Mr.Dashのぶろぐ館

奈良・大阪・日本アルプスの山々が大好きな、Mr.Dashのブログです。

2021年10月24日(日) 竜口尾根の秘峰・又剣山の秋を楽しむ!

2021年10月25日 | 山登りの記録
■メイン写真
絶景ポイントから見た大台ヶ原の大蛇嵓


■今回のコース
新登山口→又剣山→丸塚山→1206m鞍部→五兵衛平→1320m峰→絶景ポイント→
(往路を戻る)→新登山口


台高山脈の支脈・竜口尾根にあり、大峰山系の主峰群と大台ヶ原の両方の絶景を楽しめる
秘境の山・又剣山。今回は秋のシーズンに訪れてみた。



林道サンギリ線からクルマでアプローチ。新登山口の手前にある休憩舎からは、
大峰山系の主峰がズラリ姿を並べる。
この日は天気も上々で、すばらしいワイドビューが楽しめた。



新登山口近くの路肩には3台の先客のクルマがあった。準備を整え、我々もスタート。



稜線に出ると、旧登山口からの道と合する。ちゃんと標識がある。
今年の紅葉はちょっと遅れているようで、まだ青い葉が多い。



又剣山の山頂直下には、シンボリックな大きな枯れ木がある。



ひと登りで、又剣山の山頂に到着。



大台ヶ原方面の眺めがすばらしい。



今日のゴール、1320m峰の東側直下の絶景ポイントまでは、名のないピークを含め
5つを越えていかねばならない(厳密にはピーク直下を巻くものもあるが)。
それぞれのピークの間は、急斜面のアップダウンだ。



下りたと思ったらまた登る。



途中唯一、山名がついているピーク・丸塚山だが、山頂は狭いうえに展望はない。



ブナ、カエデ、ヒメシャラ、シロヤシオなどが多い、美しい稜線を行く。
たいへん気持ちのいい、すがすがしい尾根闊歩だった。



一度倒れてしまったヒメシャラから、再び上に向かって幹が成長したようで、
おもしろい形になっている。生命のたくましさを感じた。



竜口尾根を示す標識。



短いが強烈な急登をこなし、五兵衛平へ。この尾根上には珍しく、少し平坦な地形。



腰を掛けるのにちょうどいいシロヤシオの木。



ヒメシャラの若い樹が群生している。あまり老木が見当たらない。
錆びたワイヤーの束が転がっていて、このあたりはかつて伐採されたことが想像できる。



1320mピークも、又剣山と同様、あまり樹が茂っていない。



その中で気を吐く老ヒノキ。これまた迫力。股からリョウブが生えていた。



山頂から少し東に下りたところにある岩場の上から、東ノ川を挟んで大蛇嵓が
大迫力で迫る。また、西大台の直下の大岩壁に西ノ滝、中ノ滝が見える。
東ノ川の流れは遥か数百メートル下。流れそのものは見えないが、耳を澄ますと
「ゴー」という低い水音が響いているのが分かる。自然の造形に圧倒される。

帰りは、もとの道を戻る。またも小ピークをひとつひとつ越えていくのだが、
ボディブローのように体力が奪われていく。
色づきつつある樹々の葉を見ながら歩いていると、しだいに向こうの峰に雲が
かかってきた。急に気温が下がる。秋の夕暮れはつるべ落とし。登山口に、
ゆっくり急いだ。

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