しろくま

軟い雑感、とりとめなく。

古谷三敏さん

2021-12-13 | 本棚

レモンハートのマスター(のマスター)

漫画家・古谷三敏さん死去 85歳 1985年より『BARレモン・ハート』連載(オリコン) - Yahoo!ニュース

 

「レモンハート」ペンのむくまま

heartでなくてhart*、強いラム

 

「美味い」だけでなく 安い酒、おもしろい酒(の話)もあり

究極・至高の『美味しんぼ』の対極で見て面白かった。

 

レモンだが未完

結構古く(1985年)から続いていた。

(が、なかなか本が出なかった)

 

*『白鹿亭奇談』Teles from the White Hartというのもあったな。

レモンは酒や店主のウンチク/シャレた話だったが、こっちは常連客のほら話

 

ご冥福をお祈りします。


さいとう・たかをさん

2021-09-29 | 本棚

『ゴルゴ13』さいとう・たかをさん、すい臓がんのため死去 84歳 本人の遺志を継ぎ連載は継続へ(オリコン) - Yahoo!ニュース

 

ヤツの後ろに立ったのかもしれないし

「本人同士しか知りえない依頼・契約内容を

第三者、あまつさえ読者に向けたから 消されたのかな?」とも思った。

 

ゴルゴばかりでなく鬼平とか梅安、時代物も面白かった。

ご冥福をお祈りします。


立花隆

2021-06-23 | 本棚

立花隆さん死去 ジャーナリスト、評論家「田中角栄研究」(毎日新聞) - Yahoo!ニュース

 

名前を知った時すでに「知の巨人」だったが、

* と猫ビルから入った。

 

知の巨人らしくない人となりに驚いたが、

本(資料)のため建てた猫ビルを見て、

片手間で書いてる人ではないな、 これがルポライターなんだと思った。

 

そして思う。

これくらい資料を重ねたから

あの時、時の総理・田中角栄を追い詰められたのだろうし

資料を重ねそれを基に論を交わすのが、社会的にも当たり前だったのだろうな**

きょうびの(素人の言いっ放し/検証不能の)論破流行り、が当たり前の社会って何なのだろうな、と。

 

ご冥福をお祈りします。

 

 

*しかも図書館借り

**必ずしも、立花隆さんのスタイルがベストという意味でなく、

ルポライター・報道人、それぞれのスタイルはあるだろう。

が、取材・データは整合性のもとに矛盾なく重なるべきものだという点は一緒に思う(私感)


半藤一利さん

2021-01-13 | 本棚

『漱石先生ぞな、もし』 から入った半藤一利だが

こんなのも書いているんだ

作家・半藤一利さん:「戦争だけは絶対はじめてはいけない」 絵本に込めた反戦の願い 来月出版「体験」を次代へ - 毎日新聞 (mainichi.jp)

 

作家の半藤一利さんが死去 昭和史研究で著書多数、90歳(共同通信) - Yahoo!ニュース

 

歴史を生半可にかじり、やかましいだけの人は嫌だ。

識ってる人に憧れる。

 

ご冥福をお祈りします。


オノ・センダイっぽい

2020-11-28 | 本棚

GIZMODO、ジツにマニアックなタイトルつけたものだ。

ニューロマンサーのオノ=センダイっぽい? A5サイズのスーパーコンパクトコンピューター | ギズモード・ジャパン (gizmodo.jp)

 

こんな感じだったのか。

*

 

『ニューロマンサー』

なにぶん、読んだのが大昔。ハヤカワが初めて出した時。

手もとにパソコンのパの字も無かったから

頭にぜんぜん画が浮かばなかった。**

 

*記事より

**それでなくとも、ウィリアム・ギブスンは読みづらく(極私感)、

加えて、コンピュータほか背景の知識は何も無かったから

ついて行けず現場に何度も取り残されたものだ。


「涙の海」

2020-08-30 | 本棚

「感動ポルノ」の言葉のはるか以前の作品

 

お涙頂戴一色の世相。

間違い、ミスがあると涙ながら切々と訴える

相手も「何をおっしゃいます」とおもんばかり、デタラメでも丸く収まる

涙スタンバイの「言い訳・礼賛」モード・・・

発端が「広告代理店」と言うのもシュール。

(どこぞの新聞、忖度感動記事読んでるよう/偏屈御免)

 

過去の「本棚」にはなかったが

フック、作品の多い星新一* のことだから、

もしかしたら、どこかで一言二言書いているかもしれない。

 

こんなものもあった

書評:「涙の社会から感じた危機感」(大原いまり) / 星新一 『マイ国家・ひとにぎりの未来』

 

*私はこれ↓で読んだ。


七月の七面鳥

2020-06-13 | 本棚

七面鳥/ルナール(『博物誌』より)

