![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6d/b8/b9074491a2c9a820b0ce6af58458645e.jpg)
■メイン写真
鏡池から見た、槍・穂高連峰。これを楽しみにやってきたのだ!!
■今回のコース
10日 新穂高温泉→わさび平小屋[泊]
11日 わさび平小屋→秩父沢→鏡平山荘→弓折乗越→双六小屋→(巻き道コース)→
三俣山荘[泊]
12日 三俣山荘→鷲羽岳→三俣山荘→三俣蓮華岳→双六岳→双六小屋→弓折乗越→
鏡平山荘[泊]
13日 鏡平山荘→秩父沢→わさび平小屋→新穂高温泉⇒平湯温泉
今年の"ナツヤマ"は、北アルプス。新穂高温泉から、鷲羽岳、三俣蓮華岳、双六岳への
3泊4日の、遊山トレッキングサービスとしてはロングな日程の山行である。
このルートは、距離はそこそこ長いので体力・脚力は必要だが、整備が行き届いた小池新道を
はじめ登山道は歩きやすく、困難な鎖場や岩場など登攀要素の高い箇所がなく、比較的たやすい。
しかし、槍・穂高方面を含め、展望は秀逸。高山植物もたくさん見られ、運が良ければ
ライチョウも見かけるかもしれないうえ、ルート中に休憩・補給の拠点として使える
山小屋が多いという、イイトコ取りのゴールデンルートでもある。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1b/a6/b36fe6b73aea87e9be028aac54e67dd1.jpg)
10日は、わさび平までの短い行程だ。
新穂高温泉は、今シーズンから深山荘の駐車場がネットによる事前予約制に移行し、
なんだか確保しにくくなったが、別の有料駐車場になんとか停めることができた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/53/6e/7dbb37531a41a6927471b90ead40d6a1.jpg)
長い林道は日差しが強く、暑かったが、無事、わさび平小屋に到着。
前回来た時から比べると、壁の板材が新しくなり、左にトイレ棟が建った(2018年)。
この日はここに泊まる。暑くて寝苦しさを感じたが、小屋のせいではなく異常気象が原因。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3b/da/8efa2e660e4efffcded636f78011b6d4.jpg)
11日、この日は三俣山荘まで、登りが続く長丁場である。
まずはサワグルミやブナの林の中、林道歩きだ。奥丸山分岐でようやく山道になる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/25/be/c6ac0153a050bfd8d31d0d6a6d9d60af.jpg)
小池新道は、双六小屋を建てた小池義清さんが拓き、歴代の関係者たちが整備してこられた
コースで、足の負担が少ないように配慮して石を敷くなど、登山者目線で造られてきた
だけに、じつに歩きやすい。秩父沢にも、橋が架けられている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/57/01/533948b84110dfdd7a11c4f830e1da43.jpg)
秩父沢の上流を仰ぐ。ごつごつした岩場の裏が秩父平あたりか。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/22/13/9343d6d6831f17ebea06f1ca55a07cce.jpg)
チボ岩。ガレた大きな涸れ沢を横断する。ここも足の置き場は見事に整備されている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/37/86/dbcded20e39899734320eb06a0bc3c52.jpg)
振り返ると、穂高連峰、焼岳の先に、乗鞍岳が見えてきた。
快晴なのはいいが、例年より数℃は暑いようだ。じわじわ身体に効いている上り坂だが、
登っていくにつれ、見える山が変わっていくのが楽しみだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/31/d1/e903213aabae09cda6d41fd599ab151f.jpg)
鏡池で、上々のコンディションの"逆さ槍"を楽しんだあと、鏡平山荘に到着。
ここでトイレ休憩を含め、リフレッシュ休憩をとることにした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/43/ad/64588444a1c7c21fd4f9d02e26969ad7.jpg)
鏡平山荘といえば、かき氷なのだが、自家焙煎のコーヒーもご自慢。
コーヒー党としては、これは見逃せず。アイスコーヒーフロート(1,200円!)を奮発。
きれいな空気、絶景、上天気もコーヒーの味を後押しし、それはそれは美味かった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/07/15/944d2af9f29295ee5280a2a18a9b96a6.jpg)
山荘をあとにする。急登が始まる。あっという間に標高を稼ぐ。
振り返ると槍ヶ岳と、さっきまでいた鏡平が見える。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/12/23/d7198331022e339cc84849d2f6a62a4b.jpg)
暑い中、弓折乗越に向かう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7c/8b/c1acf39b6bd4469989ef06696d20dc32.jpg)
弓折乗越に到着。休憩して涼もうと思っていたのだが、じっとしているとギラギラ太陽でジリジリ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1c/0e/009e4fee30084cf7781a323054afca81.jpg)
弓折岳方面を振り返る。さっきまでの風景よりも雄大な印象になってきた。
いよいよ稜線に乗ったぞ実感する。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/13/44/6a7b087a3fc6a68857414d57817eb237.jpg)
"花見平"を通過。
今回の山行で見かけた高山植物は、後日紹介するが、道中ずっと、いろいろな花を
楽しみながら登ってきた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/79/58/303e62a7616802217596ee4c0cfd40a2.jpg)
