Mr.Dashのぶろぐ館

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2024年6月1日(土) [大峰]釈迦ヶ岳、今年はシロヤシオはほとんどなし。シカの大群に遭う!

2024年06月04日 | 山登りの記録

■メイン写真
釈迦ヶ岳山頂に立つ釈迦如来像

■今回のコース
太尾登山口→古田ノ森→千丈平→釈迦ヶ岳→馬の背付近→釈迦ヶ岳→千丈平→
(往路を戻る)→太尾登山口


今年も釈迦ヶ岳へ。
シロヤシオやオオミネコザクラを観るのがメインの目的だったが、
今年は両方ともハズレに終わった。
しかし、好天に恵まれ、遠くまで見渡せるクリアな景色を楽しめたのはよかった。

昨年は太尾登山口の数百メートル手前で林道の岩壁が崩壊し、そこから歩かざるを
得なかったが、きれいに整理され、今シーズンは問題なく入れる。
準備を整え、スタートだ。

はじめは大峰らしい樹林帯を行く。
シロヤシオはほとんど花をつけていない。
ちょっとした岩場は、アルミのハシゴが2つ掛けられている。
このあたりのシャクナゲは、いつもなら数輪は咲き残っているのだが、
今年はわずか1輪だけ残っていただけ。

樹林帯を過ぎると、大日岳が見えるようになる。
あのピークに鎮座する大日如来像には、少しご無沙汰をしてしまっているなあ。

オオイタヤメイゲツ、ブナ、シナノキなどの樹木がまばらになり、開けた草原状の
尾根になる。大峰というより、少し前の大台ヶ原のような感じだ。
1980年代までは、それなりに背の高いササに覆われていたが、今では
バイケイソウが最も勢力を広げている。

やがて前方に釈迦ヶ岳が見えてくる。
視力のいい人であれば、山頂の釈迦観音像が判別できよう。

順調に古田の森に到着。ここでゆっくり昼食タイム。

カエデの森を抜ける。しばらく日なたにいたので、木立を抜ける風が心地よい。

千丈平の湿地。
テン場を過ぎたあたりで、隠し水が湧き出している。

湧き水のポイントから、大峯奥駈道の出合までは急登になる。
この区間は、シロヤシオが多く、花を探したのだが、ほとんど見当たらない。
何度となくこの季節に来ているが、ここまで花が少ない年は初めてだ。

奥駈道に出ると、山頂まではあとわずか。
赤紫のシラビソの実が鮮やか。

釈迦ヶ岳の山頂に到着。
釈迦観音像は、1924年(大正13年)、天川の強力・岡田雅行(鬼マサ)が、牛抱峠を越えて
前鬼から担ぎ上げたもの。台座には、小仲坊の五鬼助氏の名もある。
しばらく絶景を楽しむ。

山頂でわずかに観られたシロヤシオ。

この日はオオミネコザクラを観るべく、奥駈道を少し北に下りる。
非常に急峻な岩場が続く、難易度の高い道が続くことになる。

ハリブキ。

ニョイスミレ。

五百羅漢の岩峰群を見下ろす。

この区間のためだけに、念のためヘルメットを用意してきた。
短いが鎖場も複数出てくし、ヤセ尾根もある。

お客様にもがんばって頂いたが、オオミネコザクラはひとつも咲いていなかった。
残念である。
戻る時間もあるので、橡(えん)ノ鼻の手前で引き返す。

アケボノツツジも全く見られなかった。
それでも、小さなイワカガミは、比較的たくさん見られてよかった。

下山中、かつてないほどのシカの大群を遭遇した。
我々の前に8匹の群れが陣取っていて、登山道はその真ん中を通っている。

話をしながら下る我々を10メートル程度の距離をとりながら遠巻きにしつつ、
全然逃げない。
中央突破したら、すぐ先に、さらに13匹程度の群れがいて、やはり逃げずに
こちらを興味深く見ている。
ここのシカの距離感は、大峰、台高のどこよりも人に近くなった。


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