Mr.Dashのぶろぐ館

奈良・大阪・日本アルプスの山々が大好きな、Mr.Dashのブログです。

2022年10月22日(土) 筱見四十八滝から八ヶ尾山へ、滝めぐりと岩場登りを楽しむ!!

2022年10月24日 | 山登りの記録
■メイン写真
南向きの小祠が鎮座する八ヶ尾山の山頂


■今回のコース
筱見四十八滝登山口→手洗い滝→弁天滝・肩ヶ滝→長滝→シャレ滝→大滝→二ノ滝・一ノ滝→
展望岩→尾根道分岐→570mピーク→西ノ峰→八ヶ尾山


多紀連山の東端に、標高678mの八ヶ尾山という絶景の山がある。
今回は、筱見(ささみ)四十八滝から、連続する岩場、鎖場をたどってアプローチしてみた。

登山口には数台が駐車可能で、あずま屋と公衆トイレもある。
筱見四十八滝は急峻な地形のため、あずま屋には、ちゃんとした登山装備で
臨むよう注意看板がかかっている。



滝道に入ると、これから出てくる滝の一覧看板が立っている。
名前がついたものとしては8つの滝がある。
8つの滝に始終、水が流れ落ちていることから、「四十八滝」と呼ばれるようになったとか。



最初に出てくる、手洗い滝。5mくらいの小さな滝だ。



ほどなく眼前に垂直の岩壁が迫り、中段に祠がみえてくる。
奥に滝が2段。下が弁天滝、上が肩ヶ滝だ。
弁天滝は、よく見ると弁財天祠の横から岩に鉄杭が打たれていて、それを足場に肩ヶ滝の滝壺に
出られるようになっている。この日はさすがにヤンチャはやめておいたが。



いにしえの修験者たちの行場だったようだが、まさに雰囲気たっぷりだ。



滝場のすぐ右を巻き、先へ。



メインの滝道を外れ、標識に従って少し寄り道すると、長滝(33m)の直下に導かれる。
細い一筋の流れが優美だ。
視線を下にやると、肩ヶ滝の落ち口も見られる。



元の滝道に戻ると、今度は鎖場が登場。
なかなか愉快なのである。



シャレ滝は、さらに細い流れ。一見、チムニーで登れそうに見えるが、いちばん上に
チョックストーンがあるので詰まりそうだ。
シャレ滝の名の由来が知りたい。



鎖場は続く。しかし、あまり鎖に頼らなくても、岩角や根っこが結構、頼りになる。



大滝。落差20mという。水量が少ないので迫力はあまり感じないが、美しい滝だ。



緊張するも、ワクワク楽しい岩場は、まだまだ続く。



またまた少し寄り道し、二ノ滝・一ノ滝を見に行く。2段構成の滝だ。



多紀連山の縦走路へ向かうルートは、滝場がなくなってもまだまだ続く。
ルート中、最も長い鎖場が現れる。



この日ご参加の皆さんは、岩場の動きもたいへんスムーズで、一度もロープを出すことなく
高度感タップリのこの岩場をクリア。



鎖場を登り切ったところにある展望岩。
絶景に触れ、難所を登り切った充実感をしみじみ感じる。



その上部は、これまでとは打って変わって、のどかな雑木林の風景になる。
カツラの甘い香りが、あたり一面に漂っていた。
シバグリやイロハモミジなど広葉樹が中心なので明るく感じる。



キノコもいろいろな種類のものを多数見かけた。
名前が分からないのがほとんどで、我ながら情けない。



おだやかな稜線をしばらく緩やかに登り、サルガイチ山への分岐を過ぎる。
多紀連山の縦走尾根道を、570mを越えてなおも東進すると、ふたたび岩場が出てくる。



絶景の岩場を通りがかる。北も南もワイドな眺め。
ヒカゲツツジの樹が多い。春には綺麗だろうな。



西ノ峰を過ぎ、いよいよ八ヶ尾山の山頂へ。
振り返ると、多紀連山の盟主・小金ヶ岳と三嶽が仲良く三角形の頂を並べていた。



八ヶ尾山の山頂に到着。三角点は四角が欠けている。
やや雲が多かったが、展望もよく爽やか。日影がないので暑い季節はよくないだろう。



山頂部は一面にコケが生えており、フカフカで気持ちよかった。

ところで、山頂には南を向いた八ヶ尾水分神社の祠がある。
WEBをいろいろ見ていると、伊勢神宮を向いている等の描写もあったが、
ここから伊勢へは南東方向だと思うので、少し角度が違うようだ。
もともと修験の山なので、伊勢神宮というのもやや疑問があるところで、個人的には、祠の向きから、
吉野の水分神社や、熊野本宮を向いているのではないかと思う。これも調べられるようなら調べてみたい。



下山後、クルマで通りがかった亀岡運動公園。夢コスモス園は今が旬。
観光客やカップルなどで賑わっていた。

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