![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3f/54/e25387bb18792d2182404699254d3c13.jpg)
■メイン写真
巨岩がせり出した岩屋本堂
■今回のコース
飯福田寺→(行場道めぐり)→油こぼし→岩屋本堂→鐘掛→小天井→大天井→亀岩→鞍掛岩→
蟻ノ戸渡り→小尻返し→飛岩→平等岩→元居ヶ原→飯福田寺
伊勢山上は、伊勢国の「山上」。つまり諸国にあった修験道のご当地大峰山のひとつで、
険しい岩場が連続する、飯福田寺(真言宗醍醐寺派)の行場だ。
山伏修行の場合、クライミング装備などを持たずに臨むのだが、我々は安全を期し、
ローブ持参、ヘルメット、ハーネスを装着して挑む。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/39/38/38e07d18d97619bcf656fb89b94f8c59.jpg)
飯福田寺の仁王門前に5~6台分の駐車スペースがある。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/34/19/bb693a93f4d70c96d55c78062f22e182.jpg)
「今年も来ましたよ~」、寺務所で入山料500円を支払い、装備を身に着けて出発。
薬師堂前の護摩壇が新しくなっていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/77/5a/8b2b3b171307b0e9310412d4b7c482b0.jpg)
愛染明王などの小祠が並ぶ急登を5分ほどで、最初の行場、油こぼしが現れる。
25mほどの一枚岩に一本鎖がかかる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/38/98/6784a40c5ce2fc09787c61496b3fa4eb.jpg)
万一に備えた30mロープがちょうど「いっぱいいっぱい」になる高さは、
なかなかの迫力だ。一人ずつ、緊張しながら登る。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/16/b6/a06b36038a3bc93adcfa12e3fd7c0d18.jpg)
登りきると役行者(701年、飯福田寺を開山)の像があり、西側に絶景が広がる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5d/3e/330f8382710db57a1296417250d074f7.jpg)
ミツバツツジとアセビが花盛り。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0c/2c/a7bf3bfbe6ae73d662cd348b803a9fe9.jpg)
岩屋本堂に到着。
飯福田層の基底礫岩が風化を受けて屋根状にせり出した岩の下に祠がある。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/05/9e/14acd0d97e70c42e25f08f07955de8f5.jpg)
難易度の高い鐘掛を迂回し、抱付岩を巻いて御笠岩の上に出られる。
ちょっとした岩場の急登をこなして尾根に上がると、道はようやく平凡になって
小天井のピークに着く。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/66/a7/ed09f2a0c0b77f9c35c30d5fbd05413e.jpg)
続いて大天井。ここが標高的には今回の最高点(約370m)になる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/77/0a/836c0923ed08fc1bdf73d0660adb50b7.jpg)
尾根を回り込むようにしばらく進むと、突然、前方が明るく開ける。
亀岩だ。ここから行場のハイライト、露岩が続く。
亀岩から西側を望む。髯山や矢頭山などが遠くに見える。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/18/55/88ce6627a769b4d23d85bc8b0fff5ba7.jpg)
鞍掛岩を登る。両側が切れ落ちているので、なかなかのスリル。岩は滑りにくいので
グリップを十分に利かせれば大丈夫。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7f/1a/3a3edb94188968a514a716ca2ee36968.jpg)
馬の背を行く。ちらほらヒカゲツツジを見かけた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/72/83/878dd2244e780d7896e93e0e637121b9.jpg)
小尻返し。だんだんトリッキーな所作が必要になってくる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/29/de/579e79d4ee124842e496279779fcd855.jpg)
高さ約15mの鎖場を下る。念のためロープを出して上で確保。皆さんに懸垂下降してもらった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1f/5d/27eaaf0a50053c4578f0a7b18d6f190f.jpg)
尖った三角形に見える飛石を登る。見かけよりはたやすいかな?
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/62/31/1443f84c2bf9c39ca81432423141c91a.jpg)
平等岩を巻く。岩場の難所はこれが最後。あとは下山路(下向路)となる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/74/71/2e10d7f0962205f0803f934201d21af5.jpg)
役行者像が待つ元居ヶ原を過ぎ、さらに下っていくと、ちょうど樹々の間から
岩屋本堂が遥拝できるポイントがある。さっきまで、あんなところにいたのか!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/09/54/9d221b202223291a8582256ce72a3f5a.jpg)
長い石段を下ると、行場は終了。距離は短いが、充実の周回ルートだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/30/18/d993a4ce93211e689393e199b4c36ddf.jpg)
中村川にかかる橋から、ちょうど満開の桜に飾られた岩屋本堂を振り仰ぐ。
連続する岩場にアドレナリンが出まくったか、帰りの車中はみなさん爆睡。
おつかれさまでした!
