しろくま

軟い雑感、とりとめなく。

漱石でも

2009-08-30 | 本棚
猫と坊ちゃんから入った私^^。

ちょびっと早いが、時節柄。
『二百十日』一本気な―宿でももてあましただろう―豆腐屋圭さんと碌さんの二人旅。
テンポの良い掛け合いがいい。Souseki Rakugo…
もくもく煙を上げる阿蘇を歩きながら、
あしたの日本は…(政治というより、長屋の熊さん八つぁん談義だけど)

草枕・二百十日 (角川文庫)
夏目 漱石
角川書店

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もひとつ
「智に働けば角が立つ。情に棹させば流される。意地を通せば窮屈だ。兎角に人の世は住みにくい。」
“非人情”の美学が説かれているロマンティシズムの『草枕』
わたせせいぞうのカバーもいい。

正反対とも思えるようなカップリングで漱石を読むのも面白い。

雑種雑食

2009-08-29 | ひろいよみ
青豆番犬の遠吠えについて。
他人ん家で盗撮したイルカ映画で大騒ぎしているようだ。
http://www.asahi.com/international/update/0824/TKY200908240378.html
怒鳴らない方がうまくつたわるので、小声で。※1
「牛、カンガルー食ってるくせに」※2

自分たちの(価値)基準に合わない?
最初から揚げ足/引き算な視点でなら、
取るに足らない些細な言葉の振れ幅すらも“青を赤”と言えるし
プライド/体面もたもてる。

「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」日本語で言っても通じないだろうが、
私は声をおとして
ヒューマニティ/保護活動? 差別主義者の 免罪符kakuremino(不遜)
言葉だの 権威で飾る 犬の糞(馬笑)

食べ物にかぎらず、音楽でも画でも本でも、
一々(相手のが)自分より下か上かなのだろう。

エラすぎて、まともな議論などできないようだ。
私はお気楽雑食でいい(毛並みもよくないから)※3

※1青豆番犬に限らず、世の中 劇場ラウド・スピーカー型社会。
  だが、投票前日夕方の「最後のお願い」ラッシュ同様、聞き取れないもの一々聞いてない。
  噛み付き前提の文章も、イキオイ外すと同じらしい。

※2参考までに『世界屠畜紀行』: 内澤旬子
  著者程の、ご馳走意識はないにしても、
  私たち自身の食に対する意識は低い。肉は食うが、捌くのは見ない。
  祭事、もてなし/ごちそうの文化側面・人間性も否定できない。
 『いのちの食べ方』森達也: こっちは、生きるためにいのちをいただくことについて。

※3ジツは英国圏のsf(も)好きである。
 A.C.Clarke, H.G.Wells, G.Egan, S.Baxter…
 あと懐メロMen At Work, Air Supply, Little River Bandもいい…
 今やばーさんのO.Newton-Johnもええ。
 彼らにも、どうしても相容れない部分はあるが、
 鯨の好き嫌いにあてはめながら、彼らの作品を味わっているのではない。


シー・シェパード抗議船真っ二つ、監視船に衝突 YOMIURI ONLINE(読売新聞)(1/8/10)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20100106-OYT1T00857.htm
正当かどうか言う人は
正気に見えるのか? この船zamaが?


愚にもつかぬごたく並べるより、この2枚で充分だったかも^^。

ごちになります

2009-08-29 | 日記雑記
主「浜と庭から、季節のもので」
客「オーガニックじゃないのぉ?」
主「そうですか…」
  (塩を振る)
客「ワタシ、ナメクジじゃない」
主「やかましい」


宗教(風習)、体質、ベジタリアン…
何食おうがそれぞれの勝手だ。
他人ん家で出されたものが、食えないというのはある。
たがいに気持ちの行き違いにならないよう気を遣うが、
さいしょから難癖つけるのはべつの話。

馳走の場で果し合いする者もいるようだ。
http://www.asahi.com/international/update/0824/TKY200908240378.html


