しろくま

軟い雑感、とりとめなく。

通訳

2016-05-24 | ひろいよみ
人は言葉で意思伝達し、通訳は意思伝達のツールだが
きょう日
端末が心無い割り込み、中傷のツールの気がするのが残念だ。

昨日の報ステでやっていた
ALS*男性、国会参考人で訴え 障害者や難病患者に配慮を社会中日新聞(CHUNICHI Web)

中日春秋中日春秋(朝刊コラム)中日新聞(CHUNICHI Web)

岡部宏生(ひろき)さん(58)の意見陳述。
やり取りに時間がかかると意見陳述が拒否されていたが
願いがかなった。
岡部さんの言葉を、通訳が読み取り、ヘルパーが述べる。
(単純に)手間的には3倍で何分かのオーバーはあったが、ほぼ時間内。
よっぽど、気を遣ったのだ。

とっさの応答に手間取ったと言っていた
(単に)気をほぐす世間話だったのかもしれないが、
想定外質問/アドリブは普段の考えがないと答えられない。
問題意識があっても、これほどの人は多くないと思う。
時間と考えが濃縮された言葉だから、議場では重い。

声に出せない言葉を
岡部さんの目、口の表情から読み取る。
当然、通訳者、ヘルパーの技能・スキルだが、
感覚/心が万全、無私でツールに徹したからできたのだ。
彼ら3人が時間や雑務に追われ、疲弊しないように向かえばイイと願う。

本当なら
意見陳述を拒否した与党議員でなく
こういう人たちこそが議場にいればいいのに。

基本的な人権をめんどくさいと一蹴する無神経な輩** でなく、
言葉に心を配ることができる人たちのことだ。

*筋萎縮性側索硬化症
体の自由が徐々に失われていく病。有効な治療法が確立されていない。
1974年特定疾患に認定された指定難病(wikipediaより)。
科学好きでなくても物理学者ホーキング博士は知っているだろう。
**議員以前に人として何なのだ、こいつら