くなり
風は澄んできたようだ。

コスモスのわき
すすけたヒマワリうつむいている。

29℃だが。
風立ちぬ

奇跡の一本松
伐採の記事があった
陸前高田の「奇跡の一本松」切断 加工施し保存へ  :日本経済新聞
「美談だ」「そうでない」
予算と募金…いろいろあるが、
「よく生きた」を後世に遺す。

“ぶらり” 行ってみた。

撮影ポイント近く
他県ナンバー
バスも見かけた。
そこにない松に
シャッター切ってるのか*。

12日に伐採、防腐処理され 
来年2月再びあの場所に据えられる。
しみじみしに行ったわけでないが、
「じゃ、また」

*走りながらと、対岸からとで何枚か撮っているが
今日日、絵心のない人のカメラより、ウェブ画像の方がよっぽどきれい。
今、ストリート・ビューで見れる(撮影:去年の9月)

そこはかとなく

2012-09-14 | TV, 映画, DVD
9月に百
今さら稲川淳二/怖い話みたいなものかな?
だけど 怖いだけの真夏のオバケより
秋の夜長に余韻が…
そこはかとなく

内田百
異形・物の怪系も書いているが
情や念がこもっている方が 日本らしい気がする*。

サラサーテの盤
サラサーテの盤―内田百けん集成〈4〉 (ちくま文庫)
クリエーター情報なし
筑摩書房

薄明かりの土間に、死んだ友人の後妻が立っている。
夫の遺品を返してほしいと。
幽玄・そこはかとない 漠とした怖さ


ツィゴイネルワイゼン/鈴木清順

百の文章には無い“生々しさ”で
清順作品は 男と女と情を浮き立たせている。


中砂/原田芳雄 無頼 動 陽
妻、おふさ(後妻)/大谷直子 唐突 陰
青地/藤田敏八 語り手/一般目線
妻・周子/大楠道代
他 周子の妹、旅芸人たち、中砂の子…ストーリーの伏線(?)。

中砂と死と遺品
男と女と情
残された(無)念
「何て言っていたのだろう」サラサーテの盤に遺された声。

画は画で怖いが
それよりも、不思議な余韻というか


*人形浄瑠璃/曽根崎心中とか
心の機微みたいなものにも通じるような。

ついでながら
百、つげ義春
うまく説明できないが
私的にはそんなに離れていない感じ。

記 こおろぎの夜に。

Esprit De Four

2012-09-09 | 音の棚
Fourplay
他のファンに怒られるかもしれないが
私は無印良品とか、そんな感じで聞いている(ブランド意識無い方が楽だし)。
アルバム通してのメロディ・リズム・テンポの緩急が心地いい。

予約/配達が間に合ったので連れて行こう* と思ったが、
オトノフリマ/Johzenji Streetに行けなかった。

せっかくだから、
ひさびさ音の棚。

音だけでイイ(歌詞対訳と解説いらない)なら、US盤がリーズナブル。
Esprit De Four
クリエーター情報なし
Heads Up


曲目 & ひとこと(私感)
1.December Dream 秋の入り口にも爽やかな調べ。
2.Firefly アップテンポな元気な蛍。
3.Venus 愁いある美しさ。作曲者ハービィの太鼓もひかえめに、チャックのac-gとボブのpianoを見守る。
4.Sonnymoon スピード感、歯切れよさ。
5.Put Our Hearts Together (Instrumental)
  最初の印象はいわてJAZZでの♪Put Your Hearts Togetherとはまったく違う。黙々とセッションしてる姿が浮かぶ。
6.All I Wanna Do (vocal) マッタリ歌いたがり屋さん Nathan East
7.Logic Of Love クールなチャックのギター。
8.Esprit De Four タイトル・チューン。だから、このジャケ写かと思う。
9.Sugoi:日本というかオリエンタル
10.Put Our Hearts Together (guest vocalist: Seiko Matsuda)
  国民的な(アイドル)聖子ちゃんというより、一人のヴォーカリストという姿勢に好感が持てる
  聴き手にストレートに気持ちが伝わるのはこちらのヴォーカル・トラックだが、
  5のインスト・ヴァージョンも聞きこむほどに味わい深い。

