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フェルナンド・モンティエル対ルイス・メレンデス(2007/10/04)

2007-10-06 11:12:35 | ボクシング
WBOスーパーフライ級タイトルマッチ

米国ネバダ州ラスベガスで行われた、フェルナンド・モンティエル選手(Fernando Montiel)とルイス・メレンデス選手(Luis Melendez)との一戦はダウン応酬の激戦の末、最終12回モンティエル選手がTKO勝利してタイトル5度目の防衛に成功しています。

大激戦でした。
多彩で正確なパンチを次々に繰り出すモンティエル選手の見事な攻撃に対し、サウスポーのメレンデス選手がガードを固めて被弾を最小限に抑え、要所でシャープで力強い反撃を決めてゆく、緊迫感のある試合展開。
2回に2発強いパンチを決めてリズムを掴みかけたメレンデス選手は、3回モンティエル選手が腰を落としかける強烈な左を決めて優位に立ちました。
モンティエル選手はサウスポーの相手に対してちょっと体が開きすぎな感じで、ガードを下げるスタイルもあって見ていて危なっかしい場面が散見されました。しかし左フックや右ストレート、左右アッパー、ボディへの攻撃などのその多彩な攻撃は素晴らしいものでした。
6回に左でチャンスを掴んでからダウンを奪うまでのモンティエル選手の的確な波状攻撃は見事すぎでした。かなり効いたダウンに見えましたがラウンド終了のゴングに救われたメレンデス選手。続く7回にはやや気を抜いた感のあったモンティエル選手の隙を突いて左フックを決めてダウンを奪い返します。
一気にラッシュを仕掛けるメレンデス選手に対し、モンティエル選手も強気の反撃を見せて会場を大いに沸かせていました。
顔面をボコボコにして出血にも悩まされたモンティエル選手でしたが、後半戦はフットワークを使いながら休むところは休む上手さも見せ、徐々にペースを奪っていきました。
12回、ポイントで劣勢のメレンデス選手はプレスを強めますがモンティエル選手の正確なブローで迎え撃たれ急激に失速。最後の力を振り絞っての前進だったのでしょう。
左フックのボディブローでダウンを奪われたメレンデス選手の体力は限界に達していました。立ち上がったもののモンティエル選手の連打の前にすぐにレフェリーが割って入り試合を止めています。

素晴らしいパフォーマンスで5度目の防衛に成功した28歳のメキシカン、モンティエル選手は35勝(26KO)2敗1分。
メレンデス選手は25勝(20KO)3敗1分。

Montiel retains world title!
Montiel retains Super Flyweight title with stoppage in round twelve.
Montiel keeps WBO junior bantamweight title on 12th round TKO
Montiel TKOs Melendez in Final Round
ダウン応酬!モンティエル最終回TKO勝ち WBO・J・バンタム級戦
写真
FERNANDO MONTIEL RETAINED HIS TITLE BY TWELFTH ROUND TKO OVER LUIS MELENDEZ
10/4/07 Fernando Montiel vs. Luis Melendez
October 4, 2007: Fernando montiel vs Luis Melendez - Las Vegas, NV / Chris Cozzone

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