Mr.Dashのぶろぐ館

奈良・大阪・日本アルプスの山々が大好きな、Mr.Dashのブログです。

長野県の山々の悲鳴

2006年08月01日 | 山にまつわるあれこれ
冬の大雪と、梅雨の大雨で、今年は長野県の山々が悲鳴を上げている。常念岳の一ノ沢登山口手前の林道や、木曽駒のふもと、宮田高原キャンプ場の林道が崩れたり、白馬岳の大雪渓で土砂の崩落があったり。

だいたい、7月だけでも登山者の事故が続きすぎた。
5日、槍ヶ岳で女性滑落死(62歳)。15日、西穂高岳で男性滑落死(57歳)。20日、五竜岳で男性滑落死(56歳)。22日、農鳥岳東尾根で男女4人が救助。26日、弓折岳の沢で男性の遺体発見(いつの事故か不明)。29日、北岳で男性スリップ事故(70歳)。同じく29日、針ノ木雪渓で落石、男性死亡(71歳)、男性重体(67歳)という痛ましい事故が発生した。

上記の山はすべて、たまたまではあるが、Mr.Dashが過去に登ったことがある山ばかりだ。確かに、転んで打ち所が悪ければどんな低山でも大事故になる可能性はある。しかし、それにしても、上記の山は通常、それほどの難コースではない(弓折岳の沢だけは、チョットわからないが)。山が悲鳴を上げながら、崩壊しているのだろうか。

事故の原因はさまざまで、登山者の側に問題があることも多いだろうが、自然相手のスポーツは、それだけではない不可抗力のリスクも大きいことを登山者は肝に銘じておかねばならない。

そういう危機感がここ数年、体力の衰えと共に頭をもたげ、レスキュー装備を充実させ、その技術を自分なりに勉強している。自分のみならず、同行者の安全もできる限り担保しておきたい。

反比例するように、危険度の大きい沢登りに手を出し始めているのだが、登攀具を使えば使うほど、道具がカラダになじんでくる。道具を使う機会がなければ、イザという時も使えないのだから、無茶をしない程度の挑戦は、やっぱり価値があるということか。

来週は、南アルプスに行く。いつも以上に慎重に、安全第一で行こう。
(写真は昨年9月に下った針ノ木雪渓)

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