しろくま

軟い雑感、とりとめなく。

「形無し」

2016-12-05 | つたえる
東京新聞:落語家の立川談春さんの書いた『赤めだか』に、師匠の立川談志…:社説・コラム(TOKYO Web)
47NEWSグループだから同じ社説のところもあるかもしれない。

『赤めだか』
去年、年末に二宮和也とビートたけし他でやってたっけ。
長くないのでまるごと拾ってみた↓

筆洗
2016年12月5日
落語家の立川談春さんの書いた『赤めだか』に、師匠の立川談志さんからこんな教えを受ける場面がある。テーマは「型破り」と「型(形)なし」。大きく異なる▼「型ができてない者が芝居をすると型(形)なしになる。メチャクチャだ。型がしっかりした奴(やつ)がオリジナリティーを押し出せば型破りになれる。どうだ、わかるか」。「型」とはその道の守るべき基本、土台であろう▼その人のやり方は「型破り」なのか、あるいは、「メチャクチャだ」の「形なし」の方か。毎度お騒がせの次期米大統領のトランプさんである。今度は台湾の蔡英文総統と電話で会談した▼電話一本とはいえ、米大統領や大統領になる人物が台湾総統と直接話をするのは一九七九年の国交断絶以来初めて。「一つの中国」が長年の米中関係の土台だとすれば、その電話は「型破り」か「形なし」か、はさておき、「型通り」ではなかった▼既成政治や常識的な外交の「型」に飽き、不満を覚える観客はトランプさんのやり方を「型破り」と評価するかもしれない。それが大統領に当選した理由でもあろう。だが微妙な上に微妙なバランスで維持してきた米中関係の長年の「型」をぽいと捨てて「形なし」にならぬかと心配もする▼「型をつくるには稽古しかないんだ」。これも談志さんの教え。オリジナリティー優先の人は聞く耳持たぬだろうが。

なるほど
「毎度お騒がせ」(キーワード)とはいえ、トランプはめちゃくちゃだ。
談志さんの教えも、記事で言いたいことも分かった。
「アイデンティティ」だとかやかましい奴に限ってショボかったりするし
(奇を衒った)エグ味だけでは、オーソドックスには及ばない。

ペンの向くまま(私感)
「型」をその道の守るべき基本、土台というのであれば、
国内を見たうえで、外国を書くのが筋だ。(足元から報じる)基本を外すべきでない。
自分の国政のでたらめ/常識はずれを棚に上げて、外国をこきおろすのは、
アングラ掲示板の素人じゃあるまいし、報道メディアがやることでない。
「形」でスピン書いてりゃ、せっかくの社説も「形無し」だ(偏屈御免)。

↓これの火消し記事みたいにも見える
東京新聞:トランプ氏との接触に異議 米政府が日本に伝達:政治(TOKYO Web)


常識外れのバカ内閣が世界に取り残されるのは仕方がないとしても
報道は世界に孤立しないで欲しいものだ。