Danchoのお気楽Diary

高校3年間応援団だった「応援団バカ」の日記。スポーツ観戦や将棋等の趣味の他、日常感じる事を、「ゆるゆる」綴ります。

追悼・将棋好きの石立 鉄男 さん(2)/『スチュワーデス物語』でのご活躍(1)

2007-09-01 13:28:25 | 将棋
将棋界は、森内名人が「十八世名人」の永世称号獲得、佐藤棋聖の6連覇達成、そして現在、王位戦第5局が終わり、間もなく王座戦も始まるといった状況で、タイトル戦も目白押しです。

そして、今日から9月に入りました。

ですが、3ヶ月前の6月1日…船戸 陽子 女流二段のブログで既報どおり、故・高柳 敏夫 名誉九段の道場で、良く将棋を指していらっしゃった、将棋が大好きな俳優の石立 鉄男さんが、急逝されました。
心より、ご冥福をお祈りします。

今日から、石立さんを追悼する意味で、石立さんがご出演なさっていた数多くのドラマのうち、小生自身が映像として所有していた『スチュワーデス物語』全22話を通してのご活躍の様子を、画像引用して2~3話/回のペースで、可能な限り石立さんの月命日にあたる毎月1日に、紹介したいと思います(以下、敬称略)。

およそ10回に渡る、「シリーズ記事」になります。
(ちょうど10回で完結となると、最終回が石立さんの1周忌にあたることになりますね。)

また、大変古い画像ですので、若干お見苦しい点はご容赦ください。
mitamuraさんのお株を奪うようで恐縮ですが…。)

【画像引用】

TBS系列 大映テレビ製作ドラマ 『スチュワーデス物語』 第1話&第2話

【ストーリー】

●第1話『先生、好きですっ』


日本航空(JAL)の客室乗員訓練部の訓練課長 柿野 竜太(石立 鉄男)は、自身がチーフパーサーとして国際線のジャンボの乗務員だった時の後輩である村沢 浩 (風間 杜夫)に、フライト先のパリのホテルに電話を入れ、村沢にスチュワーデス訓練担当教官としての辞令が出たことを告げる。(この人事異動は、実は柿野が、村沢のパーサーとしての腕を見込んで仕組んだものであった。)


ドジで間抜けな訓練生・松本 千秋(堀 ちえみ)ら80名がスチュワーデス訓練生として内定し、訓練の「開講式」で、柿野は、村沢や火山 さと子 (秋野 暢子)らといった各期の担任訓練教官を紹介する。
松本 千秋や、東京の蕎麦屋の一人娘の木下 さやか(山咲 千里)、北海道のとびきりの優等生の石田 信子(高樹 澪)、航空一家の「ぶりっ子」の中島 友子 (白石 まるみ)、大阪の根性娘の池田 兼子 (春 やすこ)、意地っ張りな九州女の落合 克美 (松岡 ふたみ)らが所属する478期には、村沢が担任教官に指名される。松本と村沢の、訓練を通じた『愛のドラマ』の幕開けである。


ところが、訓練教官としての情熱も熱意もなく、再びジャンボの乗務員としての人生を歩みたい村沢は、訓練生への指導態度もいい加減で、それを柿野に咎められる。訓練教官としてやる気のない村沢は、柿野に「生きた屍にするのか」と詰め寄り、柿野も困惑する。


柿野に指導態度を咎められた村沢は、投げやりに今度は乱暴な指導態度に豹変する。元々478期の劣等生の千秋にも冷たく当たる。
これを見かねた千秋は、村沢の指導態度を「あんなのしごきじゃない…嫌がらせだ」と詰め寄り、劣等生の自分を見捨てないようにと懇願する。しかし、村沢の訓練教官としての情熱のなさが、千秋の態度を不遜と見識を誤らせ「頑固で強情なので不向き」と一蹴する。
スチュワーデスになることが一生の夢で、義父の誠治(長門 裕之)からも実家を追い出された千秋は、そこで村沢に「だったら、死ぬしかない…でも、私を殺したのはあなただわ」と、本気で死ぬ覚悟で立ち去る。


