欧州ライト級タイトルマッチ
ボクシング界最大のホープ、21歳のアミア・カーン選手(Amir Khan)が2008年最初のリングに登場。元世界王者のゲーリー・セントクレア選手(Gairy St Clair)を相手に保持する欧州タイトルの防衛戦に臨み、ジャッジ3氏がいずれも120-108をスコアする完封勝利で2008年のスタートを切っています。
過去KO負けの無い元世界王者セントクレア選手を倒せるかどうか、にも注目が集まった試合でしたが、無理に倒しにいかず自らのプランを貫き通したカーン選手の戦いに落ち着きと安定感が感じられた試合でした。
身長差がかなりある両者。カーン選手が足を使いながらセントクレア選手の射程外からシャープな攻撃を繰り出し続けた12ラウンズ。
ガードをがっちりと固めながらじわじわと前進するセントクレア選手は前には出るものの手がなかなか出ず、カーン選手のアウトボクシングが易々と試合のペースを支配していきました。
セントクレア選手の固いガードの前に決定的な一打を最後まで決めることが出来なかったカーン選手でしたが、ここまでディフェンシブに来る相手ではしょうがないかな?
試合終盤になってようやく手を出してきたセントクレア選手の攻撃を大きく足を使いながら空転させていた場面では、ポイントでの大きなリードを背景に逃げている、ようにも見えたのがちょっと残念に感じましたが、この日の安定感抜群の完勝劇からは成長が感じられました。
以前見せていたムキになって攻めて冷や冷やさせられる場面ってのは皆無でした。こういった活きの良い若者ゆえの青臭さもカーン選手の魅力の一つではあったような気もしますが、今日のところは大人のボクシングを見せて完封劇を演じたカーン選手を素直に称えておきたいと思います。(←なんか偉そうだなワタクシw)
カーン選手は16勝(12KO)。セントクレア選手は29勝(17KO)6敗2分。
試合動画(youku)
IMPRESSIVE KHAN RETAINS TITLE
KHAN VICTORY KEEPS HIM ON TRACK FOR WORLD TITLE
Khan shuts out St. Clair!
アミア・カーン対グラハム・アール(2007/12/8)
アミア・カーン対スコット・ロートン(2007/10/06)
ウイリー・リモンド対アミア・カーン(2007/07/14)
アミア・カーン対ステフィ・ブル(2007/04/07)
アミア・カーン対モハメド・メドジャディ(2007/02/17)
この日のアンダーカードでは二人のWBU王者が登場。
セミに出場したウェルター級王者のマイケル・ジェニングス選手(Michael Jennings)はロス・ミンター選手(Ross Minter)とのタイトルマッチに9回ストップ勝ち。
ミンター選手のインファイトからの強打に苦しめられながらも激戦を制しています。良い試合でした。
もう一人のWBU王者、フェザー級王者のデリー・マシューズ選手(Derry Matthews)はニコロス・ベルカツァベリ選手(Nikoloz Berkatsashvili)との無冠戦に初回ボディブローでノックアウト勝ちしています。
ジェニングス選手は32勝(15KO)1敗。ミンター選手は17勝(8KO)3敗。
マシューズ選手は20勝(11KO)。ベルカツァベリ選手は14勝(5KO)2敗。
ボクシング界最大のホープ、21歳のアミア・カーン選手(Amir Khan)が2008年最初のリングに登場。元世界王者のゲーリー・セントクレア選手(Gairy St Clair)を相手に保持する欧州タイトルの防衛戦に臨み、ジャッジ3氏がいずれも120-108をスコアする完封勝利で2008年のスタートを切っています。
過去KO負けの無い元世界王者セントクレア選手を倒せるかどうか、にも注目が集まった試合でしたが、無理に倒しにいかず自らのプランを貫き通したカーン選手の戦いに落ち着きと安定感が感じられた試合でした。
身長差がかなりある両者。カーン選手が足を使いながらセントクレア選手の射程外からシャープな攻撃を繰り出し続けた12ラウンズ。
ガードをがっちりと固めながらじわじわと前進するセントクレア選手は前には出るものの手がなかなか出ず、カーン選手のアウトボクシングが易々と試合のペースを支配していきました。
セントクレア選手の固いガードの前に決定的な一打を最後まで決めることが出来なかったカーン選手でしたが、ここまでディフェンシブに来る相手ではしょうがないかな?
試合終盤になってようやく手を出してきたセントクレア選手の攻撃を大きく足を使いながら空転させていた場面では、ポイントでの大きなリードを背景に逃げている、ようにも見えたのがちょっと残念に感じましたが、この日の安定感抜群の完勝劇からは成長が感じられました。
以前見せていたムキになって攻めて冷や冷やさせられる場面ってのは皆無でした。こういった活きの良い若者ゆえの青臭さもカーン選手の魅力の一つではあったような気もしますが、今日のところは大人のボクシングを見せて完封劇を演じたカーン選手を素直に称えておきたいと思います。(←なんか偉そうだなワタクシw)
カーン選手は16勝(12KO)。セントクレア選手は29勝(17KO)6敗2分。
試合動画(youku)
IMPRESSIVE KHAN RETAINS TITLE
KHAN VICTORY KEEPS HIM ON TRACK FOR WORLD TITLE
Khan shuts out St. Clair!
アミア・カーン対グラハム・アール(2007/12/8)
アミア・カーン対スコット・ロートン(2007/10/06)
ウイリー・リモンド対アミア・カーン(2007/07/14)
アミア・カーン対ステフィ・ブル(2007/04/07)
アミア・カーン対モハメド・メドジャディ(2007/02/17)
この日のアンダーカードでは二人のWBU王者が登場。
セミに出場したウェルター級王者のマイケル・ジェニングス選手(Michael Jennings)はロス・ミンター選手(Ross Minter)とのタイトルマッチに9回ストップ勝ち。
ミンター選手のインファイトからの強打に苦しめられながらも激戦を制しています。良い試合でした。
もう一人のWBU王者、フェザー級王者のデリー・マシューズ選手(Derry Matthews)はニコロス・ベルカツァベリ選手(Nikoloz Berkatsashvili)との無冠戦に初回ボディブローでノックアウト勝ちしています。
ジェニングス選手は32勝(15KO)1敗。ミンター選手は17勝(8KO)3敗。
マシューズ選手は20勝(11KO)。ベルカツァベリ選手は14勝(5KO)2敗。
http://www.sportinglife.com/boxing/news/story_get.cgi?STORY_NAME=boxing/08/02/03/BOXING_Khan_Nightlead.html
今年中に世界王者になってやる、とカーン選手自身は述べているようですが、まだ具体的なターゲットが誰なのかはよくわかりませんねぇ。
カサマヨール選手は前回の試合は酷かったけどまだちょっと怖い気もしますねぇ
デビッド・ディアス選手を英国に呼ぶことができれば今やっても勝てそうに思えるんですが、どうでしょう?
まだもう少し経験を積んでからでも遅くは無いと思う反面、今の勢いで一気に行ってもらいたいとも、、
とかなんとか勝手に心配とかしながら、有望な若手の成長過程を眺められるのは幸せですね