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アンディ・リー対ウィリー・ギブス(2008/07/19)

2008-08-06 16:25:54 | ボクシング
ミドル級10回戦

3月に番狂わせの初黒星を喫したミドル級の新鋭アンディー・リー選手(Andy Lee)が地元アイルランドで復帰戦に臨み、米国人のウイリー・ギブス選手(Willie Gibbs)に最終10回ストップ勝ちして戦線復帰しています。

04年五輪代表で安定した技術とパワーを持つサウスポーとして期待の高かったリー選手。この日は復帰戦という事もあってか非常に注意深く戦っているように見えた立ち上がりでした。
右の腕を伸ばすようにして距離を測り、左ストレートをリードブローに用いて距離をキープ。
自ら仕掛けていくリードとしてだけではなく、ギブス選手の接近に合わせるカウンターとしても使っていたこの左ストレートで初回から優位に立ちます。この左の返しで放つ右も有効でした。
正確で鋭いこの左リードでリズムを掴むにつれて、右のジャブ、フックのリードもスムーズに出るようになって行き、終始リー選手がペースを握り続けた危なげの無い戦いぶりでした。
度々鋭い攻撃を浴びピンチに陥りながらも、深追いしないリー選手の姿勢もあって踏みとどまっていたギブス選手でしたが、最終回に力尽きます。
試合終了まで残り30秒ほどの場面でリー選手の右フック→左ストレートのコンビを浴びてダウンしたギブス選手。よく立ち上がったもののリー選手の追撃を一方的に浴びた場面でギブス選手コーナーからタオルが投入されて試合は終わっています。
最終ラウンドの残り2~3秒でのストップのように見えたのですが、boxrecによるとKOタイムは2分46秒となっています。

強引に距離を詰めたギブス選手のラフな攻撃を貰う場面も目に付いたリー選手。あんま防御勘は良くないのかな?(=懐の深いボクシングでそれをカバー)とチラと感じました。
ともあれ、まだ24歳のリー選手の巻き返しに期待です。

リー選手は16勝(13KO)1敗。ギブス選手は20勝(16KO)4敗。

Lee TKOs Gibbs!
Andy Lee Gets Career Back On Track With TKO Win
Lee stops Gibbs in Limerick

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