Mr.Dashのぶろぐ館

奈良・大阪・日本アルプスの山々が大好きな、Mr.Dashのブログです。

2021年3月31日(木) 今年も石名原のミツマタ群落から、絶景の学能堂山へ!!

2021年04月01日 | 山登りの記録
■メイン写真
山の斜面いっぱいに、甘い香りを漂わせて咲くミツマタ

■今回のコース
石名原簡易郵便局横駐車場→ミツマタ群落→(作業林道)→地形図の破線道(ほぼ廃道)→
(北東尾根)→学能堂山→(北尾根)→標識→(作業林道)→ミツマタ群落→駐車場


最近、知られるようになってきた石名原のミツマタ群落。
昨年の登山教室で歩いてきたところ「今年もやって」とのお声が多く、アンコール企画した。
絶景の学能堂山に登れば、ちょうどいい日帰りハイクとなる。



石名原簡易郵便局横の駐車場から、まずは群落への案内看板に従い1.3kmのお散歩だ。
のどかな農村風景を楽しみ、茶畑を抜けて山の中へと入っていく。



スギの植林帯の斜面いちめんに、薄黄色の花が咲いていて圧巻。
これでも最盛期を少し過ぎているのだが、見事な咲きっぷりだ。
1955年頃に森林の多目的使用のために植えられたのが始まりで、1.5ヘクタールある。
2021年に植林の間伐を実施したところ、ミツマタが一気に増えたという。



小さな黄色い花が、丸く集まっている。なんだか、オシャレなスイーツのよう。
皮が和紙の原料となるミツマタ(ジンチョウゲ科)。花はほのかな甘い香りがする。



ウッディな展望台からは、ミツマタの海が一望できる。



あまりにインパクトが大きいミツマタに気をとられがちだが、このエリアは
白いショウジョウバカマが普通にみられる。
通常のピンク色のショウジョウバカマは皆無なのは、ある意味ミツマタより
珍しいことではないかと思う。



コショウノキも花をつけていた。これもジンチョウゲ属の低木。
実がコショウのように非常に辛いというが、まだ試したことはない。

林業用の作業林道を上る。はじめはコンクリートの簡易舗装が却って歩きにくいが、
やがて未舗装の砂利道にに変わる。
作業林道は枝分かれが多いので、ルートミスをしないように要注意。



そのまま作業林道を歩いてもよいが、どうしても距離が遠くなるので、
やがて踏み跡をたどって直登に切り替える。



ガードレールがついた林道に出て、そこから急傾斜の尾根の踏み跡を直登する。
この日一番のがんばりどころだ。
雨の直後なら滑って大変だが、この日はちょういどいい感じのコンディションで助かった。



ようやく主尾根に乗ると、尾根筋だけわずかに自然林が残されており、ケヤキの巨樹に
迎えられた。



学能堂山にはちょうど昼頃に到着。去年は真っ白にガスって寒かったが、
今年はぽかぽか陽気の大絶景。



ここから見る高見山は、「関西のマッターホルン」の名に恥じない。
三峰山、修験業山、栗ノ木岳、局ヶ岳へと、高見山地の主な山がすべて見える。
曽爾方面は最高峰の倶留尊山をはじめ、兜岳、鎧岳、古光山、住塚山、国見山が。



北は大洞山(写真)、尼ヶ岳(伊賀富士)、青山高原と、すばらしいビューだ。



下山は少しルートを変える。北尾根を北上し、杉平峠へは行かずに東斜面を下る。
要所に標識が立てられている。



ミツマタ群生地に戻ってきた。見渡す限りの花園の中でハイ、チーズ。
平日とはいえ、観光客の姿も多くみられた。



群落の中にも遊歩道が設けられ、花に埋もれるようになりながら群落を観られる。



5月のような風の中、大洞山を仰ぎながら、もと来た道を駐車地へと戻る。

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