9月に百
今さら稲川淳二/怖い話みたいなものかな?
だけど 怖いだけの真夏のオバケより
秋の夜長に余韻が…
そこはかとなく
内田百
異形・物の怪系も書いているが
情や念がこもっている方が 日本らしい気がする*。
サラサーテの盤
薄明かりの土間に、死んだ友人の後妻が立っている。
夫の遺品を返してほしいと。
幽玄・そこはかとない 漠とした怖さ
ツィゴイネルワイゼン/鈴木清順
百の文章には無い“生々しさ”で
清順作品は 男と女と情を浮き立たせている。
中砂/原田芳雄 無頼 動 陽
妻、おふさ(後妻)/大谷直子 唐突 陰
青地/藤田敏八 語り手/一般目線
妻・周子/大楠道代
他 周子の妹、旅芸人たち、中砂の子…ストーリーの伏線(?)。
中砂と死と遺品
男と女と情
残された(無)念
「何て言っていたのだろう」サラサーテの盤に遺された声。
画は画で怖いが
それよりも、不思議な余韻というか
*人形浄瑠璃/曽根崎心中とか
心の機微みたいなものにも通じるような。
ついでながら
百、つげ義春
うまく説明できないが
私的にはそんなに離れていない感じ。
記 こおろぎの夜に。
今さら稲川淳二/怖い話みたいなものかな?
だけど 怖いだけの真夏のオバケより
秋の夜長に余韻が…
そこはかとなく
内田百
異形・物の怪系も書いているが
情や念がこもっている方が 日本らしい気がする*。
サラサーテの盤
サラサーテの盤―内田百けん集成〈4〉 (ちくま文庫) | |
クリエーター情報なし | |
筑摩書房 |
薄明かりの土間に、死んだ友人の後妻が立っている。
夫の遺品を返してほしいと。
幽玄・そこはかとない 漠とした怖さ
ツィゴイネルワイゼン/鈴木清順
百の文章には無い“生々しさ”で
清順作品は 男と女と情を浮き立たせている。
中砂/原田芳雄 無頼 動 陽
妻、おふさ(後妻)/大谷直子 唐突 陰
青地/藤田敏八 語り手/一般目線
妻・周子/大楠道代
他 周子の妹、旅芸人たち、中砂の子…ストーリーの伏線(?)。
中砂と死と遺品
男と女と情
残された(無)念
「何て言っていたのだろう」サラサーテの盤に遺された声。
画は画で怖いが
それよりも、不思議な余韻というか
*人形浄瑠璃/曽根崎心中とか
心の機微みたいなものにも通じるような。
ついでながら
百、つげ義春
うまく説明できないが
私的にはそんなに離れていない感じ。
記 こおろぎの夜に。