↑な店は無いだろうが、蕎麦湯でも(9/5)
仕込み中で10分待たされた。ザル大盛り。
色紙、初めて気づいた。食べ物なんか番組出てたっけ。
そんな店なのか考えたことも無かったが。
大盛りというより特がつきそうだが、テレビ的な嫌味はない。
残すと悪いから“中”にして。店と客、阿吽。
ごちそうさん。

閉めれば暑い

2009-08-23 | 日記雑記
このところ。冷夏だったくせに。
でも、窓開ければうるさい。名前の連呼。

車ん中
ゴスペルっぽく重厚な、♪僕らの夏の夢。
リズム隊に乗った弦が爽やかな、♪ミューズ。
音から入る私だが、詞kotobaもいい。

期日前投票所
ホントは相手候補の方がパッとしているが、
□□党には入れない。

床屋、とっても混んでいた。明日から学校。
こっち先にするんだった。

犬 or 猫?

2009-08-19 | いきもの
お茶漬け代わりな文章でも。

猫はなんでマイペース?孤高の動物、猫の不思議な生態
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20090813-00000009-rnijugo-ent

犬は集団で狩りをするが、ライオン以外の(大型)猫は単独である。

今でこそ猫だが、ずっと犬飼っていた。
とても頭が良かったおかげで、やたら芸させられたヤツとか。
何にもできなかったけど、とっても人が好かったヤツとか。
前置き無しで噛みついたヤツとか…

猫のマイ・ペースは周りの空気からして違う気がする。

KY文章の私だの
ゴーイング・マイ・ウェイ(jiko-chu)おばさんは
猫かもしれない。


閑話休題。

ちまたでは
若さ全開だの、♪こっちの水は甘いぞ、あっちの水は…だの、
(さらに土下座、断酒だの)選挙戦始まった。
んでも、目的と方向と力がはっきりしてるわんこ狩猟チームの方が実際的
(客寄せパンダなんてのもないだろうし)。

犬はシッポパタパタ振って腹を見せてひっくり返る。正直なもんだ。
でも、人間はシッポ振っても腹のうち見せないから、剣呑だ。
マジ目線飛ばしだのも、よく見なきゃあぶない。

「ちょっと困ったことがあると、すぐ誰かに頼ろうとする私なんかよりずっとたくましくて、カッコいいです!
「厳しいこのご時世、私も猫を見習って、自分の力を信じて生きてみようかしら?」
て、猫ライター。なんだかなあ…

でも、それ込みでも、
マイペースな私でも決められるのが、選挙。

SSBはデュラムおばさんと

2009-08-16 | 日記雑記
(プレーバックで)聴きなおすから
曲目でなくJACCS MENだの動物の鳴き声講座だのもシミジミした
どんな顔して、声出してるんだろ? CM収録風景見てみたい。

デュラムおばさん
面倒くさいおばさんが付いてくる、てCMだが
まさか、○柳徹子だの○嶋陽子だの…
http://www.durum-obasan.jp/index.html

麺がほぐれるまで、待ちうけは
上url CMギャラリー/上戸さんの試食 をポチ

上戸彩はたらこスパゲッティなので、私はペペロンチーノ。

んまい。

おばさんは出てこなかった。
今度は、熱湯五分で冷やし中華でも…

補足みたいなもの

2009-08-15 | 音の棚
前記事「なつのひざしのなかで」のつづき

歌い手:森山良子とちあきなおみ 上手さは互角。声質と味の差※1。
♪さとうきび畑:かたや完結、かたや断片。時間(中身)にして5倍だけど
ちあきなおみに肩入れするの、思い入れの差かな。

もひとつ。
♪Have You Ever Seen The Rain(雨を見たかい)
曲の緩急てやつで、その後に♪さとうきび畑 を続けてシミジミしていたが、
私、勘違いしてた※2。
John Fogertyはナパーム弾なんて言ってない。NYの空模様とCCRを絡めた歌だって(wikipedia)。


※1.Simon & Garfunkelの♪スカボロー・フェアは
Art Garfunkelの天の授かりものの声とコーラスのあってこそだが
同時に♪The BoxerはPaul Simonのソロがシミジミする。こんな違い。

