![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/03/51/22e8471ec95e4e61762b0e15110919f6.jpg)
ヘビー級10回戦
2週間前にドイツで行われたスーパーミドル級戦のアンダーカードに、25歳のシリア人ヘビー級ホープ、マヌエル・チャー選手(Manuel Charr)が登場。元世界王座挑戦者のジャマイカ人オーウェン・ベック選手(Owen Beck)との10回戦に最終10回ストップ勝ちした一戦でした。
がっちりとガードを固め、機を見て力強い左フック、右ストレートを打ち込んでいくチャー選手。非常に力の抜けたスナッピーな左右を矢継ぎ早に繰り出してくるベック選手との拮抗したペース争いが続いた序盤戦でしたが、3回にベック選手の左フックをカウンターで浴びてふらついた場面があったように、ベック選手の手数とガードの隙間を縫うパンチがややリードしていたように私には見えた序盤でした。
しかしチャー選手が初回から良かった左ジャブをそれまでよりも多用し始めるとペースが徐々にチャー選手のもとへと移っていきました。ジャブがよくヒットする流れになると、右ストレートや左フックの有効度、的確性も上昇。
中盤以降疲れからかベック選手のペースが徐々に落ちて行くにしたがって、ペースはよりチャー選手のものへとなっていきました。
そして最終10回、かなり疲労がきつくなっていたベック選手に左フックを決めてチャンスを掴み、追撃の右フックで大きくよろめかせた場面でのストップでした。
チャー選手は14勝(7KO)。ベック選手は29勝(20KO)4敗。
Robert Stieglitz, Charr and Boytsov Impress in Magdeburg(Per Ake Persson/BoxingScene)
Manuel Charr: Another heavyweight star arises in Germany(Paul McCreath/EastsideBoxing)
●ヘビー級10回戦
デニス・ボイツォフ対ケビン・モンティ
23歳のロシア人ヘビー級ホープ、デニス・ボイツォフ選手(Denis Boytsov)がケビン・モンティ選手(Kevin Montiy)に2回ストップ勝ちしています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/45/50/6fd44daf73644050df5620492672b733.jpg)
スタートからパワフルな左右の攻撃で圧倒するボイツォフ選手。初回に左右フック連打でダウンを奪い、続く2回に相手のジャブを外してからすかさず当てる左フックで2度ダウンを奪ってのストップでした。
6フィート1インチ(185.4cm)と上背のないボイツォフ選手ですが、ムキムキでぶ厚い体躯から繰り出されるゴツイ攻撃はなかなかパワフルです。
新ホワイトタイソン、との呼び声も上がっているようですが、タイソンのような洗練されたパワーボクシングではなく、体力・腕力に依存するところの大きい欧州型パワーファイターとの印象。ミニゴロタってのが私的にはぴったりきます。
ボイツォフ選手は27勝(22KO)。モンティ選手は17勝(13KO)7敗1分。
デニス・ボイツォフ対タラス・ビデンコ(2009/06/06)
デニス・ボイツォフ対イスラエル・ガルシア(2009/02/07)
2週間前にドイツで行われたスーパーミドル級戦のアンダーカードに、25歳のシリア人ヘビー級ホープ、マヌエル・チャー選手(Manuel Charr)が登場。元世界王座挑戦者のジャマイカ人オーウェン・ベック選手(Owen Beck)との10回戦に最終10回ストップ勝ちした一戦でした。
がっちりとガードを固め、機を見て力強い左フック、右ストレートを打ち込んでいくチャー選手。非常に力の抜けたスナッピーな左右を矢継ぎ早に繰り出してくるベック選手との拮抗したペース争いが続いた序盤戦でしたが、3回にベック選手の左フックをカウンターで浴びてふらついた場面があったように、ベック選手の手数とガードの隙間を縫うパンチがややリードしていたように私には見えた序盤でした。
しかしチャー選手が初回から良かった左ジャブをそれまでよりも多用し始めるとペースが徐々にチャー選手のもとへと移っていきました。ジャブがよくヒットする流れになると、右ストレートや左フックの有効度、的確性も上昇。
中盤以降疲れからかベック選手のペースが徐々に落ちて行くにしたがって、ペースはよりチャー選手のものへとなっていきました。
そして最終10回、かなり疲労がきつくなっていたベック選手に左フックを決めてチャンスを掴み、追撃の右フックで大きくよろめかせた場面でのストップでした。
チャー選手は14勝(7KO)。ベック選手は29勝(20KO)4敗。
Robert Stieglitz, Charr and Boytsov Impress in Magdeburg(Per Ake Persson/BoxingScene)
Manuel Charr: Another heavyweight star arises in Germany(Paul McCreath/EastsideBoxing)
●ヘビー級10回戦
デニス・ボイツォフ対ケビン・モンティ
23歳のロシア人ヘビー級ホープ、デニス・ボイツォフ選手(Denis Boytsov)がケビン・モンティ選手(Kevin Montiy)に2回ストップ勝ちしています。
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スタートからパワフルな左右の攻撃で圧倒するボイツォフ選手。初回に左右フック連打でダウンを奪い、続く2回に相手のジャブを外してからすかさず当てる左フックで2度ダウンを奪ってのストップでした。
6フィート1インチ(185.4cm)と上背のないボイツォフ選手ですが、ムキムキでぶ厚い体躯から繰り出されるゴツイ攻撃はなかなかパワフルです。
新ホワイトタイソン、との呼び声も上がっているようですが、タイソンのような洗練されたパワーボクシングではなく、体力・腕力に依存するところの大きい欧州型パワーファイターとの印象。ミニゴロタってのが私的にはぴったりきます。
ボイツォフ選手は27勝(22KO)。モンティ選手は17勝(13KO)7敗1分。
デニス・ボイツォフ対タラス・ビデンコ(2009/06/06)
デニス・ボイツォフ対イスラエル・ガルシア(2009/02/07)
パンチはそこそこあるように見えました。
身長はboxrecによると192センチ、だそうです。
世界王座を取れるかどうかってのはそれこそ神のみぞ知る、という事になるんでしょうが、この試合を見る限りその可能性は非常に低いと私は感じました。
ベックに勝ったこの試合はキャリア最大の勝利ですしある程度の注目は集め始めている段階かと思います。試合を見る機会はまたありそうです。
>ゴードンさん
体重自体は100キロ前後なのでそんなに大きな選手とは言えません。つうか小さい。
ただ身長が無い分非常にゴツく見えます。
ハンドスピードはありますが、体全体のスピードは特別早いとは言えないと思います。トロくはないですが。