彼女は庭の真ん中を気取って歩き回る。あたかも帝政時代の暮しでもしているようだ。

ほかの鳥たちは、暇さえあれば、めったやたらに、食ってばかりいる。ところが、彼女は、ちゃんと決った時間に食事をとるほかは、絶えず姿を立派に見せることに浮身をやつしている。羽には全部糊のりがつけてある。そして尖とがった翼の先で地面に筋を引く。自分の通る道をちゃんと描いておくようだ。彼女は必ずその道を進み、決してわきへは行かない。

彼女はあんまりいつも反り身になっているので、自分の脚というものを見たことがない。

彼女は決して人を疑わない。で、私がそばへ寄って行くと、早速もう自分に敬意を表しに来てくれたつもりでいる。

もう、彼女は得意そうに喉のどをぐうぐう鳴らしている。

「畏おそれながら七面鳥の君」と私は彼女に言う。「君がもし鵞鳥がちょうか何かだったら、僕もビュッフォンがしたように君の讃辞さんじを書くところさ、君のその羽を一枚拝借してね。ところが、君はただの七面鳥にすぎないんだ」

きっと私の言い方が気に障さわったに違いない。彼女の頭にはかっと血が上る。嘴くちばしのところに癇癪かんしゃくの皺しわが垂れ下がる。彼女は今にも真っ赤に怒り出しそうになる。で、その尾羽の扇子をぱさりと一つ鳴らすと、この気むずかしやの婆ばあさんは、くるりと向うをむいてしまう。

 

七月の七面鳥

大仰で横柄な七面(倒臭い)鳥

もとい、タヌキか*。

七月の都知事選

 

コロナ禍の思いがあるなら

劇場政治や劇場選挙は

誰も望まない

劇場にしたいのは阿呆メディアだけだ。

 

 

*疑うのを知らないルナールのと違い、こいつは打算だけ

【小池百合子】小池都知事が再出馬会見で見せた“私がルール”の身勝手態度|日刊ゲンダイDIGITAL 

だいたい、この女、

コロナに対して知事として何かやったのか?

 

蛇足ながら、

クジャクもだが、華やかなのは「彼女」でなく♂

 

 

(6/14)

ほらぐちともこ 杉並区議会議員@HoraguchiTomoko

「何の補償もしませんよ」宣言。究極の自己責任論。

麻木久仁子が私見「自衛ねえ。政治家が言うかな」 - 芸能 : 日刊スポーツ

 

中野晃一 Koichi Nakano@knakano1970

うん、カイロ大学の闇も興味深いけど、「都民ファースト」が4年後に「自衛」になってても再選させちゃいそうな在京メディアの闇は、もっと身近なヤバさ。

 

(極私感ながら)

この手の選挙/自分ファーストのキャッチフレーズ政治屋、

メッキ剥げたら批判するのが筋なのに

所詮、やってるふり政治と報道ごっこか。


ジョージ秋山さん

2020-06-01 | 本棚

アシュラは気持ち悪かった。

くだらなすぎも多かった。

ついて行けない挫折本ばかりだったが

浮浪雲はわりと好きだった。

 

ジョージさんと小沢さん、意外な気がして驚いたが、同世代だものね。

小沢一郎氏 ジョージ秋山さん追悼「本まで出していただきました」(東スポWeb) - goo ニュース

 

ご冥福をお祈りします


90億の神の御名

2020-04-25 | 本棚

アーサー・90億いもづる・クラーク

 

『百億の昼と千億の夜』同様、十億単位になると神懸る

 

短編 90億の神の御名 - Wikipedia

チベット僧が神様のあらゆる名前の編纂。

コンピュータで作業終えたら

逆「光あれ」・・・

 

数学的な考察・レビューもあるが

ついて行けないし、

めでたい名前並べの『寿限無』の方がイイ(極私感)。


C. W. ニコルさん

2020-04-04 | 本棚

最初はCMか何かテレビ

倉本聰が重なるのはそのせいだ。

 

勇猛な『勇魚』、つづく『盟約』からだと

環境活動はなかなか結びつかったが

アファンの森、森(緑)のダム は

無理した感じでなく、巡る自然(環境)の意識を感じた。

 

ご冥福をお祈りします。

朝日新聞東京編集局コブク郎さんはTwitterを使っています 「【訃報】C・W・ニコルさん死去 環境保護活動家で作家、79歳


マンガ二題

2020-03-11 | 本棚

これは大人もうれしいやつ…!学習まんが「日本の歴史」全24巻が無料公開されたよ

私もうれしい(4月12日まで)

 

日本アニメは世界の潮流から外れている 片渕須直監督が本気で心配する、その将来:朝日新聞GLOBE+

(アニメに限らず)流行りに流され埋もれてしまうとか、鉄板ギャグ愛好みたいなものとか、

国民性、出版、テレビ事情もあるのかも(極私感)