Mr.Dashのぶろぐ館

奈良・大阪・日本アルプスの山々が大好きな、Mr.Dashのブログです。

2019年5月4日(土) [鈴鹿]石谷川本流、今年初の沢登りは、Oさんの沢デビュー!

2019年05月06日 | 沢登りの記録
■メイン写真
しだいに暖かくなってきたので、積極的に水に入ってみた


■今回のコース
池山集落⇒砂防ダム(クルマ止め)→入渓→頂礼井戸ノ滝(2段12m)→赤い壁→七つ釜→
茸谷分岐→白雲の滝→営林小屋跡→(林道)→砂防ダム(クルマ止め)⇒
総合保健福祉センター内「白鳥の湯」


岳友たちとの鈴鹿山行の最終日。この日はOさんの沢デビューだ。
実を言うと初日、2日目の山行は、この日のための岩場歩行やトラバースの練習を
兼ねていたのだ。

石谷川本流は、南側から仙ヶ岳へ突き上げる沢で、登山道が沢の近くを並行している
こともあり、初心者に向いている。
難しいところを正面突破したり、深い淵を泳いだりすればグレードは上がるが、
すべて巻くことができるのもいい。

クルマで砂防ダムまで入る。
池山集落を抜け、新名神の高~い橋脚のほぼ真下で右折。
茶畑のY字路を左へ進むと、あとは道なりだ。荒れ気味の細い未舗装林道なので
現在でも4WD車をお勧めするが、おそらく早晩、通行できなくなるだろう。



砂防ダムのクルマ止め前に3~4台が駐車できる。
準備を整え、「小矢場峠コース」の標識に従い、ダムの上部に下りていく。



この季節、まだ朝から積極的に水に入るのも寒い。



足下が冷たいっ! 極力、濡れないように進む。
憧れの沢登りだが、最初はこわごわの足取りのOさん。



頂礼井戸ノ滝。6mの滝が2つ続く。ここはおとなしく巻いた。



太ももまで浸からざるをえないところも出てきた。寒いっ!



それでもこの日は太陽の光が燦燦と降り注ぐ好天。助かった。



Me.Dashが岩をホイッと越えたが、後続が来ない。
岩の間にマムシがいたのだという。悪い、全く気がつかなかった。
もっとも、マムシ君、まだ身体が温まっていないようで動作はかなり鈍かった。



右岸(向かって左)に赤い壁が見えてきた。こういうのも現在地確認の重要な手がかり。



7m滝が出てきた。淵は深い。
トポは右を高巻くように記してあったが、左にトラロープがかかっているので、
そこをへつることにした。



「この固定ロープ、頼りにしていいのかな」と確認中。
冷たい水に落ちたくないもんね。



初心者もいることだし、自分を含めその他のメンバーも今年の初沢なので、
結局、持参したザイルでフィックスを張ることにした。



初日、2日目も含め、ここまでかなり順調に予定を消化してきたのだが、
なんと、ここでハプニング発生。
Y沢氏が履いていた沢靴のソールがみごとに剥がれてしまったのだ。
いつも持っていた針金と三角巾で応急処置はしたものの、シビアな登攀は難しく
なった。なんとか、ごまかしながら行くしかない。



昼が近づくにつれ、気温はグングン上昇。



この沢一番の難所、七つ釜。
深いゴルジュの入口にシャクナゲが満開。なんという景観!
ここを泳いで正面突破する気力はないので、少し戻って、迷わず左から巻く。



巻き道で咲いていたイワカガミ。



さっき上の方に咲いていたシャクナゲ。



巻き終えて、再び流れに舞い戻る。
だいぶ気温が上がってきたので、ここからは積極的に水に入っていくことにした。
Oさん、待ってましたとばかりに突入。



いったん全身ずぶぬれになってしまったら、怯むものはない。



水圧体験(笑)。
水に負けないように、お助け紐で確保。



明るいナメではしゃぐ。



突然、堰堤が出てきたのにはちょっと… まあ仕方ない。



堰堤を巻いたらすぐに、この沢で最大の落差という白雲ノ滝に到着。
まだまだ時間に余裕はあったが、Y沢氏の靴は、とうとう左右ともソールが剥がれて
しまったので、滝を登るのは諦め、ここで遡行を打ち切ることにした。
次の機会には必ず登ってやる。



滝からほんのわずかのところに平坦地がある。
かつて営林小屋があった場所だ。今は小屋の残骸と山ノ神の小さな祠が残るのみだ。
ここからは林道であっという間に駐車地に戻れる。
林道はところどころ大きな落石で荒廃が激しいが、歩くには問題なかった。

今年はプライベートの沢登りも何本かやりたいな。


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