しろくま

軟い雑感、とりとめなく。

じゃりン子チエ de GyaO

2011-11-28 | TV, 映画, DVD
「うち、日本一不幸な少女や」
テツdetarameとまわりの人たちdota-bataの中で
チエちゃんの大人びたkomashakuretaやりとりが笑いを誘う。

竹本家のテレビから♪青い珊瑚礁(松田聖子)が聞こえてきた。
チーフ・ディレクターに高畑勲の名があるが
ジブリのジの字もなかった時代。81年。

その頃の人だって、まさかこれ見て任侠だ人情だ言うわけはないが、
この先、こんな漫画出てこないかもしれない。絶滅危惧種。

時代が近い私は、シュールな一発ギャグ爆弾な作品よりも好きだが、
おおまかなのが良さなのに、きょう日、ガサツに感じる人もいるかもしれない。

絶滅危惧種。
もっといえば、作品よりもシミジミできる人の方なのかなとも思う。
笑いって、ビミョー

ひいき

2011-11-27 | ひろいよみ
愛着や愛顧の意味。

まあ、お大尽やとりまきがイイっていえばそれまで。
それでも良くてabatamo ekuboひいきなんだし。

巨人* や大王製紙に限らない。
ひいきでない私は
うちわボメも うちわモメも どうでもいいが、
差別とおなじく、談志さん言うところの、業/弱さなのかな**。

この頃のテレビ、うちわぼめ相手にうちわネタやってるのかなとも思うが、
それはまた別のところで***。

わたしのひいき カジノといえばバカラック
♪Herb Alpert Casino Royale - YouTube


*草野球のGMはともかく、“読売”はいい文章もあるのに、残念だ。
こんなログで言うのもなんだが、あんなざまを見せられたら、せっかくの記事でも一部幹部の顔色伺いに見えてくる。
**大仰な(トラ姐)

***ひとことだけ(12/1)
一般視聴者/数字に向けすぎると野暮ったい。
歌唱シーン収録だった…音楽番組で過剰演出 - 芸能 - SANSPO_COM


ひいきでないから (12/23)
せいぜいアンチ巨人くらいの意味しかない。
南極“わんこ”大陸(TBS)が伸びなかったのと入れ違いに、家政婦の“数字”の追い上げ記事がやたら目立った。
まくり記事“に”視聴者がシンクロ。最終回に視聴者参加カウントダウン。社会“ミタ”現象。
売るための企業努力には違いないが、ドラマの売り方っていろいろあると思った。
(ただの根性曲がりの意見かもしれないが)。

にょろ~ん

2011-11-27 | のりもの
むかし、こんな4コマ漫画があった。
「じつにおしい!」タコ型火星人が悔しがっていた。
あと少しのところで、探査機のカメラに“写らなかった”

NASA火星探査車の打ち上げ成功、生命の可能性を調査へ Reuters


ロシアでは模擬火星飛行実験で500日以上に及ぶというが
ゆくゆくは有人飛行もあるかもしれない。

だけど、
好奇心ながら、ちょっとしんぱい
火星人はたまげるかもしれない。
低重力とはいえ、着陸船からにょろ~んと降り立ったら*。

*古川さん「体はまるで軟体動物」 地球帰還後、ツイッター報告 - 47NEWS(よんななニュース)


小松左京さんも打ち上げ(11/30)
小松左京さん、宇宙へ旅立ち 東京で「送り出す会」 - 47NEWS(よんななニュース)
だいすけ君も星になった
人気“旅犬”だいすけ君が胃捻転で急逝 (松本秀樹) ニュース-ORICON STYLE-
合掌

もしかしたら (3/22'12)
火星、Googleが先だったりして。NASA探査車より^^。
Google、ストリートビューでアマゾン川流域の画像を公開 - インターネットコム

時代遅れのタキオンの本

2011-11-23 | 本棚
まさかニュートリノに追い越されるなんて!*
CNN_co_jp:ニュートリノ、再実験でも光より速い - (1-2)

タイムスケープといえば今やスマホのこっち↓だが、
Xperia™ Photo Communication ソニー・エリクソン

sfバカ** は、頑としてこっち↓。
タイムテーブルでなく時間風景。

出版が1980年で、近未来98年の話だから、昔むかしと語り始めるべきだろうか?
二つの場面 1998年のケンブリッジと62~3年のカリフォルニア。直接のつながり/因果関係はない。

1998年 慢性的な異常気象、食糧難、エネルギー危機。
自転車通勤、社会不安を不法居留者やら怪しげな宗教やらがさらに拍車をかけていた。
研究予算も削減され、電力割り当て。生活風景
北アフリカでの旱魃、南アメリカ沖での赤潮…
60年代以降に使われ始めた農薬など化学物質の環境汚染が原因だった。
「どうしてくれるんだ」。
予算削減、制約としがらみの中で、ジョン・レンフリューは研究を進める。

