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ウイリー・リモンド対アミア・カーン(2007/07/14)

2007-08-03 21:30:52 | ボクシング
英連邦ライト級タイトルマッチ

3週間も前の試合なんですが、、
英国期待の新星アミア・カーン選手(Amir Khan)がプロ初のタイトルマッチに登場。英連邦王者のウイリー・リモンド選手(Willie Limond)に挑戦し、6回にダウンを喫するピンチを跳ね返して8回終了TKO勝ちを収め、新王者の座に就いています。

少年のようなルックスのカーン選手の内側に秘められた、タフな闘争本能を垣間見れた好試合でした。
いつものようにスピードに乗ったシャープなパンチを積極的に打ち込んで行くカーン選手。対するリモンド選手は手数・回転では劣るものの、スピードでは引けをとっていず、力強くシャープなパンチを度々決めていて、なかなかの選手に見えました。
パンチの回転で勝るカーン選手がポイントを押さえるラウンドが続いていたものの、ペースはほぼ互角。リモンド選手のカウンターが危険なタイミングでヒットする場面も少なくなく、緊張感のあるペース争いが続いていました。
6回にリモンド選手のワイルドな右をまともにもらってしまったカーン選手。その後のフォローアップでダウンを喫したカーン選手のダメージは深いように見えました。

おぼつかない足取りで逃げ、クリンチする、そして時には勇敢に打ち合いながら必死にピンチを凌いでいきました。
一発狙いになってしまい大振りが目立つリモンド選手に打ち疲れが見えてきたラウンド終盤には鋭く強いジャブを連続で当ててカーン選手がペースを奪い返しかけ、意外な逞しさを見せてくれました。
続く7回にカーン選手が右ストレートでチャンスを掴み左右アッパーなどの連打で逆転のダウンを奪った場面でリモンド選手のスタミナは底をついてしまったようでした。ふらふらになりながらもなんとかこの回と続く8回を立っていましたが、8回終了後のインターバルでギブアップして試合は終わっています。

初のテストマッチでタフな試合展開を強いられながら、見事にそれを跳ね返した20歳のホープ。
ディフェンス面でのルーズさや攻撃が一本調子すぎる面など、課題も見えたこの日の試合でしたが、また同時に今後にますます期待が高まる熱戦でもありました。

カーン選手は13勝(10KO)。リモンド選手は28勝(8KO)2敗。

KHAN HITS BACK TO CLAIM TITLE
Khan Survives Knockown To Win Title
GBR: Amir Khan v Willie Limond
Khan has much to learn - Warren

試合動画(Veoh)


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