巨岩がせり出した岩屋本堂
■今回のコース
飯福田寺→(行場道めぐり)→油こぼし→岩屋本堂→鐘掛→小天井→大天井→亀岩→鞍掛岩→
蟻ノ戸渡り→小尻返し→飛岩→平等岩→元居ヶ原→飯福田寺
伊勢山上は、伊勢国の「山上」。つまり諸国にあった修験道のご当地大峰山のひとつで、
険しい岩場が連続する、飯福田寺(真言宗醍醐寺派)の行場だ。
山伏修行の場合、クライミング装備などを持たずに臨むのだが、我々は安全を期し、
ローブ持参、ヘルメット、ハーネスを装着して挑む。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/39/38/38e07d18d97619bcf656fb89b94f8c59.jpg)
飯福田寺の仁王門前に5~6台分の駐車スペースがある。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/34/19/bb693a93f4d70c96d55c78062f22e182.jpg)
「今年も来ましたよ~」、寺務所で入山料500円を支払い、装備を身に着けて出発。
薬師堂前の護摩壇が新しくなっていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/77/5a/8b2b3b171307b0e9310412d4b7c482b0.jpg)
愛染明王などの小祠が並ぶ急登を5分ほどで、最初の行場、油こぼしが現れる。
25mほどの一枚岩に一本鎖がかかる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/38/98/6784a40c5ce2fc09787c61496b3fa4eb.jpg)
万一に備えた30mロープがちょうど「いっぱいいっぱい」になる高さは、
なかなかの迫力だ。一人ずつ、緊張しながら登る。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/16/b6/a06b36038a3bc93adcfa12e3fd7c0d18.jpg)
登りきると役行者(701年、飯福田寺を開山)の像があり、西側に絶景が広がる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5d/3e/330f8382710db57a1296417250d074f7.jpg)
ミツバツツジとアセビが花盛り。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0c/2c/a7bf3bfbe6ae73d662cd348b803a9fe9.jpg)
岩屋本堂に到着。
飯福田層の基底礫岩が風化を受けて屋根状にせり出した岩の下に祠がある。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/05/9e/14acd0d97e70c42e25f08f07955de8f5.jpg)
難易度の高い鐘掛を迂回し、抱付岩を巻いて御笠岩の上に出られる。
ちょっとした岩場の急登をこなして尾根に上がると、道はようやく平凡になって
小天井のピークに着く。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/66/a7/ed09f2a0c0b77f9c35c30d5fbd05413e.jpg)
続いて大天井。ここが標高的には今回の最高点(約370m)になる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/77/0a/836c0923ed08fc1bdf73d0660adb50b7.jpg)
尾根を回り込むようにしばらく進むと、突然、前方が明るく開ける。
亀岩だ。ここから行場のハイライト、露岩が続く。
亀岩から西側を望む。髯山や矢頭山などが遠くに見える。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/18/55/88ce6627a769b4d23d85bc8b0fff5ba7.jpg)
鞍掛岩を登る。両側が切れ落ちているので、なかなかのスリル。岩は滑りにくいので
グリップを十分に利かせれば大丈夫。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7f/1a/3a3edb94188968a514a716ca2ee36968.jpg)
馬の背を行く。ちらほらヒカゲツツジを見かけた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/72/83/878dd2244e780d7896e93e0e637121b9.jpg)
小尻返し。だんだんトリッキーな所作が必要になってくる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/29/de/579e79d4ee124842e496279779fcd855.jpg)
高さ約15mの鎖場を下る。念のためロープを出して上で確保。皆さんに懸垂下降してもらった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1f/5d/27eaaf0a50053c4578f0a7b18d6f190f.jpg)
尖った三角形に見える飛石を登る。見かけよりはたやすいかな?
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/62/31/1443f84c2bf9c39ca81432423141c91a.jpg)
平等岩を巻く。岩場の難所はこれが最後。あとは下山路(下向路)となる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/74/71/2e10d7f0962205f0803f934201d21af5.jpg)
役行者像が待つ元居ヶ原を過ぎ、さらに下っていくと、ちょうど樹々の間から
岩屋本堂が遥拝できるポイントがある。さっきまで、あんなところにいたのか!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/09/54/9d221b202223291a8582256ce72a3f5a.jpg)
長い石段を下ると、行場は終了。距離は短いが、充実の周回ルートだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/30/18/d993a4ce93211e689393e199b4c36ddf.jpg)
中村川にかかる橋から、ちょうど満開の桜に飾られた岩屋本堂を振り仰ぐ。
連続する岩場にアドレナリンが出まくったか、帰りの車中はみなさん爆睡。
おつかれさまでした!