Mr.Dashのぶろぐ館

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2021年4月7日(水) フクジュソウ咲く鈴ヶ岳、鈴鹿山系最高峰の御池岳の高原散歩を楽しむ!

2021年04月08日 | 山登りの記録
■メイン写真
花期の終盤にさしかかったとはいえ、まだまだ美しく咲いていたフクジュソウ


■今回のコース
鞍掛トンネル東口登山口→鞍掛峠→鈴北岳→ヒルコバ→鈴ヶ岳→ヒルコバ→日本庭園→
御池岳→鈴北岳→鞍掛峠→鞍掛トンネル東口登山口


鈴鹿山系は藤原岳をはじめフクジュソウが咲く山が多い。
中でも鈴北岳周辺は、比較的なだらかな場所でも花が楽しめるのがよい。



鞍掛トンネル東口の登山口から出発。はじめはなかなかの急登が続く。



鞍掛峠に着くと、冷たい北風が直接当たるようになった。
上着を1枚、着込んで稜線の道に出る。



序盤はカタクリが多いが、さすがにまだほとんど蕾の状態だった。
ほどなく傾斜が緩み、開放的な尾根になる。



一面のコケの原が美しい。多度山から養老山系が眼下に望める。



北は霊仙山、伊吹山が、いずれも堂々たる山容。



鈴北岳のピークに立つ。この日は快晴で、空気も澄んでいたので眺めは最高。



北に遠く白山が見える。



北東に北アルプスの峰々。ということは、おおよそ200kmの視界が得られたということ。
この写真のさらに右には乗鞍岳と御嶽山も見えた。



鈴ヶ岳へ向かう。ヒルコバへ下るあたりからフクジュソウが出現する。
今年はどの花も開花が早すぎるので、もうダメかなとも思っていたが、
間にあってよかった!!



ぬかるんで歩きにくい斜面を下り、鞍部のヒルコバに到着。



鈴ヶ岳を見上げつつ、コケがびっしりついた石灰岩が累々とした急傾斜を
ジグザグに登っていく。右も左もフクジュソウだらけ。
この日一番の目的がかなって、うれしくなる。



コガラも上機嫌。



鈴ヶ岳の山頂部は、典型的な石灰岩質のカルスト地形だ。



鈴ヶ岳の山頂部も広い。陽だまりの中でランチを楽しむ。

ヒルコバに戻り、谷筋を南に少し下り、南東への谷筋近くをトラバースして
登り返す。ふたたびフクジュソウの群落を通り、だだっ広いカレンフェルトの
草原に出る。



鈴北岳への分岐を右へ。深い山中だと思えないような高原が広がる。



ドリーネに残雪。この山域に特有の地形だ。



御池岳へ登る途中で、シカの群れに出合った。
30mど離れたところで悠然としている。
この日歩いたところも、かつては笹が覆い茂っていた。こいつらに食い尽くされ、
今は植生保護の柵内しかササは見られず、毒草のバイケイソウの芽がいたるところで
見られた。



鈴鹿山系最高峰の御池岳に到着。この日の3座はすべて絶景。
以前、スノーシューでコグルミ谷から登って以来だ。
あのときは周りは真っ白、展望ゼロだった。

下山は、鈴北岳に戻り、もとの道をたどった。朝には花びらが開いていなかった
ミヤマカタバミがきれいに咲いており、帰り道も楽しめたのだった。


[この日見かけた花、植物たち]



ハタザオ。ハクサンハタザオかな?



オオカメノキ。



オニシバリ。



キクザキイチゲ。群生はなく、ぽつりぽつりと離れた場所で幾つか見つけた。



キバナノアマナ。そこそこ珍しいので、気分が上がった。



シロキツネノサカズキか、シロキツネノサカズキモドキ。
あまり見かけないキノコだ。



ミヤマカタバミ。



ヤマルリソウ。



カタクリ。花期はまだまだこれから。咲いていたのは2輪のみ。

このほか、ミツバツツジ、シキミ、アセビ、キブシ、シロモジ、カンアオイ、
ヨゴレネコノメソウ、ネコノメソウ、スミレなどを確認。

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