いっぽう、1962年、核磁気共鳴実験に混入するノイズ。なんだろう?
ゴードン・バーンスタイン。生活もまったく対照的。

二つの時間風景をつなぐのがタキオン。
「相互通信はできないとしても、せめてヒントは送れる筈だ」。レンフリューは考えた**。
このへんのストーリー(説明)と整合性が、sf好きにはたまらないが、
sfの手法・小説のつじつまでなく、たんに、それぞれの“時間風景の比較”で見ても同じ。
また、研究より議会のピータースンとか、研究離れたところでマージョリーとか、ペニーとか取り巻く人物もおもしろい。
この2つの時間風景は74年、ゴードンのエンリコ・フェルミ賞の受賞シーンで結んでいる。


ついでながら
世界がもし100人の村だったら 完結編
クリエーター情報なし
マガジンハウス

世界が68億人だった時の本。
児童書の『たくさんのふしぎ』(福音館書店)のような視点・語り口?だが、もうすこしふみこんでいる。
いいたいことはベンフォードとおなじだが、ペシミスティックなsfエンタメよりも、先を見ているようだ。
「環境が」だの鉦や太鼓叩いて騒ぎはしないが、
世界の大まかな“生活風景”、知らなかったんだなあと再確認できる。


* イタリアでは異論が出ているらしい。
「光速超えるニュートリノ」に異論、伊チームが論文発表 ワールド Reuters
「トリノより先行くニュートリノだとお?」 気持ちはわからないでもない。
それに、
タキオンはひそかに巻き返しを狙っているかもしれないし(^^)。
それはまた、べつの話(トラ姐)。

** sfって、興味のない人には、「だからどうした」の頭の体操なんだけど
ニュースに抱き合わせでログにしやすい。
そしてこの本はタキオン/架空で書いているが、それ以外に新奇な設定・記述はない。
だから、タキオンという括弧外すと、わりといろんなものが見えてくる。
なんのことはない。上記98年の記述、今とどっこいどっこいだし、
エンタメって力まないせいもあるが、ついていけない社会学者や経済学者の考察・予測より
ものごとを考えるのにむいている。

p.s.まったく、sf作家の“赤潮”の方が、まだマシだ。
asahi_com(朝日新聞社):放射能汚染水、4千キロ東まで拡散 国内研究機関が推計 - 社会
「どうしてくれるんだ?」未来からクレーム来るんじゃないか?


後記 (11/24)
立川談志さんの訃報/生前の映像見て思った。
毒舌というよりは、
気持ちに最短の、いちばん届きやすい言葉使っていた人だったようだ。
多少の洒落っ気/茶目っ気“すぎた”言動には少々ついていけなかったが、
合うは合う、合わないは合わないがはっきりしている論の進め方、わかりやすさは、
ログが散漫な私は 今なお習うべきところがある。
合掌。


巻き返し (2/23'12)
「超光速」ニュートリノに誤り?=ケーブルに緩み―5月に再検証・国際チーム - WSJ日本版 - jp_WSJ_com

デッドヒート?(3/17)
CNN_co_jp:ニュートリノ、検証実験で光速超えず 当初結果にまた疑問符
(^^)
なに応援してんだか(トラ姐)
そうか、負けたのか (6/3)
ニュートリノ「光より速い」撤回へ 名古屋大など国際チーム、再実験で差みられず - MSN産経ニュース

11月 雨

2011-11-19 | 日記雑記
通り道 雨に映える 紅葉

にわかよみびとの私は
二十四節季やら季語やら
ちはやぶって ググって ウィキしてみたが
雨の歌、春、四月、五月雨、夏、九月、…けっこうあるんだけど
十一月の雨 無い。十二月のがあるのに。

ユーミンっぽく^^
♪11月の雨でいこうと思ったが、

売り場 サンタの靴下 
12月前だが 当たり前の顔で

これからは雨の方が暖かいし
雪の国から
白い便りもチラホラ聞こえてくるが、

冬足にはすこし早い。

♪Barney Kessel - Autumn Leaves (1979) - YouTube

ひとこえ

2011-11-13 | ひろいよみ
思わず笑ってしまった。

「せーの!」
一斉に飛び立たれ…ツルの数、カウント出来ず 科学 YOMIURI ONLINE(読売新聞)
きっと、横目で見ていたんだ^^。(今日の見出し大賞^^^^)

もひとつ
【巨人内紛】各紙は主要ニュース、読売は1段扱い - MSN産経ニュース
トップでも 一段だろうと くだらない。
ナベヅルなら可愛げがあるが
老害を有難がってりゃ世話はない*。


