Danchoのお気楽Diary

高校3年間応援団だった「応援団バカ」の日記。スポーツ観戦や将棋等の趣味の他、日常感じる事を、「ゆるゆる」綴ります。

応援団に捧げた青春(11)/新入生歓迎コンパ

2007-07-04 00:08:13 | 応援団シリーズ化記事
小生も入部後、全体練習に加われて間もない頃だったと思います。

結局13名入部、既に1名退部して、13番目に入部した小生を含めた12名の新入部員を迎えた、応援指導部の『第62代』。

新入生の部活動への入部活動もひと段落した応援指導部でも、他の運動部もやっているかどうかは定かではありませんが、ある1日の放課後をフリーとして、上級生の先輩方が日程をセッティングして、小生達1年生部員の歓迎の意味で、「歓迎コンパ」が行われました。

確か、5月の連休に入る前だったと思います。4月の末に近い頃ではなかったでしょうか?

上級生達がコンパをするための放課後のある教室を、職員に許可を取って借用し、そこに、1年生の座席と対面する形で上級生達の机を並べ、あらかじめ調達したジュース(学校近くにある、現在は「クルトン」と店名を変えた「後藤商店」(詳細は、カクパンさんのブログで述べられています)という駄菓子屋から、チェリオを調達したのではないかと思います)や、お菓子を取り分けて人数分並べ、会場のセッティングを2年生が陣頭指揮を執りながら、小生達1年生部員が実働部隊で動いて行い、全ての準備が整ってから、お待ちいただいている3年生リーダー幹部を、部室から会場にお招きして、「新入生歓迎コンパ」が始まります。

会場に3年生幹部が到着し、「座っていいよ」とお声がかかるまでは、起立し、直立不動で待たねばなりません。
(実は、その起立する時の姿勢も、しっかりした規律があります。それほどの「徹底ぶり」です。)

そして、その内容は、当然小生達1年生を歓迎する目的ですから、先ずは団長を務められるSJ先輩から始まり、3年生幹部御一人ずつお話を頂戴し、その後、3年生幹部から直接「お前、やれ」と指名を受けるか、または自主的に「私がやらせていただいて宜しいでしょうか」と3年生幹部にお伺いをたて、了承を得てから、殆ど全て2年生の先輩方が、「余興」を時間一杯になるまで行って下さいます

このときは、1年生は、全ての余興で「絶対に笑わないといけない…」ということは…さすがにありません。その点はある意味「無礼講」です。
(ただ、行儀の悪い仕草などは当然できません。この行事が終了し、3年生幹部が全員帰宅後、2年生の先輩から、やっぱりお咎めがあります。その役割はK先輩が主に担っていましたが…。)

3年生幹部から、面白ければ「面白いじゃん」などとコメント(今でいう「ツッコミ」)が入るし、小生達1年生も、そんな余興に対しては大笑いして構いません

ただ、面白くない余興も当然あるわけで、その時は、1年生は「つまらない」という顔さえしなければOKです。

そんな余興に茶々を入れたり、いちゃもんをつけるのは、3年生幹部の仕事です。
「おい、T(小生を執拗に勧誘なった、現在は存命でない当時2年生の先輩です)…今の面白くなかったぞ
「I…なかなかリアルで良いじゃん
といった感じで、一つ一つの余興に、3年生幹部からコメントが入ります。

でも、来年は小生達がこの役をやらねばならないと思うと、ちょっと深刻な受け止め方をしていました
小生…「笑いを取る」といったエンターテイナー性は、性格から持ち合わせてはいなかったので、人をどうやって笑わせればよいか…既に困っていましたね

面白い余興に「面白い」、つまらない余興に「つまらない」と、はっきり両極端な意見をなさるのは、鬼のリーダー長のKA先輩でしたね。

そこまで厳しくはないけれど、団長のSJ先輩も意見をしてました。
団長のお立場ですから、これは致し方ないと思います。

副団長のSS先輩は、本当に物静かで、あまり意見をすることはなかったですね。

一つ一つの余興に対して、お互い顔を見合わせて、「あれ、こうやった方が面白いよね」とか、「あの余興のオチ…分かった」と、雑談しながら時々意見をなさっていたのは、MY先輩とKT先輩でした。でも、このお二人は、基本的に、こういう場では「白けさせるような厳しさ」を決して放たなかった御方でしたね。
特に、お互いOBとなった今も、小生と親交のあるKT先輩は、本当に心根がお優しい御方でした。
(あと数話後に、KT先輩の現役当時の小生の思い出は、このシリーズで記事にする予定です。)

でも、始まってしまうととにかく時間はあっという間。
2年生の先輩方の凄さみたいなものを、とても感じたけど、楽しめた1日でしたね

最後に確か副団長だったSS先輩が、締めの挨拶をして終わったよううに記憶していますが…これで、1年生への「精一杯のもてなし」行事も終わり、1ヶ月強に迫った、ステージ演技『臙脂の集い』に向けた、準備も多忙な傍らで、練習も厳しさに一層の拍車がかかっていきます

技術はもちろん、体力的にも基本が全くできていない1年生をステージに立たせるために、それは先輩方はとても厳しかった…

次回から、いよいよこの『臙脂の集い』に向けた、練習やその準備…そしてステージ演技本番までを、じっくりと、リアル感たっぷりにお届けしたいと思います
(本当は、野球の春季大会の応援もこの後すぐにあったのですが、これはちょっと後に、ドラマティックな展開があるので、当面後になりますが、そこでお話したいと思っています。)

なお、そんな厳しい練習の最中、とっても心根がお優しいKT先輩のことを、途中触れます。

本シリーズ…ちょっとペンディングになりましたが(楽しみになさっていた読者の皆さん、申し訳ありませんでした)、今月からペースアップしていきますので、どうぞお楽しみに
Comments (2)
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