自分の決めた『夢』に向かって、真っ直ぐにひたむきな態度の千秋に根負けした村沢は目が覚めたかのように態度を改め、千秋をスチュワーデスに育て上げることを『夢』と柿野に宣言する。「三日坊主のお前のことだ、当てになるものか」と答えるが、嬉しそうだ。
翌日、村沢はこれまでの指導態度を478期生全員に詫び、訓練生に制服を与える。
さらにその翌日、初めて制服に袖を通した訓練生を代表して、千秋に朝礼で感想を述べさせるが、千秋はそこで「私…村沢教官が好きですっ」と同期生の前で告白してしまう。これが単なる教官への憧れでなく、初恋なのだから凄いことだ。

●第2話『憎らしい先生』


ジャンボの見学のために、村沢は日直の千秋に『整備工場』に集合するように言付ける。しかし478期の訓練生達全員が、途中で出会った先輩スチュワーデスの格好に見とれてしまい、道草をしてしまう。その間に、ドジな千秋は村沢が指示した集合場所を『装備工場』と勘違いし、結局『整備工場』への到着が遅れ、見学スケジュールが台無しになってしまった。
村沢は、そんな訓練生の『甘え』を鍛えなおそうと、罰走を全員に命じる。


この村沢が課した罰走を見かねた火山は、柿野に「酷すぎ」と詰め寄るが、罰走を課した理由を柿野が村沢に問い詰めると、その回答内容に火山も賛同してしまう。この火山の態度の豹変振りに柿野も振り回されるが、どうも火山は、村沢に対し「個人的な感情」がある模様…。


『ルートインフォメーション』の授業で、村沢の質問に窮する千秋は、村沢に居残りを命じられるが、これは、村沢が千秋を特訓するためであった。
劣等生ではあるが、音楽や音に敏感で、リズム感が抜群の千秋の特性を見抜いていた村沢は、全便の経由国の特徴ある音楽を聴かせて、千秋に『ルートインフォメーション』の特訓を行う。
すると千秋は急に肩の力が抜けて、全便の経由国が音楽を通じて答えられるようになる。


『ルートインフォメーション』の試験当日。478期の試験官は479期担任教官の火山。
千秋はそこでも、特訓の成果を遺憾なく発揮し、見事合格する。千秋の合格は、すなわち478期全員の合格を意味し、478期全員一発合格に柿野も大喜び。
罰走を課した村沢の指導方法にお冠で、この試験に1人でも落第したら「教官失格」の烙印を押すつもりの柿野だったが、逆に「どういう指導をしたのか」と感心し、478期を村沢に全面的に任せることにする。


『ルートインフォメーション』の試験に全員一発合格したことを村沢は478期生に伝え、お互いに御礼を言い合う。
その喜びと共に、478期の同期生と教官との『絆』の堅さの象徴として、自前で赤いTシャツを作成して披露する(胸に白抜き文字で『HIROSHI'S 478』とプリントされている)。
なお、この時、風間 杜夫の「歌手」としての唯一の曲である『100℃でHeart Beat』という挿入歌が披露され、それにあわせて全員が輪になってダンスする「滑稽なシーン」も登場する。


そんな様子を「全員担当教官への入れ込みすぎ」と嫉妬の眼差しで見つめる火山。
そんな火山に「君も入れ込んでいるんじゃないか?…あの村沢に」と柿野も皮肉って第2話終了。



これが、エンディングテロップが流れている時に映し出された「滑稽なダンシング・シーン」である(ウィキペディアの記事でもその様に紹介されている)。
なお、初めからの数話は、エンディングテロップのバックイメージ映像が凝っているので紹介していこうかと思っている。


【編集後記】

実は、暇を見つけては全22話を繰り返して視聴しているが、石立さんの声が実に若々しく、未だに亡くなったことが信じられないでいる。
このドラマは、色々な意味で話題を提供している上に、石立さんが出演しない回が全くないので、余計にその存在感を引き立てている。
月命日毎に、シリーズ化することで、石立さんの供養になることを願って止まない。
返す返す、将棋界にとっても、芸能界にとっても、大変貴重なお方を失った気がする。残念でならない。


【予告】

次回は、第3話からの数話をご紹介します、エントリーは10月1日の予定です。
お楽しみに。

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