小さな池塘の脇を抜ける。こうした変化があるの楽しい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/44/f6/9aa98fa78bf9a8b83fe00515332d08ce.jpg)
双六岳と樅沢岳の間にあるゆるやかな鞍部は、さまざまな山へのアクセスが便利な
"交通の要所"。そこに双六小屋が建つのは必然だったのだろう。
背後には鷲羽岳が迫力の山容を見せ、左奥に水晶岳(黒岳)が顔を覗かせる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/28/19/64e808bf24f121c92b28ce25abf8e8d2.jpg)
双六小屋に到着。ちょうど昼食タイムだったので、人であふれていた。
日陰を見つけて昼食休憩をとった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3a/d9/9d66d1a47c3286c28df3dbc7ff6d5257.jpg)
往路は、パーティの負担を考慮して、双六岳、三俣蓮華岳には登らず、三俣山荘への
巻き道を利用する。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/55/11/895a181231653b34a3be6126d3643f4a.jpg)
巻き道とはいえ、微妙にアップダウンがある。また、足元は転石が多いところもあり、
決して手抜きできるわけではない。高山植物は稜線ルートより多い気がした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1a/22/9435b7f90345c08d312ab6c34c822bbc.jpg)
槍ヶ岳は、こちらが移動するたびに少しずつ、その表情を変える。
徐々に、北鎌尾根のギザギザの全貌が見えてきた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/04/6c/18c19d4fc9bb2167a27e02a43c0fbf30.jpg)
三俣峠を過ぎると、今日のゴール、三俣山荘が眼下に見えた。
あと少し、という、最後の下り坂が、なかなか長く感じた。
テント場は満員状態で、あとから着いたハイカーたちは、やむをえず斜面にテントを張っていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5e/43/3431fa90613ba88528e8b7a5ea116837.jpg)
三俣山荘に到着。
ジビエ料理の食事が楽しみだ。
なお、稜線上の小屋は、今シーズンはどこも水不足で大変なようだ。
この小屋でも、テント場の水場から各自で汲んできて、洗面用などに使ってほしいとのことだった。
我々は事前に、すれ違った登山者からこの情報をゲットできたので、小屋に入る前に
ペットボトルに水を補充していた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/68/24/d51f121f19713182f5f732e8f1970233.jpg)
夕日をあびる鷲羽岳。鷲が羽を広げている様子に見えてきた。
夕食に、名物のシカ肉シチューを楽しみ、夜は涼しさを感じながらぐっすり眠った。
(2)につづく
鏡池から見た、槍・穂高連峰。これを楽しみにやってきたのだ!!
■今回のコース
10日 新穂高温泉→わさび平小屋[泊]
11日 わさび平小屋→秩父沢→鏡平山荘→弓折乗越→双六小屋→(巻き道コース)→
三俣山荘[泊]
12日 三俣山荘→鷲羽岳→三俣山荘→三俣蓮華岳→双六岳→双六小屋→弓折乗越→
鏡平山荘[泊]
13日 鏡平山荘→秩父沢→わさび平小屋→新穂高温泉⇒平湯温泉
今年の"ナツヤマ"は、北アルプス。新穂高温泉から、鷲羽岳、三俣蓮華岳、双六岳への
3泊4日の、遊山トレッキングサービスとしてはロングな日程の山行である。
このルートは、距離はそこそこ長いので体力・脚力は必要だが、整備が行き届いた小池新道を
はじめ登山道は歩きやすく、困難な鎖場や岩場など登攀要素の高い箇所がなく、比較的たやすい。
しかし、槍・穂高方面を含め、展望は秀逸。高山植物もたくさん見られ、運が良ければ
ライチョウも見かけるかもしれないうえ、ルート中に休憩・補給の拠点として使える
山小屋が多いという、イイトコ取りのゴールデンルートでもある。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1b/a6/b36fe6b73aea87e9be028aac54e67dd1.jpg)
10日は、わさび平までの短い行程だ。
新穂高温泉は、今シーズンから深山荘の駐車場がネットによる事前予約制に移行し、
なんだか確保しにくくなったが、別の有料駐車場になんとか停めることができた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/53/6e/7dbb37531a41a6927471b90ead40d6a1.jpg)
長い林道は日差しが強く、暑かったが、無事、わさび平小屋に到着。
前回来た時から比べると、壁の板材が新しくなり、左にトイレ棟が建った(2018年)。
この日はここに泊まる。暑くて寝苦しさを感じたが、小屋のせいではなく異常気象が原因。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3b/da/8efa2e660e4efffcded636f78011b6d4.jpg)
11日、この日は三俣山荘まで、登りが続く長丁場である。
まずはサワグルミやブナの林の中、林道歩きだ。奥丸山分岐でようやく山道になる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/25/be/c6ac0153a050bfd8d31d0d6a6d9d60af.jpg)
小池新道は、双六小屋を建てた小池義清さんが拓き、歴代の関係者たちが整備してこられた
コースで、足の負担が少ないように配慮して石を敷くなど、登山者目線で造られてきた
だけに、じつに歩きやすい。秩父沢にも、橋が架けられている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/57/01/533948b84110dfdd7a11c4f830e1da43.jpg)
秩父沢の上流を仰ぐ。ごつごつした岩場の裏が秩父平あたりか。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/22/13/9343d6d6831f17ebea06f1ca55a07cce.jpg)
