Mr.Dashのぶろぐ館

奈良・大阪・日本アルプスの山々が大好きな、Mr.Dashのブログです。

ストックした写真資料から掘り起こす「山の今昔」 【1】山の建造物、施設編

2020年04月18日 | 山にまつわるあれこれ
新型コロナウィルス騒ぎで、お客様をお連れしての仕事はできない。
蓄積した山のデータ、資料を少しずつ整理している。

当たり前だが山の世界も、年月とともに変化していく。
山行歴は40年ほどだが、写真がまともに残っているのはここ30年くらいだ。
だからたいした価値はないと思うが、新旧の変化が激しいシーンを、
アルバムの中からピックアップしてみた。

1回目は、「山の建造物、施設編」。
人工物は、建て替えなどで変化が分かりやすい。
ベテランの人は、「あのころ」を懐かしんで頂けたらと思う。


(1)大峰山系・行者還小屋



1996年5月当時の行者還小屋。行者還岳の南側直下。
水色のトタン壁の素朴な作りだった。



2019年6月現在、同じ場所に建つ姿。
ログ調、2階(ロフト)建て、内部も板張りの清潔な小屋。


(2)台高山系・旧あしび山荘



1995年2月当時のあしび山荘。天王寺高校の所有。
明神平に向かう大又林道の奥。
1998年9月の台風7号による山崩れで崩壊した。「天高ルート」も消滅。
天高OBが、沢を渡渉する現ルートを開拓した。



2019年7月現在の同じ場所。
廃屋は撤去され、土台だけが残る。

現在のあしび山荘はログ調の小屋で、2000年、明神平に再建されたもの(非公開)。


(3)鈴鹿山系・霊仙山避難小屋



1997年4月当時の避難小屋。
いかにもというデザインがよかったが、やはり翌年1998年の台風で倒壊。



2006年3月当時の姿。
2003年に再建されたもの。往年の雰囲気があってGOOD!



2015年、2018年は、小屋に寄らなかったので近くの写真がない。
これは2015年10月の写真。


(4)奈良・興福寺別院 歓喜天



1995年1月当時の境内。
左に写っているのは鐘楼で、現存するが、奥に見える本堂等の建屋は
今はもう全く残っていない。



2020年3月現在の姿。
鳥居の背後は、まるで遺跡のような平原になっている。
2010年ころに本堂が老朽化のため崩壊し、その後、撤去されたためだ。


古いガイドブック等を見ると、さらに興味深いネタもあるのだが、
著作権の関係で載せられないので自分だけの楽しみとしてこう。


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