*いい景色に、お気に入りの音連れて。達郎さんとか fourplayとか。

カポーティ

2012-09-08 | TV, 映画, DVD
著作、読んでいないし、
(『ティファニー』はせいぜいヘップバーンと映画音楽くらいだし)
この作品で演じるフィリップ・シーモア・ホフマンから
トルーマン・カポーティの人と成りをうかがい知ることしかできない。



人気、才能と人、光と影
前に見たRayみたいなものかな、
とも思うんだけれど…


1959年、カンサスの小さな町で起きた一家4人の惨殺事件。
取材、収監先で犯人のインタビュー、
親身、功名心、裏切り?
出版『冷血』のタイトル。


ずっと前になるが、ログ仲間の記事に
「ティファニーで朝食を」から8年で「冷血」…ってコメントしたら
“作家の業”を感じる と、res。

レスが気になって、観て、
なるほど!と膝を打った作品。

最後の面会で、
「恨んでいない」と犯人たちは処刑されていった。

結局 その後、飲んだくれて
一つの作品も仕上げられずに生涯を閉じた。
作家の“業”なのだ、と。


流行りや映画に疎い私だが
訪問先に恵まれ、けっこう拾い物がある。

(2/3’14)
フィリップ・シーモア・ホフマン死去 『カポーティ』でオスカー獲得した演技とは J-CASTモノウォッチ

作品のタイトルを入力してください

2012-09-07 | ひとつまみ^^
ずっと前
クイズ番組に出ていたコンピュータがあった。
データベースや(隣りの回答者から)文脈の類推して答えるかしこいヤツ。その名も和登さん。
“もしかしたらの^^”、予感/予想はあった。

「コンピュータは星新一を超えられるか」 人工知能でショートショート自動生成、プロジェクトが始動 - ITmedia ニュース
星新一さんのショートショートをコンピュータで解析し、新たなショートショートを生み出すプロジェクト「きまぐれ人工知能プロジェクト 作家ですのよ」を開始するのだそうな。

野暮ったい気が、私にはするが♣

作家だろうが機械だろうが、読む方はどっちだってよかったりして*。
ASCII_jp:電子書籍利用率、20代前半は7割以上・60代は4割
流行り・流通量と利便性

小説はスマホで、コミックはPCで~電子書籍のジャンルごとに端末分ける傾向 -INTERNET Watch

作家か機械か?
フォークト=カンプフ感情移入度測定法しかないかな。
(→リック・デッカード/ブレードランナー^^)

パルプ終焉の時代、電子化で書籍/読者のパルプ・マガジン化(?)をあらためて考えるとは思ってもみなかった。
「なにをエラソに」(トラ姐)

*じつは、作家の“業”について書こうかと思っていたら、目についた記事。

♣野暮でも探究するのが(9/30)
科学者の業・好奇心かな。
コーパス: 言葉を集積・体系化て書くと大仰だが
言葉を探し、選ぶ作業。それの機械・効率化だろう。

9月2日

2012-09-02 | 日記雑記
二題

ひとつめ
南海トラフ地震の予測記事
いつぞやの(何十年に一度の防災)ダム論議みたい。

日程済んでから問責だの言っている人たちと
なんかダブる。

たとえば
トヨタが燃料電池バスから電力供給を可能に、最大3kWを出力  :日本経済新聞 とか
好いアイデア・取り組みが(民間に)あったって
地元の議員が陳情汲み上げたって
 
汲み上げた先で止まってしまっては…

したり顔したって、どうなるものでもない。
政策でなく政局“だけの”人たちが(私感)

というわけで、
防災の日の次の日だが 今日投稿。
『二百十日』漱石の同名小説ももったいない


ふたつめ

5月と違い
6月から夏のになったが

9月の雨の後も 
雲は8月のままだった。



それでも
(塩害とかの所もあるが)
稲はわりとイイらしい

まつりやっていた商店会もあった。

♪CHASE THE CLOUDS AWAY by CHUCK MANGIONE_wmv - YouTube

今 20:00
蚊取り焚きながら
秋の虫