Danchoのお気楽Diary

高校3年間応援団だった「応援団バカ」の日記。スポーツ観戦や将棋等の趣味の他、日常感じる事を、「ゆるゆる」綴ります。

挑戦者・深浦 康市 八段の積極策が結実!/『第48期 王位戦 第2局』

2007-07-25 20:33:55 | 将棋
昨日から、北海道帯広市を舞台に始まった『第48期 王位戦』の第2局。

2日目の今日、勝敗が決しましたね

結局、127手までで、挑戦者の深浦 康市 八段が羽生王位を破り、2連勝
タイトル奪取まで、あと2勝としました

この両者は、1996年(この年、小生は社会人になったのですが…)に対戦したときは、羽生王位の4勝1敗で幕を閉じました。
ところが今シリーズは、深浦八段から見た場合、2局目にして、既にこの成績を上回ったことになりますね。素晴らしいです

昨日も、大相撲の関取を例えに出しましたが、本当に「横綱・朝青龍キラーの安美錦」の如く、「羽生キラー」ぶりを遺憾なく発揮しています

この第2局も、棋譜を拝見する限り、自らが「貝を鳴らし」て開戦し、その積極策がそのまま結実したように、小生には見受けられます。

対羽生王位(三冠)には、竜王戦では苦杯を舐めたものの、深浦八段ご自身も…

「戦い方は分かっているつもり。臆することなく戦える相手です

と、堂々と語っているように、なんとも不気味…です。

開幕局と、この第2局を、深浦八段がほぼ「完勝譜」で制したことで、羽生王位の防衛に、「黄色信号」が灯り始めた感がします。

これで、この両対局者の戦績も、両者15勝15敗の「全く」の五分となりました

この第2局を少し振り返りますが、一手損角換わり腰掛け銀の戦形で進んだ1日目の封じ手ですが、小生は第一感で「△4六歩」と予想し、昨日のエントリー記事でも披露しました。

理由も、昨日のエントリー記事の通りです。ほとんど直感です。
(酒宴から戻ってきて、早速棋譜をチェックして…でしたから、本当に勘に頼りました。後手を持ったら、指してみたい手でしたし…。)

控え室では「1番人気」の手だったようですが、ビックリです
またまた、当たりましたね…

ですが、これに自惚れてはいけません
入門者ですから、勉強あるのみです

Logical Spaceさんに、昨日のエントリー記事を拝読をお願いして、この封じ手の意味が、本当に小生の感じたことで合っているのかどうか…質問してみたいと思っています
(Logical Spaceさん、ご教示、宜しくお願い申し上げます。)

いずれにしても、タイトルの行方が、益々混沌としそうな気配ですね…

「九州に、タイトルを…」の意気込みそのまま、深浦八段が羽生王位を倒してしまうのでしょうか…。
羽生王位が、先手番になる次の第3局こそ、貫禄を示す形で打開し、灯った「黄色信号」を、また「青信号」に戻し、結局は防衛に成功するでしょうか…。

先の名人戦では、郷田 真隆 九段が、連勝した後の第3局で、慣れない戦形で挑んだものの、これが引き金で自らのペースを乱してしまい、最後にそれが響いた格好で、森内 俊之 名人の4連覇と「十八世名人」の永世称号獲得を許しています。

その名人戦の最終第7局。
BS2の解説者を担当したのが、深浦八段です。

「名人位は、“選ばれる人がなる”のではなく、“自ら勝ち取りに行くもの”と痛感した」

と、最終第7局を振り返り、ご自身が語っています。

ちょっとした流れの変化が、シリーズ全体の行方にも影響することを、肌で感じ取っているはずです。

これで、1週間後の第3局…益々興味は尽きませんね
Comments (5)
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