つるよりも まちどおしいのが 軒の柿^^


*噺(家)だったらどんな“枕”にするかなとも思ったが(11/25)
これにつきる。
野球好きだった談志師匠。そして連載通算1000回(第651回) 蛭間豊章記者の「Baseball inside」
見たいのは試合であって、フロントの場外乱闘じゃないだろうに。
(あのジジイは大嫌いだが、ぶるって遠巻きのマスコミも情けない)。

旧盤ボーイズ

2011-11-07 | 音の棚
モスラの歌 古いけどとても面白い。
♪モスラの歌 - YouTube

というわけで
“私なりの”スタンダードで温故知新
(ザ・ピーナッツや歌謡曲あまり知らないから)

♪山寺の和尚さん
服部良一 わらべうただけど、とてもスペックが高い。

♪証城寺の狸囃子/東京キューバンボーイズ - YouTube
狸のくせに オシャレ de レトロ/旧盤

アラビアの唄(二村定一) - YouTube
あっけらかんがいい。

青  空(二村定一) - YouTube
(私的には^^)♪My Blue Heaven→二村定一→クレージー・キャッツ。

アレンジ・コーラス・演奏の冴えもだけど、
歌の原点というか、そういったものが今なお光っている。
(昨日SSBでジャグバンドの曲やっていたが、根っこの楽しさみたいなやつ)。


今日はピーナッツの日なんだそうだ^^(11/11)
♪恋のバカンス ザ・ピーナッツ - YouTube

宮川泰いもづるで
矢野顕子 ウナ・セラ・ディ東京 - YouTube


温故知新といえば (11/15)
今 由紀さおりが再ブレークなんだと。
由紀さおり:海外ブレークで36年10カ月ぶりアルバムトップ30入り - MANTANWEB(まんたんウェブ)
で、いもづるでウィキしてみたら
♪夜明けのスキャット/由紀さおりは1969年
いかにもムーディなシーンをいやがうえにも盛り上げる♪ふたりの天使/ダニエル・リカーリは70年
私は出だしが区別つかない♪サウンド・オブ・サイレンス/サイモンとガーファンクルは65年だった。

虫がいっぱい

2011-11-01 | 本棚
昆虫記
ファーブルのは生態の観察に優れている。
だけど、虫嫌いはウゲッとなるかもしれない。

そんな人でも
マンボウのならだいじょうぶかも(私のは中公文庫) *。
虫たちだけでなく、愛すべき虫馬鹿たちも。

もちろん昆虫の生態の“まじめな”ウンチクもおもしろい。
(有藤寛一郎の昆虫図にそそられる人もいるかもしれない)。
詩人の蝶で詩神 アポロ蝶の紹介は季節と生態の描写がイイ。

また 蛾という詩を訳してみて
「花かげから “ビュッと”とんだ」という描写から
天蛾スズメガと推理するあたりは、なるほど虫好き、よく観てる。
銅の時代/マンボウ青春記で山登り・山小屋・道すがらの黄葉の乱舞の描写の鮮やかさも、うなづける。

それだけでなく、わき道もいい(むしろ、むしぎらいはわき道だけでもいいかも)。
(なじみ深い佐々木侃司の画のすっとぼけ風味というか)
『私設博物誌』(筒井康隆’76)同様、小市民ウォッチングでニタニタできる。

前にすずむしの文章書いたとき、米露コオロギ合戦も頭にあった。
当時のロケット打ち上げ競争そのまま、国の威信をかけて早鳴き競争…
どくとるが とるのはわらい どくでなく

博物誌/ルナールの蟻の引用やらネタの気楽さが なんとも心地よかったり
→蛾の記述もぬかりはない。
曰く、女たちはみんな蝶のつもりだから、蛾を嫌ったり、憎んだりするんだそうな^^。

ホウフクゼットウなエッセイ エトセトラは 
昆虫学者と浮浪人の『虫の生活』(チャペック)の冒頭を引用して
虫馬鹿ぶりで結んでいる。少々照れながら。


捕るもの飼うものだった昆虫が、
今や売るもの買うものになって久しいが

今頃
彼の名を冠した新種コガネムシ学名キタモリオイ(和名マンボウビロウドコガネ)を眺めて
北杜夫さん、ニコニコしてるかもしれない。
合掌。


*話/登場人物の心の機微よりも頭の体操・話のタネが好きだから
小説よりエッセイ、特にこう言ったタイプがおもしろい。


付箋omake(11/2)
『手塚治虫博物館』(手塚治虫+小林準治)によれば
ヒョウタンツギは草花、有用作物に
治虫氏は哺乳類に分類されている。

手塚治虫と北杜夫
かたや画で、かたや言葉で 表現するものも違うが
かぶる部分も多い。
生れは一年違い、虫好き。ともにどくとる。
本の虫でなくとも、感じるだろう。ペンの走りのよさ。
あらためて 合掌。