※2.私と3匹の車の所有権の食い違いみたいな些細なものだ。
前ログ同様、“単なる”音ログ。読みたい人が読めばいい。

なつのひざしのなかで

2009-08-15 | 音の棚
芋洗い海水浴場だが


やはり今日は、♪さとうきび畑
音と画で、さらさらと。
(戦争と平和:国の都合だの思想だのの人は
他のログ行ってください。)

詞曲:寺島尚彦
思いの丈 全部で10分を越える。
森山良子の歌が美しく悲しい。

5分弱のショートバージョンも見事。
アニメーション:吉良敬三
西洋的な“言う/見せる”でなく
日本人が“(必要以上)言わないこと”と実写とのオーバーラップ。

あと、私はこれもジンとくる。
♪さとうきび畑 ちあきなおみ
http://www.youtube.com/watch?v=adLVQk1quzc&feature=related
2分ちょっと。風にかわいた涙のように歌う ちあきなおみ。
肌身離さずぼろぼろになった
家族の写真の切り抜きみたいに、思えてならない。

隣り合わせ

2009-08-11 | 日記雑記
8号は台湾、9号は日本。
台風接近が持ってきたのは、待ち望んでいた夏の暑さ。
今朝の地震はテレビで見るだけだった。
長雨で地面緩んでるから、ダブルだとやばかった。

少し前、レジャーと事故、重なった時にも思った。
その真ん前まで、安心と平常と無関心で接している。
(ドア向こう、隣は何をする人ぞ もだけど)
一歩違いの隣り合わせ。その時になって、たまげる。

だけど、たとえ“ビックリ”でも平易な言葉がいい。
(天気に限らず)ゲリラ・ナントカだの豹変だのて言葉
見出し勝負のスポーツ紙だけでなく、やたら目に付く。
胸が痛むか、胸をなでおろすか。言葉の振れ幅でなく文章の正確さがあってこそだ。
勢いにまかせて書いてしまう私が言うのも変だが、
振れ幅言葉が連発・飽和すると、(正確な)程度に無感覚になってしまう。

てなことを、朝の緊急画面で思った。

えらく長い直線で

2009-08-04 | のりもの
祭りの日。
みんな、300m先のペースカーに引っ張られていた。
周りは田んぼ。この夏、蛍見ないで終わるなあ、と思いながら



エボルタ君 ル・マン 8/5
去年グランド・キャニオンのぼった、あのエボルタ君が、
地球のあっち側で、3輪車で24時間走破する。
(どっちかといえば、エボルタ君よりも伴走の人間の方が心配だが)

http://www.chunichi.co.jp/article/shizuoka/20090726/CK2009072602000167.html

もひとつ。宇宙エレベーターで、天の向こう側へ。
第一回宇宙エレベーター技術競技会 8/8
上空150mのヘリウム・バルーンまで幅5cmベルトを上る。
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0907/29/news096.html

何がいいって
どっちも他人がどうのでなく、自分がどうのがすべての目標であること。
スポーツも根性も言えないが、もう一つのガンバレ・ニッポンである※。

ps:ついでながら、珍獣イモト(ヒト科?)、完走できるかな。


※打ちひしがれた戦後も、復興も知らないが、
誰もが頑張れるのは、憧れがあるから。
水着コンテストの趣が強くなってきた競泳ではあるが
日本人だったら、気持ちは古橋広之進!


リザルト(8/10)
ル・マン完走: 走行距離23.726km ギネス認定
http://www.asahi.com/car/news/OSK200908060103.html

宇宙はエレベーターで行く時代になる、かも
http://www.yomiuri.co.jp/space/news/20090808-OYT1T00618.htm?from=navlp

どんどこどんどこ

2009-08-02 | 日記雑記
朝からあちこちで太鼓。
車を止めて、眺めた。

ねぶた/wall of soundになんて、はるかに及ばないが
地元のどんどこどんどこも、なかなかいいものだ。

冷たい雨ばっかりで、
入道雲/モンモンモコモコの夏ではなかったが、
それでも太鼓はみじかい夏をおくる。


ps:今窓の外、花火がどんどこ