チボ岩。ガレた大きな涸れ沢を横断する。ここも足の置き場は見事に整備されている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/37/86/dbcded20e39899734320eb06a0bc3c52.jpg)
振り返ると、穂高連峰、焼岳の先に、乗鞍岳が見えてきた。
快晴なのはいいが、例年より数℃は暑いようだ。じわじわ身体に効いている上り坂だが、
登っていくにつれ、見える山が変わっていくのが楽しみだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/31/d1/e903213aabae09cda6d41fd599ab151f.jpg)
鏡池で、上々のコンディションの"逆さ槍"を楽しんだあと、鏡平山荘に到着。
ここでトイレ休憩を含め、リフレッシュ休憩をとることにした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/43/ad/64588444a1c7c21fd4f9d02e26969ad7.jpg)
鏡平山荘といえば、かき氷なのだが、自家焙煎のコーヒーもご自慢。
コーヒー党としては、これは見逃せず。アイスコーヒーフロート(1,200円!)を奮発。
きれいな空気、絶景、上天気もコーヒーの味を後押しし、それはそれは美味かった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/07/15/944d2af9f29295ee5280a2a18a9b96a6.jpg)
山荘をあとにする。急登が始まる。あっという間に標高を稼ぐ。
振り返ると槍ヶ岳と、さっきまでいた鏡平が見える。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/12/23/d7198331022e339cc84849d2f6a62a4b.jpg)
暑い中、弓折乗越に向かう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7c/8b/c1acf39b6bd4469989ef06696d20dc32.jpg)
弓折乗越に到着。休憩して涼もうと思っていたのだが、じっとしているとギラギラ太陽でジリジリ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1c/0e/009e4fee30084cf7781a323054afca81.jpg)
弓折岳方面を振り返る。さっきまでの風景よりも雄大な印象になってきた。
いよいよ稜線に乗ったぞ実感する。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/13/44/6a7b087a3fc6a68857414d57817eb237.jpg)
"花見平"を通過。
今回の山行で見かけた高山植物は、後日紹介するが、道中ずっと、いろいろな花を
楽しみながら登ってきた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/79/58/303e62a7616802217596ee4c0cfd40a2.jpg)
小さな池塘の脇を抜ける。こうした変化があるの楽しい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/44/f6/9aa98fa78bf9a8b83fe00515332d08ce.jpg)
双六岳と樅沢岳の間にあるゆるやかな鞍部は、さまざまな山へのアクセスが便利な
"交通の要所"。そこに双六小屋が建つのは必然だったのだろう。
背後には鷲羽岳が迫力の山容を見せ、左奥に水晶岳(黒岳)が顔を覗かせる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/28/19/64e808bf24f121c92b28ce25abf8e8d2.jpg)
双六小屋に到着。ちょうど昼食タイムだったので、人であふれていた。
日陰を見つけて昼食休憩をとった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3a/d9/9d66d1a47c3286c28df3dbc7ff6d5257.jpg)
往路は、パーティの負担を考慮して、双六岳、三俣蓮華岳には登らず、三俣山荘への
巻き道を利用する。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/55/11/895a181231653b34a3be6126d3643f4a.jpg)
巻き道とはいえ、微妙にアップダウンがある。また、足元は転石が多いところもあり、
決して手抜きできるわけではない。高山植物は稜線ルートより多い気がした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1a/22/9435b7f90345c08d312ab6c34c822bbc.jpg)
槍ヶ岳は、こちらが移動するたびに少しずつ、その表情を変える。
徐々に、北鎌尾根のギザギザの全貌が見えてきた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/04/6c/18c19d4fc9bb2167a27e02a43c0fbf30.jpg)
三俣峠を過ぎると、今日のゴール、三俣山荘が眼下に見えた。
あと少し、という、最後の下り坂が、なかなか長く感じた。
テント場は満員状態で、あとから着いたハイカーたちは、やむをえず斜面にテントを張っていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5e/43/3431fa90613ba88528e8b7a5ea116837.jpg)
三俣山荘に到着。
ジビエ料理の食事が楽しみだ。
なお、稜線上の小屋は、今シーズンはどこも水不足で大変なようだ。
この小屋でも、テント場の水場から各自で汲んできて、洗面用などに使ってほしいとのことだった。
我々は事前に、すれ違った登山者からこの情報をゲットできたので、小屋に入る前に
ペットボトルに水を補充していた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/68/24/d51f121f19713182f5f732e8f1970233.jpg)
夕日をあびる鷲羽岳。鷲が羽を広げている様子に見えてきた。
夕食に、名物のシカ肉シチューを楽しみ、夜は涼しさを感じながらぐっすり眠った。
(2)につづく