Mr.Dashのぶろぐ館

奈良・大阪・日本アルプスの山々が大好きな、Mr.Dashのブログです。

2022年10月23日(日) [嶺南]三十三間山、ススキ輝く絶景の尾根からブナ純林の山頂へ!!

2022年10月24日 | 山登りの記録
■メイン写真
山頂直下から南側の尾根を振り返る。ススキの銀穂が揺れる。


■今回のコース
倉見登山口→風神ノ滝→最後の水場→夫婦松→風神→三十三間山→(往路を戻る)→倉見登山口


福井県若狭町と滋賀県高島市の県境にある三十三間山。
京都の三十三間堂を建てる際、この山で伐り出した材を使い、棟木としたことから
この名がついたという。
関西百名山の一座でもあるこの山、福井県側からアプローチすれば、比較的楽に登れる。
滝あり、急登あり、絶景の尾根、そしてブナ林の山頂と、周囲の眺めの移ろいが楽しめる山だ。



十分な駐車スペースがある倉見登山口。りっぱなログ調の公衆トイレもある。



林道を少し入ったところにある石碑には、山名の由来が記してある。
獣除けのゲートを開けて、林道を奥へと進む。



美しい渓流に沿った林道を、対岸に山の神を見たりしながら行く。



「山頂まで3km」の標識を過ぎると、すぐに前方に滝が見えてくる。
風神ノ滝だ。林道は滝の右から巻き上がる。滝の落ち口あたりを見ると、どうも
渓流の流れを人為的に変えて、滝を作り出しているように見えた。



「最後の水場」で、簡易な橋を渡り、いよいよ谷筋を離れる。
ここからしばらく、それなりの急坂が延々と続くのだ。



急登一番、尾根に突き上げる。標識完備、地元から愛されている山であることが分かる。



アカマツが多い尾根道を登っていくと、標高500mあたりで夫婦松に着く。
残念なのは、夫婦松は2本とも枯れてしまっていること。



樹木の切れ目から三方五湖が垣間見えるのが慰みだ。



急坂が続く中、目をひくのはアスナロの群落。
ヒノキの仲間で、「明日檜」と書く。
さだまさしの曲に「明日檜」ってあったな。ちょっと悲しい曲。



ブナも、ちょくちょく出てくるようになる。そろそろ色づき始めてきている。
もう少ししたら、綺麗なオレンジ色に輝くだろう。



岩場など危険個所はないものの、とにかく平坦な場所がないような登りの連続。
ようやく稜線が見えてきた。



稜線のすぐ手前に、風神と呼ばれる場所がある。
悪風退散を祈願した石碑と、小さな地蔵が祀られている。
麓で困るような強風がよく吹いたのだろう。



稜線に出ると、なるほど冷たい風が流れていた。
ススキの穂がなびく。すぐ南にある轆轤山へは、草原状の尾根が続く。



福井県側に目をやると、上品なピンク色の実をいっぱいつけたマユミを見つけた。



シカの糞がたくさん落ちている、草原のゆるやかな尾根を登る。
三方五湖が見下ろせる。絶景である。



山頂部はふたたび樹林に包まれる。
若狭の山らしい、ブナの純林に囲まれた、落ち着いた雰囲気の山頂だ。
展望はここまでに十分楽しんだので、こういう山頂もまた良し。

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