Mr.Dashのぶろぐ館

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2015年3月18日(水) 春本番!! ポンポン山のフクジュソウ群落をたずねる

2015年03月19日 | 山登りの記録
■メイン写真
ポンポン山付近に咲く可憐なフクジュソウ


■今回のコース
大原野自然公園「森の案内所」→窯ヶ谷→フクジュソウ群落→ポンポン山→
東尾根コース→大原野自然公園「森の案内所」


ポンポン山の貴重なフクジュソウ群落は、大原野自然公園や地元の人々によって
厳重な柵を設けて鹿害や盗掘から守るなど、手厚く保護されており、そのおかげで
私たちも、春になると可憐な花をめでることができる。
今回、その貴重なフクジュソウ群落を訪ねてみた。



大原野自然公園の駐車スペースに、スタッフの方にことわって駐車させてもらう。
「森の案内所」事務所で書類に住所、氏名を記入し、群落への入場手続を済ませる。
やはり盗掘等の懸念があるのだろう。
なお、入場手続は群落横に設置されているテント小屋でも可能である。

群落へは、西尾根コースからと、竈ヶ谷からの2通りのアプローチがある。
窯ヶ谷へは、渡渉の連続だ。
最初の渡渉が、一般ハイカーにとっておそらく最も困難だといえる。
沢中の飛び石をうまく拾って沢を渡る。



その後も、何度となく渡渉を繰り返す。



最初は両側が植林だが、沢の流れはなかなか美しい。



両岸の岩や木の根が苔で覆われてくる。年間を通じて湿度が高いのか。
これがまた綺麗。



ところどころ、植生保護や植生調査のため柵が設けられている。
鹿が増えているという。

途中、振り仰ぐと、急斜面のはるか上部にフクジュソウが咲いているのが見える。
広く柵で囲まれているようだ。

窯ヶ谷をある地点で外れ、明瞭な登山道をジグザグに登っていくと、
樹相が開けてくる。



白いマーキーテントが張られていて、係のおじさんがおられる。
下の事務所で入場登録をしたことを、半券を見せて証明する。
「もう、少しずつ散りはじめてますけど、まだまだ咲いてますよ」



ゲートを開けて、木道が敷かれた保護区内に立ち入らせていただく。
柵の内外では、フクジュソウはもちろん、緑の濃さが全然違っており、
やはり鹿害は侮れないと実感。



柵の中のフクジュソウは、つつましやかに、でも逞しく、可憐に咲いていた。



しばらく、一方通行の木道に這いつくばるようにして、夢中でシャッターを切る。

保護区内にもおじさんが1人おられ、いろいろ話をした。
まだ寒い2月中旬から、このような態勢で番をしているという。
また、番人がいないときはゲートは施錠されており、群落には立ち入れない。



じゅうぶんに花を堪能して、おじさんに御礼を述べ、群落を後にする。

西尾根コースに合流して、ポンポン山を目指す。もう、ほんの少しの距離だ。

ポンポン山から、釈迦岳方面に歩を進める。
釈迦岳山頂のわずかに手前に、大原野自然公園の東尾根コースを示す標識がある。
これを取り左折する。



しばらく退屈な雑木林を進む。
尾根筋をキープするため、鉄塔下を何度も通る。
外畑に変電所があり、送電線が2本、この尾根を通っているためだ。



「イヌブナの林」と名付けられたベンチ休憩所。
確かにブナはあったが、全体的にはアカマツに囲まれた感じ。

しばらくマツが伐採された尾根を、巻くことなく忠実にたどる。



さっきまでいた西尾根方面に目をやると、スギ花粉が「バフッ」とばかりに
花粉をまき散らす瞬間に遭遇。その周辺が黄色い霧で覆われ、一瞬、
山火事かと疑うほどであった。
花粉は、風にあおられて飛ぶだけでなく、このように比較的一気に放出されるようだ。
自分自身が花粉症ということもあり、この時期はスギの植林部をなるべく避けて
きたため、こういうシーンは初めて見た。

「森の案内所」に戻り、休憩所内で持参した昼食をとる。
わずかな時間のハイキングだったが、帰りの運転は眠くて眠くて。
おまけに目が花粉で痒くて痒くて。
春はいろんな花を楽しめるが、代わりに我慢しないといけないことも(笑)。

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